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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エンソ・フェルナンデスは笑顔で観戦…不穏な空気を変える7発圧勝!チェルシーの次戦はマン・シティ!

「You’re off to Wembley, we’re off to York」。スタンフォード・ブリッジで自虐的なチャントを高らかに歌っていたのは、ポート・ヴェイルのサポーターたちでした。ストーク・オン・トレントからロンドンは、直通の電車なら1時間30分ですが、無理してチケットを手に入れたために、4時間を超えるバスの旅を満喫した人もいるでしょう。

「オマエらはウェンブリーだろう。オレたちはヨークに行く」。リーグ1(3部相当)で最下位のクラブは、21位のエクセターに12ポイントも引き離されています。消化試合が3試合少ないとはいえ、追いつくのは至難の業でしょう。来シーズンは、ナショナルリーグで首位のヨークがリーグ2に昇格するので、落ちたら戦わなければならないという話です。

プレミアリーグで6位のチェルシーとの順位差は62位。FAカップの準々決勝が本拠地のヴァイル・パークなら、ささやかな希望を抱いて観戦できそうですが、ウェストロンドンは絶望的です。それでも彼らが足を運んだのは、カラバオカップとFAカップで7回も夢を見せてくれたチームを支えたかったからでしょう。リーグ1で7勝のチームが、国内カップで7勝は快挙です。

一方、最高の組み合わせを引き当てたチェルシーにとって、リーグ1のクラブに勝つことは重要なテーマでした。3月以降のプレミアリーグで1勝3敗と振るわず、CLのラウンド16はパリに8-2の惨敗。マルク・ククレジャがクラブの強化方針に疑問を投げかけ、エンソ・フェルナンデスが「一線を越える発言」で2試合出場停止処分となるなど、チームに不穏な空気が流れていました。

今週末のプレミアリーグは、マンチェスター・シティとのホームゲーム。TOP5に食い込むために、負けられない一戦です。その手前のFAカップを完勝で終えて、満を持して決戦に臨みたかったチームは、キックオフから2分で最初のゴールをゲットしました。右からのCKをGKガウチがパンチすると、落下点にいたジョレル・ハトの左足ボレーがネットを揺らしました。

幸先いいスタートを切ったブルーズは、その後の20分は攻めあぐみ、シュート数は2対3とリードされていました。11分に右から蹴ったウォルターズのミドルはファーに逸れていきましたが、左から詰めたベン・ウェインの動き出しがコンマ数秒早かったら、イーブンになっていたでしょう。追加点は25分、アンドレイ・サントスのボックス右への浮き球がトリガーとなりました。

ゴードンと競ったペドロ・ネトがボールを奪取して中央に送ると、ゴールに背を向けてトラップしたジョアン・ペドロがキックフェイントでカイル・ジョンを翻弄し、冷静に左隅に突き刺しました。昨年の夏に加わった24歳のブラジル代表ストライカーは、公式戦44試合19ゴール9アシストという素晴らしいスタッツを残しています。

3点めが決まったのは42分、トシンのフィードをダイレクトでジョアン・ペドロにつないだマロ・グストが、ボックス右でリターンを受けて迷わずシュート。ガウチが弾いたボールに詰めたコール・パルマーがいつものセレブレーションを披露しなかったのは、ガブリエウの足に当たってコースが変わったのを見たからでしょう。公式記録は、やはりオウンゴールです。

前半を3-0で終えたチェルシーは、後半の立ち上がりは押されていたのですが、50分過ぎからペースを取り戻しました。ショートコーナーから、マロ・グストがボックスの右脇を突破したのは57分。ファーに上がったクロスをヘッドで叩き込んだのは、トシンでした。61分にピッチに入ったガルナチョ、リアム・デラップ、エスゴは予定通りの交代策でしょう。

69分、右からのエステヴァンのCKはパーフェクト。ファーに走り込んだアンドレイ・サントスはフリーで、至近距離からヘッドで叩き込むと、キッカーを指差して駆け寄りました。82分、ジョレル・ハトのスルーパスでラインの裏を取ったガルナチョのシュートは、右のポストにヒット。こぼれ球に先着したエステヴァンが無人のゴールに流し込みました。

ビッグチャンスを逃したガルナチョは、92分にマグロワに足を引っかけられ、PKをゲット。自ら右に決めた直後にタイムアップとなりました。7-0の圧勝をベンチで観戦したエンソ・フェルナンデスとククレジャは笑顔で、ゴールに絡んだ8人は気分よく決戦に向かえるでしょう。アウェイチームが陣取るスタンドに悲壮感や殺伐とした空気がなく、無心に愉しめた一戦でした。

マンチェスター勢に連勝すれば、チャンピオンズリーグの出場権に近づきますが、2つとも落とすとカンファレンスリーグも怪しくなってきます。ロセニオール監督は、直近のプレミアリーグで4戦3敗のチームを立て直すことができるでしょうか。上位のクラブのサポーターたちが全員注目するペップとの一戦は、激戦必至です。


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