2023.01.12 FAカップ・リーグカップ2022-23FAカップ・リーグカップ
最下位と戦ったマン・シティ、まさかのオンターゲットゼロでカラバオカップ準々決勝敗退!
シュート数は12対7でホームチーム優勢。オンターゲットは4対0で、アウェイチームの決定機はひとつだけでした。クロス成功は4対2、デュエル勝利は41対39、空中戦勝利は14対8、ドリブル成功は4対1と、すべてホームチームが上回っています。
これらのデータを見たうえで、ホームチームの2-0勝利といわれれば、多くのプレミアリーグファンは、「マンチェスター・シティ2-0サウサンプトン」と考えるでしょう。しかし実際は、逆です。セント・メアリーズに昨季プレミアリーグ王者を迎えた最下位チームが、これ以上はないといえそうなパフォーマンスでアップセットをやってのけました。
ペップが起用できなかった主力は、太腿を痛めているルベン・ディアスのみ。ハーランド、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、マフレズ、ロドリをベンチに置いたのは、週末のマンチェスターダービーを見越した判断でしょう。しかし、プレミアリーグ21ゴールのエースと、9アシストのプレーメイカーを欠いたとはいえ、中盤から前は最下位に負ける顔ぶれではありません。
ギュンドアン、カルヴァン・フィリップス、フォーデン、グリーリッシュ、フリアン・アルバレス、パルマー。6分にパルマーが右サイドでボールを奪取し、ニアに流したボールをギュンドアンが直接叩いたシーンを見て、やはりマン・シティが勝つだろうと思いました。
しかしここから、セインツのチャンスが目立ち始めます。8分、右から流れてきたボールに反応したのはCBのチャレタ=カー。左隅を狙った左足のボレーは、オルテガが外に弾き出しました。ホームチームは、CKやロングスローを活かしてゴール前で勝負する機会を創ろうとしています。
21分、右サイドからのロングフィードが最前線のマーラへ。プレミアリーグに参入して以来、12試合ノーゴールの若きストライカーは、振り抜きざまの左足ボレーを打ち上げてしまいました。攻めていたセインツが先制したのは23分。セルヒオ・ゴメスのミスパスをインターセプトしたリャンコが、右から入れたアーリークロスが決め手でした。
中央で待っていたのはマーラ。右足の強烈なダイレクトショットがニアを襲うと、必死に手を伸ばしたオルテガは触れません。さらに28分、ラヴィアの縦パスを受けてドリブルで中央に進んだジェネポは、オルテガが前に出ているのを見逃しませんでした。右足のループシュートは、GKが挙げた手を越えてネットに届きました。
熱狂的なホームチームのサポーターは、2点リードという展開は想像できなかったでしょう。セインツのプレスを嫌がる昨夜のマン・シティは、チェルシーに攻撃を許さなかったFAカップとは別のチームでした。34分に左サイドを突破したグリーリッシュは、カットインからのシュートをチャレタ=カーにブロックされています。
前半を2-0で終えたペップは、3枚代えを敢行。失点の原因となったセルヒオ・ゴメス、CBとしてマークが緩かったカイル・ウォーカー、何もできなかったパルマーを下げ、アカンジ、ナタン・アケ、デブライネを送り出しています。47分、さっそく見せ場を作ったのはデブライネ。最高のタイミングで出した縦のスルーパスで、フリアン・アルバレスがボックス右に侵入しました。
これが決まれば、カラバオカップが得意なチームは勝っていたでしょう。ダイレクトショットを左に外したフリアン・アルバレスは、GKを引き付けてから打ったほうが確度が高かったはずです。56分にグリーリッシュをハーランド、63分にカルヴァン・フィリップスをロドリ。カードを使い切ったペップは、いつものように動いてくれないチームを見続けるしかありませんでした。
34分の出場だったハーランドは、タッチ6回、パス2本、シュート1本。後半の立ち上がりにチャンスメイクしたデブライネは、その後はクロス2本をカットされただけで終わりました。マン・シティがオンターゲットゼロとは…!ハーランドの入団がもたらした明快な戦い方は、5-3-2のセインツが耐え抜いたように、時に守りやすさにつながってしまうのではないかと感じました。
さて、準決勝のドローは、サウサンプトンVSニューカッスルと、ノッティンガム・フォレストVSマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグの降格候補がホーム、TOP4がアウェイとなった2試合は、順当に決着するのでしょうか。隣人の敗退で、6年ぶりのタイトル獲得が見えてきました。エディ・ハウのチームを下して戴冠というゴールをイメージしているのですが…!
