危なかったマンチェスター・シティ!追加タイムのエースの一撃で、格下ブリストルに何とか先勝!
ところが、実際の交代はヤヤをアグエロ、ジンチェンコをカイル・ウォーカーと強度を上げるカードでした。思いのほか強かったブリストルが、先にゴールを決めて粘りまくったからです。いつもどおり開始早々からボールを支配したマン・シティは、シュートコースを空けないブリストル守備陣を崩せず、いい形でフィニッシュに持ち込めません。5分に左から上げたデブライネのFKはGKフィールディングがパンチ。8分にボックスに入ったヤヤ・トゥレが縦に狙ったスルーパスはカットされ、15分にサネが中央に斬り込みスターリング、ベルナルド・シウヴァと渡ったチャンスも、レフティのシュートがDFにブロックされてしまいます。16分には、ブリストルに決定機。デブライネから奪って始まったカウンターは、ブライアンの左足シュートをブラボがセーブ。こぼれ球を拾ったスミスは直接狙ったほうがおもしろかったのですが、誰も走ってきていないところに入れたグラウンダーをクリアされてしまいました。
20分にスターリングが敵陣でインターセプトしたチャンスは、ベルナルド・シウヴァのボレーがミス。サネの突破を止めたアウェイチームのクリアがデブライネの足元に入ると、強烈なシュートはGKフィールディングが確実に弾き出します。33分、左からのクロスのクリアを直接叩いたパックの強烈な一撃は、ブラボが冷静にキャッチ。ブリストルのカウンターで危険な形を創られていたマン・シティは、42分にマンガラが自陣でボールを奪われると、縦パスに対応したジョン・ストーンズがボビー・リードを倒し、PKを献上してしまいました。14番が自らこれを決め、ハーフタイムは予想外の0-1です。
後半開始直後、カウンターからベルナルド・シウヴァが右のスターリングにラストパスを通すと、GKを完全にかわしたループシュートはゴールラインまで戻ったフリントがヘッドでクリア!52分のカウンターは、左からボックスに入ったスターリングがGKにぶつけてしまいます。ここまでのマン・シティは、集中力を欠いてミスが目立つプレミアリーグの上位クラブが足をすくわれるジャイアントキリングの典型的なパターンにはまっています。しかし55分、速攻を仕掛けたデブライネが右のスターリングに預けると、リターンを叩いたボレーがフィールディングの左手を弾いてネットに刺さりました。1-1、これでゴール量産モードに入るかと思われたプレミアリーグ首位チームは、いつになくラストパスが雑になり、チャンピオンシップ4位の必死の守備を崩せません。70分に右から入ったデブライネのクロスは、中で先に触ったスターリングがGKの正面に打ってしまいました。ホームチームが残り10分で1-1は、チャンピオンズリーグなら敗退パターンです。
92分、ドロー濃厚だったゲームを勝利に導いたのは、入団以来サブに甘んじていたベルナルド・シウヴァでした。右から中央に入れたクロスがアグエロの頭にピタリと合い、飛び出したフィールディングは触れません。2-1、マンチェスター・シティが何とか先勝。「アウェイで2-1なら、セカンドレグの逆転は充分可能」。実力が拮抗したチームの対決なら、こんなふうにいわれる結果ですが、果たしてこの2チームにどれだけ差があるのでしょうか。本気で戦えばプレミアリーグで20勝2分のクラブが圧倒するのは自明ですが、モチベーションとサポーターの大声援という重りを乗せたとき、天秤がどちらに傾くのかはまったくわかりません。素晴らしいサッカーを見せてくれたブリストルに、ホームでの奮闘を再度期待したいと思います。
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これぞプレミアリーグ(チャンピオンシップのチームが相手、カップ戦ではありますが)と呼べるような熱い戦いで、早起きした甲斐がありました。
主様が仰る通り、同点に追い付くまでは有力チームが負ける時の典型なパターンにハマっていたように思えました。そこから同点、逆転まで至ったのは今季のシティらしいと言いますか、必ず得点を奪えるという自信やチームとしての方向性が改めて見れた気がします。
ベルナルドはプレミア、チームの戦術にだいぶ慣れてきたとは思いますが、今後もっと影響力を発揮していってほしいですね。とはいえ、やはりクロスの精度という飛び道具が安定しているのは頼りになります。
チャンピオンシップのチームはこういったカップ戦でしか観る機会がないのですが、そういえば井手口選手が来シーズンからリーズで戦うことになりますね。そちらのレポート等もされるご予定あるのでしょうか?
長文失礼致しました。
シティサポです さん>
チームとしてメンタルが強いですね。ペップ、さすがです。他のメディアで書かせていただくことが多いので、チャンピオンシップもチェックしてます。井手口さんがリーズに加わったら、書く機会は増えると思います。
返信ありがとうございます。
これまで多くのガンバ大阪下部組織出身選手が海外挑戦してきましたが、井手口選手はいい意味で下部出身らしかぬ面があるのでとても期待しています。
(環境への慣れであったりレギュラー争いもあるので)気が早いですが、主さんのレポート今から楽しみです。