偏愛的プレミアリーグ見聞録

キャピタルワンカップ準決勝の日程が発表されています。まずは「マンチェスターダービーじゃなくてほっとした」というのが正直なところです。キャピタルワンカップは、準決勝のみホーム＆アウェイで行われますが、プレミアリーグでマンチェスター・シティに4点獲られて大差負けしているわれわれとしては、極力エティハドで試合をしたくありません。よって、決勝一発勝負というドローになったのは、喜ばしい限りです。

■キャピタルワンカップ準決勝組み合わせ
Sunderland VS Manchester United
Manchester City VS West Ham United

ただし、気になるのが日程と対戦相手です。準決勝は、1月6日の週と20日の週に開催されますが、プレミアリーグの対戦相手を確認すると、マンチェスター・ユナイテッドは、6日の週はトッテナム戦の後、20日の週はチェルシーと戦った後です。プレミアリーグで激戦を展開して、抜け殻になったところでサンダーランド、というのは、ちょっと危険ですね。

そしてサンダーランドですが、彼らは今季に向けてかなり大量に補強しており、ほんとうは最下位になどいてはいけないチームなのです。GKには元アーセナルのマンノーネ、DFは元マンチェスター・ユナイテッドのウェズ・ブラウンとジョン・オシェイ、元リヴァプールのドッセーナ。MFには韓国代表のキ・ソンヨン、スウェーデン代表54キャップのバリバリのレギュラー、セバスティアン・ラーション、イタリア代表40キャップのジャッケリーニ、イングランド代表アダム・ジョンソン。FWはスコットランド代表のスティーヴン・フレッチャー、アメリカ代表63試合21得点で、最年少ハットトリックの記録を持つアルティドール、リヴァプールから移籍してきたボリーニ。ビッグクラブ経験者と現役代表選手を足しただけで、11人は余裕で超えます。

確かにまだフィットしていない選手もいて、トッテナムがそうであるようにチーム作りは大変なのでしょうが、それにしても最下位はないでしょう、この顔ぶれで。プレミアリーグでわずか2勝しかしていないにもかかわらず、マンチェスター・シティとチェルシーに勝っているチームでもあります。昨季のウィガンやスウォンジーの例もあるように、カップ戦で勢いにのったチームは怖いですからね。昨日のストーク戦のようなふわっとした試合をしていたら、間違いなく2～3発刺されます。

マンチェスター・シティのほうは、アウェイ一発ならまだしも、2試合やってウエストハムに足をすくわれる可能性はほぼないでしょう。油断せずに準決勝を切り抜け、決勝はマンチェスターダービーで倍返し、でいきましょう。といいつつ、心のなかではウエストハムを応援しています。かなり、本気で…！