サンダーランドがセインツ撃破でFAカップもベスト8!吉田麻也、一瞬迷ったパスミスに泣く!
前半は、中盤でのせめぎ合いが多い互角の展開です。セインツはセンターMFのワンヤマがきいており、中盤の守備を落ち着けながら左右に球を散らすハブの役割となり、ララナやSBクラインが右サイドから攻撃を仕掛けます。32分、37分にはいずれもこの2人を起点としてクロスが入り、リッキー・リー・ランバートがシュートを放つも惜しくもゴールはならず。サンダーランドもイタリア代表MFジャッケリーニやボリーニを中心に攻め込みますが、なかなかシュートにつなげられません。
セインツのCBは、ケガで戦列を離れているデヤン・ロブレンとプレミアリーグではレギュラーのフォンテがスタメンを外れ、吉田麻也とホーイフェルトのセットです。前半の吉田麻也は、前線への効果的なフィードができず、25分に左サイドでイエローカードを受けたりしたものの、守備ではまずまずの出来。この集中力をキープして90分戦えれば、サンダーランドにゴールを奪われることはないだろうとみていたのですが…。後半に入った50分、サンダーランドの先制点は、吉田麻也のミスから決められてしまいました。
ハーフライン付近でボールを持っていた吉田麻也は、パスコースが見つけらずに迷って相手に詰め寄られると、安全にサイドに長いボールを蹴るよりも、リスクの高い中央への速いパスを選択。これをサンダーランドにカットされ、ショートカウンターを展開されてしまいます。おそらくポジェ監督の指示と思われますが、元より後半からDFラインの裏狙いを始めていたサンダーランド攻撃陣の動きはスムーズ。サイド突破から最後は中でフリーになっていたガードナーに落とすと、ガードナーがバーの下をたたく強烈なミドルを決めて、1-0。ホームチームが先手を取ります。
1点を追うセインツは、62分にウォードプラウズとド・プラドをジェイ・ロドリゲスとシュナイデルランにチェンジ。ピッチを広く使って反撃に出ようとしますが、右サイド偏重の攻撃は変わらず。クラインやララナがゴールラインまでえぐってグラウンダーのラストパスを出しても、中央を固めたサンダーランドにことごとくブロックされ、シュートが打てない時間が続きます。頼みのジェイ・ロドリゲスがゲームに参加できないまま終盤を迎えたセインツが、決定的なチャンスを迎えたのは81分。クラインからのグラウンダーが、ゴール前3メートルの絶好のポジションにいたリッキー・リー・ランバートに通りますが、エースがこれをゴール上に打ち上げてしまい、万事休す。最後はサンダーランドのカウンターをさばいて追加点を防ぐのがせいいっぱいで、1-0のまま、FAカップから姿を消すことが決まりました。
敗因は、1点も奪えなかった単調な攻撃と決定力不足。一部では「吉田がまた致命的なミス」と騒がれそうですが、昨季までの守備でのミスとこの日のエラーをまぜこぜにして、吉田麻也のパスとカウンター対応のみをやり玉に挙げるのは酷だと思います。ワールドカップまで、とにかく出場機会が欲しかった日本代表DFにとっては、デヤン・ロブレンが復帰間近のこの時期にチームの試合数が減るのは痛いですが、直近、プレミアリーグでの数試合はよく守れていたので、まったくノーチャンスになることもないかと思います。
サンダーランドにとっては、ホームとはいえ「してやったり」でしたね。ただいつもどおりに戦っていれば、勝ったのは実力的に優位なセインツだったでしょう。相手のキーマンを抑え、勝負どころの時間帯でゴールを奪った徹底度の高いポジェ監督のサッカーはお見事。キャピタルワンカップに続き、FAカップでも要注意の伏兵となりそうです。
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