イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

キャピタルワンカップ速報~宮市フル出場のアーセナルは薄氷のPK勝利。しかし4回戦の相手が…!!

マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールの激戦の興奮冷めやらぬなかですが、キャピタルワンカップ3回戦の他会場の結果を速報でお伝えしましょう。まずはアーセナルです。ヴェンゲル監督は、モイーズ監督以上に思い切ったことをしてきました。GKファビアンスキと最近ケガが癒えたヴェルマーレン、アルテタはいいとして、MFがヘイデン、宮市、アイスフェルト、ニャブリ。FWには何と2年ぶりのベントナー!ジルーもエジルも、ラムジー、コシールニーもベンチに入っていません。対戦相手がチャンピオンシップ(2部相当)以下のクラブならいざしらず、バリバリのプレミアリーグ所属クラブ、WBAです。さすがにここまでメンバーを落としたら厳しいんじゃないかと思いましたが…案の定、1対1で延長戦までやって、PKを先に外しながらも逆転して何とか勝利。グーナーのみなさんに「タイトルとらなきゃ解任だ!」とあれだけケツを叩かれながら、ヴェンゲルさんは「プレミアリーグのためなら他は犠牲にしてもいい」という姿勢を崩していないように見えます。よっぽど選手を信頼してるか、それとも自分に自信があるのか…うーん。酸いも甘いもかみ分けすぎて、仙人みたいになってきました。結果的に勝ったわけですから、「さすがヴェンゲルさん、計算通りですね。素晴らしい!」としかいいようがありませんが。

宮市亮は120分フル出場して、疲れてへとへとになりながらも延長戦でも突破を図っていたようです。気がつけば、香川真司より出場時間が長くなりつつあります。あの中田英寿ですら、21歳で降格候補だったペルージャですから、20歳でこのレベルのクラブで戦えているのはすごいことです。早く、ゴールを決めた宮市の笑顔が観たいものですね。

他クラブに目を向けると、ストーク、ニューカッスルは順当に勝ちましたが、スウォンジーがバーミンガムに3-1で敗れました。後半、立て続けに3点を奪われ、追加タイムにボニーがやっと1点返すという完敗。今季、欧州で戦うということでかなり補強したものの、プレミアリーグとヨーロッパリーグで目いっぱいアクセルを踏み、さらに国内カップも…というのは難しいのでしょう。リヴァプールに引き分け、スペインのバレンシアにアウェイで0-3で勝っているクラブの惨敗ですから、これはこれでジャイアント・キリングですね。

キャピタルワンカップ3回戦結果
■9月25日
WBA 1-1(PK3-4) アーセナル
トランメア 0-2 ストーク
ニューカッスル 2-0 リーズ
バーミンガム 3-1 スウォンジー
マンチェスター・ユナイテッド 1-0 リヴァプール

この2日間で3回戦が終わり、16強が揃いました。そして、10月28日の週に行われる4回戦の組み合わせがさっそく決まりましたが、何と!ベスト8を前にして、非情のロンドン・ダービーです。エミレーツでアーセナルが戦う相手は、モウリーニョ・チェルシー。チャンピオンズリーグの「死のリーグ入り」といい、どうも今季のアーセナルはツキがありません。さすがにこのゲームはFWベントナーというわけにはいかないでしょう。カソルラは間に合うんでしたっけ?チェルシーのマタ、F.トーレス、アスピリクエタと、アーセナルのアルテタ、モンレアル。控えに甘んじている選手、ケガ明けの選手が多い両チームのスペイン勢が、この試合のカギを握っているのではないかと思います。ここを越えれば悲願のタイトルの後ろ姿がぼんやり見えてきそうですが、さあ、勝つのはどっち?

キャピタルワンカップ4回戦組み合わせ
サンダーランド VS サウサンプトン
レスター VS フラム
バーミンガム VS ストーク
マンチェスター・ユナイテッド VS ノーウィッチ
バーンリー VS ウエストハム
アーセナル VS チェルシー
トッテナム VS ハル・シティ
ニューカッスル VS マンチェスター・シティ

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す