ジエゴ・コスタ入団確定、ドログバ交渉、ルカク退団…お騒がせチェルシーの移籍最新ニュース!
「マルカ」は、同時にアトレティコ・マドリードから左SBフィリペ・ルイスとMFチアゴ・メンデスも移籍が確定していると伝えており、これが事実とすると、アシュリー・コール放出でスペシャリスト不在となっていた左SB問題も解決することになります。モウリーニョ監督は、噂になっていたルーク・ショーからは手を引いたのでしょうか。こうなると、来月19歳になるイングランド代表SBの来季の居場所は、サウサンプトン残留かマンチェスター・ユナイテッドへのステップアップの二択となります。
チェルシーの攻勢はまだまだ続きそうで、イギリス紙「デイリー・ミラー」は、モウリーニョ監督が、2年前まで西ロンドンの絶対的エースだったガラタサライのドログバ移籍を熱望している、と報じています。そして最終ラインは、フェリペ・ルイスに留まらず、アトレティコ・マドリードのCBミランダまでスペインから引っ張ってこようとしているとのこと。ドログバは、いかにもありそうなお話ですね。昨季、モウリーニョ監督がインテル時代のエース、エトーを獲ったのと同様、チームの精神的支柱となりえるベテランをうまく活用したいと考えたとすれば、まったく違和感はありません。しかし、ミランダはどうでしょうか。フェリペ・ルイスについては、アトレティコ・マドリードは後釜としてグラナダからシケイラを確保しているといわれており、ほぼ決まりなのでしょうが、ゴディンとのコンビでゴール前に鉄の壁を築いていたミランダを抜かれるのは相当、痛いでしょう。噂になっているユヴァントスのアルトゥロ・ビダル獲得が実現すれば、こちらも成立するのかもしれませんが、さすがにアトレティコ・マドリードがそこまで気前がいいとは考えにくいですね…。
不気味なのは、チェルシーが獲得しようとしている選手のポジションに、アトレティコ・マドリードがすべて獲得候補をおいていることです。
チェルシー移籍報道が出ている選手
⇒FWジエゴ・コスタ、SBフェリペ・ルイス、CBミランダ、GKクルトゥワ(レンタルバック)
アトレティコ・マドリードが獲得リストに入れているといわれた選手
⇒FWソルダード、SBギジェルモ・シケイラ、CB(MF)アルトゥロ・ビダル、GKモジャ
ソルダードのプレミアリーグからの出戻りについては、サポーターが「元レアル・マドリードの選手は要らない」と抵抗。ツイッターで「ソルダードなしのアトレティコ」というハッシュタグまで立っている状態で、望み薄ではありますが、それにしても、パズルのピースはピタリと合います。モウリーニョさん、これでは「FCアトレティコ・ロンドン」ですね。そこまでやりますか!?
さて、こうなると、チェルシー側にも、おもしろくないと感じる選手が出てきます。F.トーレスとデンバ・バは両方残るのだろうかと懸念しつつ、もうひとりいました、そう、ロメロ・ルカクです。
「チェルシーを知っているだろう? このクラブは、毎年のようにストライカーを買うんだ。去年の夏、ドレッシングルームに入った時のことを覚えているけど、そこにはサミュエル・エトーとデンバ・バがいたんだ。僕は、出て行くことになりそうだと思ったよ。ここでは何が起こっているんだ?…しかし問題はない。多くのクラブが僕に興味を抱いており、ワールドカップは移籍を視野に入れている選手にとっては大事な大会。僕もその一人だから、自分のことに集中しないといけない。チェルシーは僕の希望をわかっている」
ダヴィド・ルイス売却で得た高額の移籍金は、ジエゴ・コスタとフェリペ・ルイスでチャラになるので、このうえミランダや、噂のセスク、あるいはコケを獲るとなると、ルカクは売ることになるのでしょうね。なかにはガセネタもあるかもしれませんが、「アシュリー・コールなき後の本職左SB=フェリペ・ルイス」「懸案のストライカー=ジエゴ・コスタ」「テリーの後継者=ミランダ」「ランパードの後継者=セスク」「チェフの後継者=クルトゥワ」「モウリーニョ監督が好むベテランバックアッパー=チアゴ・メンデスとドログバ」とひとつひとつ置いていくと、それぞれぴったりはまります。チェルシーは、来季体制を早々に固めて、ワールドカップ終了後にいち早く新フォーメーションの構築をスタートさせるつもりでしょう。いやいや、来季のプレミアリーグで、このクラブに勝てるイメージはないですね。プレミアリーグでこれほど素早い動きをみせながら、片やでマジョルカの買収交渉をしているアブラモヴィッチオーナーは、やはりただものではありません…。(ディディエ・ドログバ 写真著作者/rayand)
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