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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

勝負を決めたのはクドゥス、カイ・ハヴェルツは不発…ウェストハムがアーセナルを下して8強進出!

フロントスリーはネルソン、エンケティア、トロサール、中盤はジョルジーニョ、ファビオ・ヴィエイラ、カイ・ハヴェルツ。ロンドンスタジアムで開催されるカラバオカップ4回戦、ウェストハムとのダービーマッチがいよいよ始まります。

最終ラインはベン・ホワイト、キヴィオル、ガブリエウ、ジンチェンコ。冨安健洋は、週末のニューカッスル戦で先発するのでしょうか。アーロン・ラムズデールがピッチに立つのは、3回戦のブレントフォード戦以来です。ハマーズの前線にはボーウェン、ベンラーマ、ルーカス・パケタ、クドゥスが揃っており、後方にはマヴロパノスがいます。

5分に右から上がったルーカス・パケタは、ラインの裏に出した縦パスがボーウェンと合わず。1分後、ベン・ホワイトのパスからボックス右を突破したネルソンは、ニアへの折り返しをマヴロパノスに阻まれました。8分に右からFKを蹴ったのもネルソン。ニアにいたカイ・ハヴェルツのバックヘッドは、元アーセナルのファビアンスキが上に弾いています。

2センターにエドソン・アルバレスとソーチェク、4バックにツォウファル、アゲール、マヴロパノス、エメルソンという顔ぶれは、プレミアリーグとほとんど変わらない本気度です。ウォード=プラウズは、勝負どころで出てくるのでしょうか。16分、先制はハマーズ。ボーウェンがゴールに向かう絶妙なCKを蹴ると、ベン・ホワイトが頭で押し込んでしまいました

15分遅れでチェルシーVSブラックバーン、ボーンマスVSリヴァプールがキックオフ。遠藤航はスタメンと伝えられています。ロンドンスタジアムで、中盤を支配しているのはアーセナル。26分、ファビオ・ヴィエイラがFKを中央に浮かすと、ベン・ホワイトのヘッドはファビアンスキが外にプッシュ。直後の左からのCKは、エンケティアのヘディングが左ポストの脇に外れました。

30分、クドゥスのサイドチェンジをインターセプトしたネルソンのミドルは、ナイフ・アゲールが足に当ててCK。左サイドのトロサールが、アウトにかけたパスをボックス左に落としたのは37分です。ジンチェンコがニアに送ると、エンケティアの左足ボレーはミスキック。前半は1-0、ポゼッションは32%対68%で、リードを守ったハマーズはシュートゼロです。

後半開始直後、ルーカス・パケタが右からドリブルで上がり、前半の頭に失敗したボックス右への縦パスがボーウェンに通りました。右足のフィニッシュは、前に出てコースを切ったラムズデールが叩き落として追加点はならず。50分にアゲールのロングフィードがボックス右のクドゥスに通ると、ジンチェンコはトラップでかわされてしまいました。

左隅を狙った左足のシュートはパーフェクト。2-0とされたアーセナルは、左サイドを執拗に攻めています。56分、ジョルジーニョとジンチェンコが下がり、デクラン・ライスと冨安健洋。ロンドンスタジアムのスタンドは、拍手よりブーイングのボリュームが上回っています。決定的な3点めは60分。冨安をかわして上がったクドゥスが起点でした。

右サイドでパスを受けたツォウファルのクロスを、ベン・ホワイトが頭でクリアすると、トラップしたのはボーウェン。キヴィオルをこすったシュートをラムズデールは弾き切れず、ボールは左隅に収まりました。アルテタ監督は、ここから勝ちにいくようです。66分にトロサールとネルソンに代え、サカとマルティネッリを投入しました。

78分にサカとエンケティアの連打がブロックされると、アルテタ監督は14番をウーデゴーアにチェンジ。80分のクドゥスのミドルは、ガブリエウに当たってCKです。攻めあぐんでいたアーセナルが、ようやく決めたのは95分。左サイドに流れたガブリエウがボックス手前のファビオ・ヴィエイラに預けると、縦パスでボックス左に出たウーデゴーアが右隅に突き刺しました。

今季初の3失点を喫したアーセナル、完敗。左右のインサイドMFは好対照の出来でした。パス成功率93%のファビオ・ヴィエイラは、チャンスクリエイト3回、クロス成功2本で最後にアシスト。カイ・ハヴェルツはFKからのバックヘッド以外に、見せ場を作れずに終わっています。一方、先制してから守備重視で戦ったハマーズは、少ないチャンスを活かした会心の勝利でした。

ジンチェンコのサイドを攻めたルーカス・パケタ、クドゥス、ボーウェン、ツォウファルは、それぞれ素晴らしいパフォーマンス。とどめの一撃を決めたボーウェンは、ベン・ホワイトに絶望的なヘディングを強いた先制のCKも見事でした。ガナーズは今後、左サイドを狙われた際の対応を問われそうです。冨安で解決か、あるいはインサイドMFとガブリエウのカバーか…!

連敗を3で止めたハマーズは、2年ぶりのベスト8。敗れたガナーズは、ウーデゴーアのゴールとファビオ・ヴィエイラのアシストという収穫を、週末のニューカッスル戦につなげたいところです。先制されながらも中盤を制圧していたプレミアリーグ2位チームが、3つも決められるとは思いませんでした。クドゥスはいい補強でしたね…。


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