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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

無風だったキャピタルワンカップ2回戦。次戦はいきなりノースロンドンダービー!

ノーサンプトンとホームで戦うニューカッスルはグフラン起用、ベリーと当たったレスターはウジョアとクラマリッチの2トップ。格下のクラブが相手ということで、プレミアリーグ勢はここぞとばかりに出場機会がなかった選手を使ってきています。キャピタルワンカップ2回戦。昨シーズンはこのラウンドでマンチェスター・ユナイテッドがミルトン・キーンズ・ドンズに0-4と大敗するという大波乱がありました。今年はジャイアントキリングはあるのかと期待しながら各地の戦況を見守っていたのですが、結論からいえば無風です。チャンピオンシップ(2部相当)所属のブレストン・ノースエンドにアウェイで完封されたワトフォードを除いて、プレミアリーグ勢は全勝でした。

いちばん胸騒ぎがしたのは、リーグ2(4部相当)のクラブに追いつめられたアストン・ヴィラとストークです。本拠地ヴィラ・パークで戦いながら、ノッツ・カウンティに56分までに3点を奪われたアストン・ヴィラは、やりたくなかった延長戦に突入。99分にシンクレアがハットトリックとなる決勝ゴールを叩き込み、ベネットのダメ押しもあって5-3と勝ちましたが、シャーウッド監督は相当焦ったのではないかと思われます。ストークに至っては、ボージャン・クルキッチ、クラウチ、ウォルターズ、アルナウトヴィッチという強力なアタッカーを揃えながらウォルタースの1点に抑えられ、120分で決着がつかずにPK戦で7-8というきわどい勝利です。PKといえば、本拠地ホーソンズでリーグ1(3部相当)のポート・ヴェイルから1点も獲れなかったWBAも、PKを5-3で制する辛勝でした。トランスファーリクエストを出したと報じられたベラヒーノをトッテナムに持っていかれれば、ピューリス監督にとっては相当厳しい1年になるでしょう。プレミアリーグでも思うようなサッカーができずにスロースタートとなったクラブが、そのまま苦労するラウンドとなりました。

不振クラブといえば、もうひとつ。アドフォカート監督に早くも解任の噂が出ているサンダーランドは、リーグ2のエクセターに2点リードから追いつかれ、60分を過ぎても3-3の同点。先週のプレミアリーグ第3節でスウォンジーに引き分ける原動力となったデフォーがハットトリックを決めてくれて、最後は6-3の勝利に漕ぎ付けました。

好調組では、現在リヴァプールを抑えてプレミアリーグ2位(!)のレスターがリーグ1のベリーに1-4。新戦力のカンテとインレルを慣らしつつ、他のポジションはレギュラーゼロとメンバーを落としまくっての楽勝でした。リヴァプールを慌てさせてウェストハムに3-4と「125年めのプレミアリーグ初勝利」を挙げた元気なボーンマスは0-4、スウォンジーは3-0と完勝。唯一、新シーズンを順調に滑り出したクラブで苦戦したのはクリスタル・パレス。ザハ、ゲイル、ジェディナク、新加入の期待の星パトリック・バンフォードを投入しながらシュルーズベリーに残り4分まで0-1。ドワイト・ゲイルのゴールで追いついた後は、延長前半で3発決めて勝ったものの、ホームらしからぬヒヤヒヤのゲームでした。

さて、本日は2回戦の残り試合、バーンリーVSエヴァートンが行われますが、注目は先ほど決まった3回戦のドローです。何といきなりトッテナムVSアーセナル、アストン・ヴィラVSバーミンガムとダービー2連発!チャンピオンズリーグといい国内カップといい、アーセナルは相変わらずクジ運が悪いですね。すべてのドローは追って紹介させていただきます。プレミアリーグ上位クラブが登場するキャピタルワンカップ3回戦は、9月21日の週に開催です。

【キャピタルワンカップ2回戦結果】
アストン・ヴィラ 5-3 ノッツ・カウンティ
ウォルソール 2-1 ブライトン・ホーヴ・アンド・アルビオン
クリスタル・パレス 4-1 シュルーズベリー
シェフィールド・ウェンズデイ 1-0 オックスフォード
ポーツマス 1-2 レディング
ハートリプール・ユナイテッド 0-4 ボーンマス
フラム 3-0 シェフィールド・ユナイテッド
ミルトン・キーンズ・ドンズ 2-1 カーディフ
ハル・シティ 1-0 ロッチデール
サンダーランド 6-3 エクセター
ベリー 1-4 レスター
ドンカスター 1-4 イプスウィッチ
ロザーハム 1-2 ノリッジ
スウォンジー 3-0 ヨーク
QPR 1-2 カーライル
ピーターバラ 1-4 チャールトン
バーミンガム 2-0 ジリンガム
ニューカッスル 4-1 ノーサンプトン
ウルブス 2-1 バーネット
バートン・アルビオン 1-2 ミドルスブラ
ルートン 1-1(PK7-8) ストーク
プレストン・ノースエンド 1-0 ワトフォード
WBA 0-0(PK5-3) ポート・ヴェイル

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“無風だったキャピタルワンカップ2回戦。次戦はいきなりノースロンドンダービー!” への4件のフィードバック

  1. グナDENCH より:

    近年のアーセナルのカップ戦は格下な2部のチーム相手の方が苦戦してる印象なので、スパーズは悪くない気もしてます。

    プレミア以外のチームのカップ戦にかける思いは強いですから当然と言えば当然なのかも知れないですけどね。

  2. 実はグーナー より:

    キャピタルワンカップは若手が見られるんで面白いですよね
    ガナーズもスパーズもいい若手が多いし楽しみだなぁ

  3. ゆうま より:

    キャピタル・ワン・カップの最初の方は若手が右往左往する馬鹿試合っぷりが楽しかったのに
    ノースロンドンダービーだとそういう訳にもいかなさそうで残念です

  4. makoto より:

    グナDENCHさん>
    トッテナムはスロースタートとなっているので、アーセナルにとっては早いほうがいい、という見方はあるかもしれません。アウェイなのが気になりますが。

    実はグーナーさん>
    そうですね。ただし今回は、両方とも結構ガチンコなスタメンになる気もします。

    ゆうまさん>
    お互い、あっさり負けるわけにはいきませんからね…。

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