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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ行きに備えて英語を勉強…ヴェルナーの行き先はリヴァプールか、チェルシーか?

Timo Werner ‘taking English lessons’ amid Liverpool and Chelsea transfer interest(ティモ・ヴェルナーは、リヴァプールとチェルシーが獲得に関心を示している渦中で、英語のレッスンを行っている)」。イギリスメディア「デイリー・メール」と「ミラー」は、このニュースはバルセロナやバイエルンに打撃を与えたとレポートしています。RBライプツィヒのエースストライカーとして活躍するティモ・ヴェルナーが、自らの行き先をプレミアリーグに絞ったといわれていますが、次の興味は「どちらのオファーに対して首を縦に振るか」です。長きに渡り、リヴァプールがポールポジションと伝えられているものの、冒頭に紹介した「ミラー」の見出しは「リヴァプールかチェルシー」です。

公式戦36試合27ゴール12アシスト、リーグ戦25試合21ゴールという素晴らしい数字を叩き出している24歳のドイツ代表は、ナーゲルスマン監督の采配の下でプレースタイルを変えています。低いポジションでボールをさばくと、味方がパスをつないでいる間に打てるエリアを探し、ラストパスを受けてフィニッシュ。サイドでパスをもらうシーンも目立っており、プレミアリーグにはいないタイプの点取り屋と化しています。

タミー・アブラハムが最前線に張り続けてきたランパードのフットボールよりも、フィルミーノやマネがめまぐるしく居場所を変えるリヴァプールのほうが、ヴェルナーには合っているのではないでしょうか。1月には「プレミアリーグが、最も興味深いリーグであることは疑いようがない」と率直に語っており、同郷のクロップ監督のスタイルにフィットすると確信しているようです。

これまでの流れを振り返ると、レッズ本命は動かしようがありませんが、ドイツメディアは「リヴァプールからのコンタクトはない」と報じています。コロナウイルス対策を講じるユルゲン・クロップ監督はオフィスに顔を出しておらず、補強に関する話はストップしているとのこと。プレミアリーグ首位チームがフリーズしている間に、チェルシーが抜き去る可能性はあるのでしょうか。補強禁止処分により、15ヵ月前のプリシッチ以来の新戦力ゲットとなるブルーズは、リヴァプールと契約締結寸前といわれたモハメド・サラーを横からさらった実績があります。

以前に、ヴェルナーのバイアウト条項は5300万ポンドとお伝えしましたが、このたびの報道によると5100ポンド(約67億6000万円)だそうです。チェルシーは、これを大きく上回る金額を提示すると伝えられていますが、ヴェルナーがロンドンも悪くないと考えれば、クロップ監督とマイケル・エドワーズSCの熱意が届く前に決まってしまう可能性もなきにしもあらずです。英語の勉強を始めたといわれるヴェルナーは、最終的にどんな決断を下すのか。現地の記事をピックアップした日本メディアは、「リヴァプール加入が決定的か」と見出しを立てていますが、ブンデスリーガ屈指のストライカーの移籍話は予断を許さない展開になりつつあります。


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