【ユーロ2016】痛恨イングランド…追加タイムの同点ゴールで、またも初戦勝利ならず!
開始直後から相手ゴールに迫るイングランドに対して、ロシアも負けじと反撃。どうやらこのゲームは攻め合いになりそうです。7分、ルーニーが右サイドに素晴らしいロングフィード。カイル・ウォーカーがトラップで相手をかわして中に落とすと、ララナのダイレクトショットは強烈でしたが、GKアキンフェエフが上に弾きます。12分のCKは、スモーリングのヘッドがGKの正面。ロシアの最初の決定的なシュートは、17分にFKに反応したイグナシェヴィッチの頭でしたが、こちらもジョー・ハートの守備範囲でした。
イングランドはカイル・ウォーカーとララナ、ダニー・ローズとスターリングのコンビネーションがよく、サイドから何度もチャンスを創るものの、なかなかフィニッシュにつながりません。22分、デル・アリが右に出した見事なスルーパスをカイル・ウォーカーが折り返すも、ララナのシュートは左ポストの外に切れていきます。2分後、最終ラインからのフィードがララナ、スターリングに渡った直線的な攻撃は、スピードに乗ったスターリングがスモルニコフにカットされて打てず。プレミアリーグ得点王のハリー・ケインにシュートチャンスはなく、CKを蹴る姿ばかりが目立ちます。35分にデル・アリが右サイドを突破すると、マイナスの折り返しを受けたのはルーニー。右足のワントラップボレーはアキンフェエフが落ち着いてセーブし、スコアは動きません。ダニー・ローズのロングシュートは外れ、スターリングが入れたきわどいアーリークロスはGKと競り合ったデル・アリが触れず、前半は0-0。イングランドが優勢ながら、イーブンのまま後半勝負です。
セカンドハーフ最初のチャンスは、ロシアでした。ペナルティエリア右からココリンが抜け出し、ラストパスが中に入るも、スモロフが打てずにクリアされてしまいます。53分のイングランドのFKは、クリアを競ったこぼれ球をエリック・ダイアーが中央に通すも、アキンフェエフと1対1になったスターリングはオフサイド。直後にハリー・ケインがもらったFKも、ルーニーのキックはうまく落ちず、バーすれすれに外れます。徐々にロシアのカウンターがはまり始め、イングランドには嫌な時間が続きます。63分、ゴールキックの落としを狙ったスモロフのコントロールショットはわずかに左。スターリングやカイル・ウォーカーのラストパスは、相変わらず中に合いません。
残り20分、サッカーの母国にビッグチャンスが訪れました。ダニー・ローズのグラウンダーをDFがクリアすると、走り込んできたのはウェイン・ルーニー。ペナルティエリアの入り口から放ったボレーは入ったかに思われましたが、アキンフェエフが右手で弾いたボールがポストを叩き、攻撃陣が一斉に天を仰ぎます。しかしその3分後、デル・アリが倒されたFKから、ついにイングランドが先制します。壁の脇を通して直接叩き込んだのは、エリック・ダイアー!ロシアはゴロヴィンをシロコフ、ホジソン監督はルーニーを下げてジャック・ウィルシャーを投入します。プレミアリーグで出場3試合に終わった24歳は、リードしたまま試合を終わらせるというミッションを達成できるでしょうか。86分にスターリングをミルナーに代え、自陣でブロックを形成するイングランドに対して、ロシアは素直なクロスしか攻め手がありません。90分をまわり、勝負は決したかに思われたのですが…。
追加タイム2分、左からのふわりとしたクロス。ここまで競り合いで負けることはなかったイングランドは、最後の最後でダニー・ローズとデル・アリがバシリ・ベレズツキにヘディングシュートを許してしまいました。ゴール左隅に向かって弧を描いたボールにジョー・ハートは動けず、スモーリングの裏に入ったグルシャコフが念押しのプッシュ。このやられ方は、痛恨です。リードを守れなかったイングランドは、ユーロ初戦未勝利記録を9戦に更新しました。
前半のチャンスを活かしていれば…という声もありそうですが、より残念だったのはリードした後の15分の過ごし方ではなかったかと思います。スターリングが中途半端にドリブル突破を図って相手にボールを渡してしまうシーンがありましたが、マイボールをキープしながらうまく時間を遣っていれば、組織で崩すアイデアがなかったロシアにセットプレーを与えることもなく、守り切れたのではないでしょうか。明らかに実力差があり、勝てた試合だっただけに悔いが残るものの、ここはとにかく気持ちを切り替えなければなりません。次のウェールズ戦に勝てれば首位通過が狙える一方、敗れようものなら2年前のワールドカップと同様、悪夢のグループステージ敗退まであるのですから。(エリック・ダイアー 写真著作者/@cfcunofficial )
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監督の差がはっきり出た試合でしたね。
後半からしっかりDFと中盤のスペースを修正してきたロシアと、変化のないイングランド。
交代カードが遅すぎたり。
ルーニーに変わった入ったのが若いウィルシャー。
出来が悪かったスターリングを引っ張り続けたことなど
よくこの内容で引き分けれるなって感心しますね!
