デヤン・ロブレン負傷、スタリッジは空回り…攻撃が機能しなかったリヴァプール、連敗!
10分、ルベン・ネヴェスが右に展開し、ホニー・カストロがミドルシュートを放つと、アルベルト・モレノが足に当ててCK。主導権を握っているのは、再三速攻を仕掛けているウルヴスです。いつもより、ビルドアップに時間をかけているレッズ。プレミアリーグ首位チームは、20分を過ぎてもまったくチャンスを創れません。16歳と18歳が守る右サイドを執拗に攻めるウルヴス。ジョッタの突破を許せば、即失点ということにもなりかねません。31分、チーム初のシュートは、ボックス手前で左足を振り抜いたシャキリ。ピッチの脇では、マネがウォーミングアップを始めています。
34分、ネヴェスのロングフィードに走り込んだホニーは、角度のないところから放ったシュートをミニョレに止められます。37分、ミルナーがトラップをジョッタに奪われ、ボールはすかさず右のヒメネスへ。2対1となり、ベテランMFはジョッタをマークしながら走りましたが、ヒメネスが独走でボックスに侵入し、ミニョレの脇を抜く一撃を左隅に突き刺しました。ベンチの前では、サラーとフィルミーノも体を動かし始めています。2枚しか使えないカードを、クロップ監督はどう活かすのでしょうか。前半は1-0。リヴァプールは、2016-17シーズンのFAカップ4回戦で敗れたチームにリードを許しています。
後半開始直後は、レッズペース。前半のシュートがひとつしかなかったチームは、51分に初のオンターゲットで同点に追いつきます。ミルナーのミドルのこぼれ球を拾ったのはオリギ。中に軽くタッチして左足で放った一撃は、デンドンケルの股間を抜いて右隅に吸い込まれました。ヌーノ・エスピーリト・サント監督がジョッタをカヴァレイロに代えると、56分にウルヴスが勝ち越し。左からのパスをニアで受けたルベン・ネヴェスが、ニアを空けていたミニョレを見て完璧なミドルをポストすれすれに落としました。憮然とするクロップ監督。61分、フーフェルと競り合いながらトラップをさらったヒメネスは、ミニョレと1対1になるもシュートを打てませんでした。
69分、シャキリが左足で巻いたFKは、右のポストを直撃。クロップ監督は、若いカーティス・ジョーンズと何もできなかったスタリッジを諦め、サラーとフィルミーノを投入しました。74分、ホニーが下がってドハーティ。攻め続けるレッズは、ゴール前を固めるウルヴスの守備を崩せません。83分のカマーチョのロングシュートは、左にアウト。1分後にフーフェル、シャキリ、サラーとつながった速攻は、切り返しから放ったエースの左足シュートをクリアされてしまいます。放り込みを始めたレッズはシュートが打てず、ミニョレまで上がった最後の猛攻も、ゴール前で待ち構える黄色いシャツが冷静に対応しました。リヴァプール、連敗。スペースを消された後に登場したサラーとフィルミーノは、決定機を創ることはできませんでした。
半ば覚悟の敗戦ではありましたが、急造最終ラインが崩されて決められたわけではなく、ベテランMFのミスとミドルシュートという悔しい失点でした。メンバーを落とした試合で、レギュラークラスが早々に負傷リタイアする痛恨の始まり。スタリッジを使ってフィニッシュするイメージを共有できておらず、オンターゲットはたったの2本。ナビ・ケイタには迷いが感じられ、カーティス・ジョーンズはチャンスに絡めず、シャキリのロングフィードはウルヴス守備陣に捕まり続けました。レッズの指揮官と選手たちは、アリソン、ファン・ダイク、ワイナルドゥム、マネが戻れば勝てると信じて次の試合に迎えるでしょうか。次節のプレミアリーグで当たるブライトンは、ホームでは5勝3分2敗。マンチェスター・ユナイテッドに勝ち、アーセナル戦をドローに持ち込んでいるやっかいなチームです。
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リーグ制覇に絶好のポジションにいる以上はリーグ優先せざるを得ないでしょう。
ただ、セカンドチームとの差は大きいので、今後負傷者が出た場合は厳しい状況に追い込まれそうです。
レッズファンですがFAカップ敗退は全然問題ではないですがロブレンの負傷は痛すぎますね。
また、サラーとフィルミーノは途中交代出場しなくてよかったのでは?と思いました。
ともあれこれでリーグとCLに集中できるのですから良かったのではないかと思います。
マティプ、ゴメス、ロブレンがいないとはいえ全員いる時は戦力はちょうどいいと思いますので強豪との対戦のない1月はファビーニョか若手がセンターバックでファンダイクと組んでなんとかしてもらいたいものです。
ファンダイクと組むことで成長したゴメスのような若手が出てくれば最高ですね。