準決勝はPK戦と乱打戦…5月17日のFAカップ決勝は、アーセナルVSハル・シティ!
このたびの決勝戦がおもしろいのは、今週末の20日に、プレミアリーグで両者が激突する「前哨戦」があることです。12月のエミレーツでは、当時好調だったアーセナルが、ベントナーとエジルのゴールでハル・シティを問題にせず、2-0快勝。しかし今回、ハル・シティの本拠地KCスタジアムに乗り込むのは、プレミアリーグの直近6試合を1勝2分け3敗と負け越し、調子を落としているガナーズです。プレミアリーグ4位獲得が厳しくなったアーセナルも、13位ながら降格の危機がないとはいえないハル・シティも、手の内を隠す余裕はありません。前回の対戦では、1月に獲得したイェラヴィッチとシェーン・ロングがいなかったハル・シティが、強化したFW陣とハドルストーン、リヴァモアの連携で、アーセナルの守備網をどう崩すのかが見どころです。
アーセナルがFAカップを獲れるかどうかは、「土壇場で強い気持ちを維持できるか」「ピンチにピッチでリーダーシップを発揮できる選手がいるか」にかかっているのではないでしょうか。昨日のリヴァプールVSマンチェスター・シティで、試合終了直後に円陣を組んで、メンバーに檄を飛ばしているスティーブン・ジェラードの素晴らしい表情をみて、やはり「競り合いを制するのは、勝ちたい気持ちがより強いチームである」とあらためて思いました。ジェラードもテリーもランパードもおらず、リーダーシップをとれる選手に欠けるのがネックといわれるアーセナルで、勝利への要求を体現できる選手は誰でしょうか。大きな声とオーバーアクションでチームを鼓舞するフラミニ、ここぞというときの攻撃参加でチームに勇気をもたらすメルテザッカーはその候補ですが、もうひとり、このチームには前への意識をプレイで表現できるベテランがいます。
トマシュ・ロシツキ。「タイトル獲得で、われわれは大きく向上するはずだ。アーセナルには優勝を経験したことがない選手が多いからね。ジャックやアーロンは、まだ成功を味わったことがないんだ。今季のFAカップは、チームの進化につながるタイトルを獲得する大きなチャンスだ」と語る33歳のゲームメーカーが、ウェンブリーに集結したグーナーの歓喜を呼び起こすシーンが目に浮かびます。ここまでクラブを支えてきた彼に、FAカップ獲得の誇りと喜びを全身で味わってほしい。私は、そう願っています。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
個人的にはアーセナルはFAカップよりもCL出場権獲得を重視した方が良いと思います。
もちろんFAカップ優勝は若手の自信付けにもなるとは思いますが、そもそものリーグカップ戦のステータスについてはビッグクラブにとっては慰め程度に映りますし、CL出場の方がアーセナルというクラブにとっては有益だとは思います。
どっちも取れれば万歳ですけど、それができるのか、注目ですね。
ジェラードの男泣きと円陣は感動的でしたね。
あれは色んなものを味方にしたと思います。
長い低迷やヒルズボロのことが重なったんでしょう。
あそこで円陣組んであんなことが言えるなんてジェラード凄いですね。
ホントにキャプテンって感じです。
しかしあのシーンをみてて思ったのですが、アーセナルにチームをまとめるリーダーがいないというのはやはり問題ですね。
リーグ優勝はアーセナルかリバプールがいいと思ってたので頑張って欲しいです。
—–
プレミアリーグ大好き!さん>
FAカップ決勝はプレミアリーグ終了後なので、ここまできたら、優先順位なしで両狙いでいいのではないでしょうか。
—–
あああさん>
おっしゃるとおり、求心力のあるリーダーがいるかどうかは大事ですね。今季は前半のアーセナル、後半のリヴァプールがリーグを盛り上げてくれたので、それぞれの名前がタイトルホルダーとして残ってほしいです。