これらのデータを見たうえで、ホームチームの2-0勝利といわれれば、多くのプレミアリーグファンは、「マンチェスター・シティ2-0サウサンプトン」と考えるでしょう。しかし実際は、逆です。セント・メアリーズに昨季プレミアリーグ王者を迎えた最下位チームが、これ以上はないといえそうなパフォーマンスでアップセットをやってのけました。
ペップが起用できなかった主力は、太腿を痛めているルベン・ディアスのみ。ハーランド、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、マフレズ、ロドリをベンチに置いたのは、週末のマンチェスターダービーを見越した判断でしょう。しかし、プレミアリーグ21ゴールのエースと、9アシストのプレーメイカーを欠いたとはいえ、中盤から前は最下位に負ける顔ぶれではありません。
ギュンドアン、カルヴァン・フィリップス、フォーデン、グリーリッシュ、フリアン・アルバレス、パルマー。6分にパルマーが右サイドでボールを奪取し、ニアに流したボールをギュンドアンが直接叩いたシーンを見て、やはりマン・シティが勝つだろうと思いました。
しかしここから、セインツのチャンスが目立ち始めます。8分、右から流れてきたボールに反応したのはCBのチャレタ=カー。左隅を狙った左足のボレーは、オルテガが外に弾き出しました。ホームチームは、CKやロングスローを活かしてゴール前で勝負する機会を創ろうとしています。
21分、右サイドからのロングフィードが最前線のマーラへ。プレミアリーグに参入して以来、12試合ノーゴールの若きストライカーは、振り抜きざまの左足ボレーを打ち上げてしまいました。攻めていたセインツが先制したのは23分。セルヒオ・ゴメスのミスパスをインターセプトしたリャンコが、右から入れたアーリークロスが決め手でした。
中央で待っていたのはマーラ。右足の強烈なダイレクトショットがニアを襲うと、必死に手を伸ばしたオルテガは触れません。さらに28分、ラヴィアの縦パスを受けてドリブルで中央に進んだジェネポは、オルテガが前に出ているのを見逃しませんでした。右足のループシュートは、GKが挙げた手を越えてネットに届きました。
熱狂的なホームチームのサポーターは、2点リードという展開は想像できなかったでしょう。セインツのプレスを嫌がる昨夜のマン・シティは、チェルシーに攻撃を許さなかったFAカップとは別のチームでした。34分に左サイドを突破したグリーリッシュは、カットインからのシュートをチャレタ=カーにブロックされています。
前半を2-0で終えたペップは、3枚代えを敢行。失点の原因となったセルヒオ・ゴメス、CBとしてマークが緩かったカイル・ウォーカー、何もできなかったパルマーを下げ、アカンジ、ナタン・アケ、デブライネを送り出しています。47分、さっそく見せ場を作ったのはデブライネ。最高のタイミングで出した縦のスルーパスで、フリアン・アルバレスがボックス右に侵入しました。
これが決まれば、カラバオカップが得意なチームは勝っていたでしょう。ダイレクトショットを左に外したフリアン・アルバレスは、GKを引き付けてから打ったほうが確度が高かったはずです。56分にグリーリッシュをハーランド、63分にカルヴァン・フィリップスをロドリ。カードを使い切ったペップは、いつものように動いてくれないチームを見続けるしかありませんでした。
34分の出場だったハーランドは、タッチ6回、パス2本、シュート1本。後半の立ち上がりにチャンスメイクしたデブライネは、その後はクロス2本をカットされただけで終わりました。マン・シティがオンターゲットゼロとは…!ハーランドの入団がもたらした明快な戦い方は、5-3-2のセインツが耐え抜いたように、時に守りやすさにつながってしまうのではないかと感じました。
さて、準決勝のドローは、サウサンプトンVSニューカッスルと、ノッティンガム・フォレストVSマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグの降格候補がホーム、TOP4がアウェイとなった2試合は、順当に決着するのでしょうか。隣人の敗退で、6年ぶりのタイトル獲得が見えてきました。エディ・ハウのチームを下して戴冠というゴールをイメージしているのですが…!
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