ファイナルで6発は116年ぶり!マンチェスター・シティが史上初の国内トレブル達成!
エデルソン、カイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、ダヴィド・シルヴァ、マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング。プレミアリーグ21ゴールのアグエロは、後半から登場するのでしょう。キックオフから間もなく、マン・シティはポゼッションからのサイドアタック、ワトフォードはカウンター狙いという構図が鮮明になります。4分のラポルテのミドルは、クロスバーすれすれを越えていきます。プレミアリーグ王者のパスが甘くなると、アグレッシブに奪いにいくホーネッツの面々。スルーパスで抜け出したベルナルド・シウヴァがガブリエウ・ジェズスに出したグラウンダーは、キャスカートが冷静にカットしました。
11分、最初の決定機はワトフォード。右サイドで奪ったボールをドゥクレが縦に蹴ると、デウロフェウのアーリークロスが中央のロベルト・ペレイラへ。左隅を狙ったキックはエデルソンが足に当て、ウェンブリーに歓声とどよめきが響き渡ります。モチベーションが高いプレミアリーグ11位に対して、マン・シティは楔のボールを入れるのが精一杯。うまくサイドを崩せず、20分を過ぎてもオンターゲット1本に留まっています。22分、ワトフォードが左から仕掛けたアタックは、ニアでラストパスを受けたドゥクレの左足シュートがコンパニの腕にヒットしますが、ホイッスルは鳴らず。25分、持ちすぎたドゥクレが自陣で奪われるという致命的なミスを犯してしまいました。
ベルナルド・シウヴァが前線のスターリングにパスを通すと、強引なシュートは黄色い壁にヒット。浮き球に競り勝ったダヴィド・シルヴァがスターリングからヘッドでリターンをもらうと、キコ・フェメニアの足元を抜く一撃が右隅に突き刺さりました。なおも攻め続けるマン・シティ。ボックス脇に転がすスルーパスがひとたび通れば、ワトフォードはギブアップでしょう。38分、ベルナルド・シウヴァがボックス左に出したスルーパスはパーフェクト。GKゴメスは触れず、浮き球を巧みにコントロールしたガブリエウ・ジェズスのボレーがゴール前に転がり、走り込んだスターリングがネットを揺らしました。
40分、ボックス右で切り返しを入れたマフレズが右足を振り抜くと、ゴメスが外に弾き出すビッグセーブ。前半終了間際のワトフォードの反撃は、デウロフェウとキコ・フェメニアのシュートがブロックされ、2-0でハーフタイムです。後半開始早々の47分、スターリングがドリブルで仕掛けたカウンターは、左からマリアッパを抜き去ったガブリエウ・ジェズスのフィニッシュをゴメスが体を張ってクリアしました。ワトフォードのアタックはデウロフェウとロベルト・ペレイラが合わないシーンが多く、シュートを放つことができません。55分、マフレズに代わってデブライネ。57分のCKは、ラポルテのヘッドがポストの右に切れていきます。
勝負が決したのは61分。ハーフライン手前にいたスターリングがガブリエウ・ジェズスに縦パスを通すと、2対1のカウンターとなり、トラップでゴメスをかわしたデブライネが無人のゴールに叩き込みました。68分にはデブライネのスルーパスでひとり旅となったガブリエウ・ジェズスが、ゴメスの脇を抜いて4-0。攻めるしかないワトフォードは、高いラインの裏を取られ続けています。73分、ギュンドアンに代わってサネ。シーズン最後の交代は、79分にダヴィド・シルヴァをジョン・ストーンズでした。81分、ボックス左を突破したベルナルド・シウヴァがファーにグラウンダーを送ると、スターリングがダイレクトで押し込んで5-0。FAカップ決勝の5発は、116年ぶりの快挙です。
87分、デブライネが右から入れたクロスをフリーのスターリングが左に蹴ると、ゴメスが弾いたボールがポストを叩き、リバウンドに詰めた7番がプッシュしてハットトリック達成。6ゴールは史上最多タイ、ファイナルのハットトリックは66年ぶり2人めとなります。92分にスターリングのラストパスを受けたジョン・ストーンズのボレーは、ゴメスが足でブロックしてレコード更新ならず。オンターゲット11本のプレミアリーグ王者がワトフォードを粉砕し、史上初の国内トレブルを実現しました。
61分の3点めで集中力が切れるまで、リーグチャンピオン相手にひるまず戦ったワトフォードに拍手を。後半の立ち上がりに繰り返した右サイドからのアタックに、ラストパスの精度があれば接戦になっていたかもしれません。それにしても強い!今季の主役だったベルナルド・シウヴァとスターリングが最後まで輝き、あきれるほどのゴールラッシュで国内最後のタイトルをものにしました。
ペップ・グアルディオラ監督と選手たち、そしてスタッフのみなさん、ありが…いや、おめでとうございます。プレミアリーグのレベルを引き上げる圧倒的なフットボールを堪能させていただきました。自らの性格を飽きっぽいと語っていた名将が居座る限り、このチームはすべてのクラブの目標であり続けるでしょう。タイトルを独占されたライバルたちにとっては、欧州で栄冠を得るチャンスがあるのが救いです。最後まで盛り上がった2018-19シーズンも、ELとCLのファイナルを残すのみとなりました。またひとつ祭りを終えた今は、期待半分、せつなさ半分です。
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今期のペップの最期の挑戦は試合前のセレモニーから歴史を感じる素晴らしい雰囲気で始まりました。
ベンさんの解説も彼ならではのイングランドの歴史と文化の説明もあり、楽しめました。勿論、シティの圧勝という展開があったからこそですが。
やはり素晴らしいチームですね。デ・ブライネも楽しそうにプレーしてました。
さすがに連戦で国内三冠はきつかったです
かなりギリギリな試合も多かったですが楽しめましたね
来季こそCL取りたいですね
なんとコンパニが退団が決まりました
コンパニはキャプテンシーがありとても頼りになりました
怪我がちでしたがここ最近タイトル獲得に貢献してくれて歴史を作り上げてくれました
本当に感謝しかありません
点バカスカ入りましたね~
どの点も見ててよいゴールシーン☆