2022.01.14 FAカップ・リーグカップ2021-22FAカップ・リーグカップ
チェルシー決勝進出、アーセナルは敵地でドロー!激闘のカラバオカップ準決勝レポート!
カラバオカップ準決勝のセカンドレグ、プレミアリーグ2位と6位が激突するロンドンダービー。スタンフォード・ブリッジの初戦を2-0で快勝したチェルシーが、早い時間に得たリードを守り切りました。2007-08シーズンにカーリングカップと呼ばれていたこの大会を制して以来、トロフィーに縁がないスパーズは、ファイナルを目前にして大会を去ることになりました。
アントニオ・コンテ監督が就任してから、公式戦8勝3分3敗と立ち直ったクラブは、筋肉痛のソン・フンミンを欠いていました。直近のプレミアリーグ4試合で3ゴールのハリー・ケインと、好調キープのルーカス・モウラを前線に並べる5-3-2。前で奪ってアグレッシブに速攻を仕掛けるかと思いきや、致命的な3つめの失点回避を重視した布陣です。しかし…。
11分にルカクの決定的な一撃を阻んだGKゴッリーニが、18分のCKで飛び出しが遅れてしまいました。先に触れたはずのボールがリュディガーの頭に当たり、0-1。12月以降の12試合で15失点を喫しているチェルシーですが、2試合トータル3点のリードを失うという展開は考えられません。それでも、勝負を投げてもおかしくない状況から、スパーズはよく戦ったと思います。
40分にリュディガーと接触して倒れたホイビュルグが得たPKは、VARによってボックスの外とジャッジされて取り消し。56分にハリー・ケインが仕掛けた3対1のカウンターも、ケパと交錯して転倒したルーカス・モウラが、PKをもらえず。GKの軽率なキックをボックス手前で突き、ハリー・ケインが左隅に決めた63分のゴールシーンも、エースの前にリュディガーしかおらず、オフサイドを取られました。
いずれも妥当なジャッジでしたが、どれかひとつでも決まっていれば、チェルシーはより厳しい状況に追い込まれていたはずです。2戦連続ノーゴールと結果は完敗でしたが、コンテ監督のチームは着実に強くなっていると実感したホーム&アウェイでした。
本日、アンフィールドで開催されたリヴァプールVSアーセナルは、ファーストレグ。冨安健洋を使えなかったアルテタ監督は、キックオフからわずか11分で1枚めのカードを切らされました。セドリク・ソアレスが右足を痛め、カラム・チャンバースにチェンジ。さらに24分、ロングフィードでジョッタに裏に入られたジャカが、背後から足を高く上げてストライカーの脇腹を蹴ってしまいました。
無謀なチャージは、もちろんレッドカード。28分、アルテタ監督はラカゼットをピッチに残し、エンケティアをホールディングに代えました。出場機会を求めて移籍を志願していた若きストライカーは、出口に近づくのでしょうか。2枚めの交代カードを使った指揮官のテーマは、もはや勝利ではなく、希望をつないでエミレーツに戻ることです。
5-3-1のコンパクトな布陣で耐えたアウェイチームは、ポゼッション20%で後半のピッチに向かいます。攻め続けるリヴァプール。南野、ロバートソン、フィルミーノが何度も左サイドを突破するのを見ていると、冨安の存在がいかに大きいかを実感します。ロバートソンはクロス13本、アーノルドとネコ・ウィリアムズを足すと13本。速いボールと浮き球を混ぜ合わせながら、中央で勝負をし続けたレッズは、人数をかけて守るガナーズを崩せません。
カラバオカップで4試合連続ゴールが期待されていた南野は、90分にクロスのクリアを叩いたハーフボレーを浮かしてしまいました。追加タイムの猛攻は、見応えあり。シュート6本を放った日本代表は、ゴール前でチャンスボールを待ち続けましたが、フリーで打てるチャンスはありませんでした。ポゼッションは78%対22%、シュート数は17対4ながら、オンターゲットは1対1。ストレスが溜まる90分を過ごしたアルテタ監督は、結果には満足しているのではないでしょうか。
トーマス・パーティーとエルネニーはアフリカネーションズカップ、ウーデゴーアはコロナウイルス感染で、ジャカはサスペンデッド。中盤センターの層が薄くなってしまったアーセナルは、ノースロンドンダービーとリヴァプールとのセカンドレグをどんな布陣で戦うのでしょうか。サンビ・ロコンガとパティーノか、ベン・ホワイトを上げるか、チャンバースをまわすか。敵地で0-0はしてやったりですが、アルテタ監督はラクになったとはいえません。