ホジソン監督には
色々謎が多かった試合でしたね。
攻撃を停滞させてしまうスターリングをあれだけ引っ張り、意図が見えないウィルシャーの投入など監督が一番足引っ張っちゃってますね。
これではベイルに2発くらい突き刺されそうです。
素直に442のダイヤモンド型がみたい。
更新ご苦労様です。
イングランドやっちゃいましたね、、、。観ている側としては、プレミア一線級の選手が多いので、どんな攻撃をするのか楽しみにしていたのですが、前半で得点を入れられず、スターリングはいつも通りの彼で、ケインは不発と、、、。交代何故ウィルシャー、、、不思議采配が多かったゲームでした。ウェールズ戦も苦戦は必至かと感じさせるゲームでした。ロシアは負けてもおかしくなかったゲームを最後に拾い次々にカードを切った監督の面目躍如といったところでしょうか。
スモーリングとハートのアホ面の失点に悲しくなりました(笑)
うーん、先制点とった後、どうするのかがイマイチでしたね。追加点狙うならケイン、リング、ララナあたりを変えても良かったかなと。コントロールするならミルナー投入やルーニーを一列上げて、ウィルシャーかヘンドとかでも良かったような気がしました。ちょっと前からプレスが来た時の最適解が見つかってなさそうなのが、きついですねー。
おハムさん>
スターリングは、最初は悪くなかったのですが、攻撃の流れを止める存在になったところで変えるべきでしたね。交代にも疑問が残りました。
えじさん>
ですね。出来が悪かったハリー・ケインをヘンダーソンに代えてルーニーを上げる、などといった形のほうがよかったのではないかと思いました。
Mackiさん>
ホジソン監督としては、ウィルシャーは「守備力がある選手で、中盤を締めるために投入」だったのかもしれませんが…。「ドリンクウォーターをなぜ外した」議論に逆流してしまいそうなドロー劇でした。
mufc7さん>
対応できなかったですね。「なかなかいい」という表現が妥当なぐらいのクロス一発でやられてしまうのか…と呆然としました。
リバサポさん>
賛成です。ルーニーに追わせて、後ろをヘンダーソンが締める形など、よさそうですよね。リードを守るためのオプションがなさそうなのが厳しいです。
ウィルシャー投入の意図はなんだったのでしょうか(レスでご指摘はされていますが)、主さんのご意見をもう少し伺いたいです。自分は、あの瞬間から今回の結末がぼんやりと浮かびました。2004年のオランダ対チェコのロッベン下げ、2006年の日本対オーストラリアの小野投入などと似ている流れでしたから(あの時は負けましたが)。
試合、見てきましたが最後粘れませんでしたね…
個人的にウィルシャー投入は悪くはないと思いますがルーニーを変えるべきではなかったです
調子の出ないケインを下げルーニーを前に、スターリング↔︎ミルナーを早めにして中盤ウィルシャーがベストだったと思います
ま、終わった試合は仕方ないので、残り2試合勝てるように修正して欲しいです
次のウェールズ戦がとても重要ですね!
ルーニー交代すべきではない、意見が多いですか、後半の守備をしないルーニーを見て、交代すべきではないって言ってるんですかね?
1点取って引き気味になるくらいなら、どこいるか分からないケインをヴァーディに変えてはっきりカウンター狙いでも良かったんではないですかね。
ルーニー→ウィルシャーの交代は自分も疑問でした。
自分でシュート打って止められた後のカウンターで最終ラインに戻ってきてボール受けてたのもルーニーだったので、守備もそんなに悪くなかったと思うんですが。
戻らない攻め切らないスターリングなんかより全然良かったかと。
スターリング→ヘンドでルーニー前にやれば守備の負担も減ったし、決定機も増えたんじゃないでしょうか。
右サイドはウォーカーよりクラブで一緒のクラインでしょ!って最初思ってたんですが、ララーナ、カイルウオーカーのコンビは思った以上に良かったんで、ちょっと複雑な気分になりました(笑
ララーナが決めてればというのもありますが、勝ててた試合でしたよねー。
次はスタリッジとヘンドも使って欲しいです、ホジソンさん!
queenさん>
基本は、守備の強度を上げたかったのだと思われますが、「具体的にどこをどう」が見えなかったですね。ウィルシャーだったこと自体より、彼を入れてどういう変化をもたらしたかったかがわからないことが、モヤモヤ感につながっている気がします。
新米グーナーさん>
賛成です。手を施すならスターリングとケインのところだと思いました。
おハムさん>
自陣ゴール脇まで戻ってクリアしたりなどしていましたが、「守備をしない」とまで言い切るのはどういう観点でしょうか?
ご さん>
ヴァーディという選択肢は、戦い方をわかりやすくするのでありだと思いました。ルーニー、スター―リング、ケインに関しては同じ意見です。カイル・ウォーカーのほうがナサニエル・クラインよりプレイの幅は広いんですよね。うーん、勝ててましたね!