2026.10.04 イングランド代表
「選手たちは気が散っていたかもしれない」…大騒動の渦中で、イングランド代表が怒涛の7発!
UEFAに要請して6000人の地元の小学生をスタンドに招いたクロアチアのスタッフは、とんでもない惨劇を見せてしまったと頭を抱えているのではないでしょうか。アウェイのイングランド代表は、食事で集まるたびにマンチェスター・シティのスキャンダルの話題で盛り上がっており、トゥヘル監督が「彼らは気が散っていたかもしれない」と認めるような状態でした。
プレミアリーグの行く末が気になる選手たちが揃っていたのに、前半だけで4発のゴールラッシュを実現できたのは、前線の4人が騒動から遠いところにいたからかもしれません。バイエルンのハリー・ケインの後ろに、レアル・マドリードのベリンガムとバルセロナのアンソニー・ゴードン。右サイドにいたのは、寝る前に聖書を読むのを日課とする賢人サカです。
最初のチャンスは3分、ベリンガムの縦パスでボックス左に抜け出したアンソニー・ゴードンのシュートはGKリヴァコヴィッチがセーブ。マーク・グエイからアレックス・スコット、ベリンガムと縦パスが通ったのは8分でした。中央の狭いスペースに転がす10番の絶妙なスルーパスがハリー・ケインに届き、右足の完璧なフィニッシュがゴールの左に突き刺さりました。
21分の2点めは、エリオット・アンダーソンからクアンサー、サカと右に展開したシンプルなアタックでした。左足のクロスはファーにいたアンソニー・ゴードンへ。巧みなトラップでゴールライン際に出たウインガーがグラウンダーをニアに入れ、マークを外したベリンガムが右足でタップしました。ザグレブなら鳴り響く容赦ないブーイングがなかったのも、勝因といえそうです。
39分の3点めも右サイドから。ハリー・ケインのサイドチェンジを受けたクアンサーは、迷わず低いクロスをゴール前に入れました。サカの前でバウンドしたボールがファーに流れ、ダイビングヘッドで決めたのはアンソニー・ゴードン。ワールドカップではレギュラーではなかった11番は、直近のイングランド代表の7試合で4ゴール5アシストと絶好調です。
さらに45分、自陣でカットしたボールが下がっていたハリー・ケインに渡り、左から上がったベリンガムにつながってカウンターが発動。アンソニー・ゴードンとのパス交換でボックス左に侵入したプレーメイカーは、モドリッチを難なくかわして速いボールを中央に送りました。GKの目の前でノーマークだったサカのボレーは、右足でした。
ハーフタイムに3人を代えたスラヴェン・ビリッチ監督は、抜本的な見直しが必要なのかもしれません。53分に中盤でキープしていたエリオット・アンダーソンは、クアンサーとワンツー、サカとワンツーで一気に右から前線に飛び出しました。クロスをスライディングで押し込んだハリー・ケインは、2025年以降のイングランド代表のゲームで21試合20発と無双が続いています。
68分の信じられない6点めは、ルイス・ホールのプレスで詰まったスタニシッチが自爆装置を作動させたようなゴールシーンでした。GKの前にハリー・ケインとサカがいたのですが、ウインガーの頭越しにサイドチェンジをしようとしたのでしょうか。サカが胸で9番に落としてリターンをもらい、右足でリヴァコヴィッチの脇を抜きました。
最後のゴールは87分。自陣にいたベリンガムがラインの裏にロングフィードを落とすと、抜け出したモーガン・ロジャースがGKをかわして左足で流し込みました。ハリー・ケインは2ゴール1アシスト、サカは2ゴール、ベリンガムは1ゴール3アシスト、アンソニー・ゴードンは1ゴール1アシスト。100人限定だったアウェイサポーターにとって、秋の大収穫祭は一生の思い出でしょう。
「素晴らしい勝利だった。試合開始から終了まで、最高のパフォーマンスを見せてくれた。4~5回の決定機を逃したり、ボールを失ったりしたけど、スピード、テクニックのクオリティ、オフ・ザ・ボールのハングリーな戦い方は最高レベルだった」。トゥヘル監督はサブの選手の奮闘も称えており、ウェンブリーのチェコ戦はメンバーを入れ替えるのではないかと思われます。
メディアが不正に関する記事で染まり、プレミアリーグの時が止まっているなかで、スリーライオンズの連勝は数少ない明るい話題です。われわれはフットボールが見たくて、美しいゴールに心を動かされたくて、日々のニュースに嘆き、未来を憂いているのだと強く感じました。ハリー・ケイン、ベリンガム、サカ、アンソニー・ゴードン、モーガン・ロジャース…素晴らしい!
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