アントニオ・コンテ監督が就任してから、公式戦8勝3分3敗と立ち直ったクラブは、筋肉痛のソン・フンミンを欠いていました。直近のプレミアリーグ4試合で3ゴールのハリー・ケインと、好調キープのルーカス・モウラを前線に並べる5-3-2。前で奪ってアグレッシブに速攻を仕掛けるかと思いきや、致命的な3つめの失点回避を重視した布陣です。しかし…。
11分にルカクの決定的な一撃を阻んだGKゴッリーニが、18分のCKで飛び出しが遅れてしまいました。先に触れたはずのボールがリュディガーの頭に当たり、0-1。12月以降の12試合で15失点を喫しているチェルシーですが、2試合トータル3点のリードを失うという展開は考えられません。それでも、勝負を投げてもおかしくない状況から、スパーズはよく戦ったと思います。
40分にリュディガーと接触して倒れたホイビュルグが得たPKは、VARによってボックスの外とジャッジされて取り消し。56分にハリー・ケインが仕掛けた3対1のカウンターも、ケパと交錯して転倒したルーカス・モウラが、PKをもらえず。GKの軽率なキックをボックス手前で突き、ハリー・ケインが左隅に決めた63分のゴールシーンも、エースの前にリュディガーしかおらず、オフサイドを取られました。
いずれも妥当なジャッジでしたが、どれかひとつでも決まっていれば、チェルシーはより厳しい状況に追い込まれていたはずです。2戦連続ノーゴールと結果は完敗でしたが、コンテ監督のチームは着実に強くなっていると実感したホーム&アウェイでした。
本日、アンフィールドで開催されたリヴァプールVSアーセナルは、ファーストレグ。冨安健洋を使えなかったアルテタ監督は、キックオフからわずか11分で1枚めのカードを切らされました。セドリク・ソアレスが右足を痛め、カラム・チャンバースにチェンジ。さらに24分、ロングフィードでジョッタに裏に入られたジャカが、背後から足を高く上げてストライカーの脇腹を蹴ってしまいました。
無謀なチャージは、もちろんレッドカード。28分、アルテタ監督はラカゼットをピッチに残し、エンケティアをホールディングに代えました。出場機会を求めて移籍を志願していた若きストライカーは、出口に近づくのでしょうか。2枚めの交代カードを使った指揮官のテーマは、もはや勝利ではなく、希望をつないでエミレーツに戻ることです。
5-3-1のコンパクトな布陣で耐えたアウェイチームは、ポゼッション20%で後半のピッチに向かいます。攻め続けるリヴァプール。南野、ロバートソン、フィルミーノが何度も左サイドを突破するのを見ていると、冨安の存在がいかに大きいかを実感します。ロバートソンはクロス13本、アーノルドとネコ・ウィリアムズを足すと13本。速いボールと浮き球を混ぜ合わせながら、中央で勝負をし続けたレッズは、人数をかけて守るガナーズを崩せません。
カラバオカップで4試合連続ゴールが期待されていた南野は、90分にクロスのクリアを叩いたハーフボレーを浮かしてしまいました。追加タイムの猛攻は、見応えあり。シュート6本を放った日本代表は、ゴール前でチャンスボールを待ち続けましたが、フリーで打てるチャンスはありませんでした。ポゼッションは78%対22%、シュート数は17対4ながら、オンターゲットは1対1。ストレスが溜まる90分を過ごしたアルテタ監督は、結果には満足しているのではないでしょうか。
トーマス・パーティーとエルネニーはアフリカネーションズカップ、ウーデゴーアはコロナウイルス感染で、ジャカはサスペンデッド。中盤センターの層が薄くなってしまったアーセナルは、ノースロンドンダービーとリヴァプールとのセカンドレグをどんな布陣で戦うのでしょうか。サンビ・ロコンガとパティーノか、ベン・ホワイトを上げるか、チャンバースをまわすか。敵地で0-0はしてやったりですが、アルテタ監督はラクになったとはいえません。
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