偏愛的プレミアリーグ見聞録

プレミアリーグ公式サイトが、香川真司をフィーチャーした特集記事を掲載しています。単純に、各国のリーグが運営しているメディアのトップに日本人選手の記事が載ること自体が誇らしいですね。内容的には、特段新しいことはないといいますか、「昨季はケガもしたしゴールも少なく、自分のパフォーマンスには納得していない」というストイックで向上心の高い香川真司のコメントが紹介されていたりします。先日のコンフェデレーションズカップでも、敗戦に際して「何も残らなかった」「何をしにきたのか」などと、チームでいちばん辛口な表現で結果を嘆いており、彼の高い向上心と、努力する才能には素晴らしいものがあるとあらためて思います。

しかしまあ、ストイックさの副作用とでもいいますか、彼のインタビューはつまらないですね。好き嫌いはあるかと思いますが、同じ日本代表の本田や長友にあるポジティブさが香川真司の表現にはなかったりするので、結果が出ていない時は身もふたもないネガティブさです。「地位は人を育てる」といいますが、彼は日本のエースであり、マンチェスター・ユナイテッドを背負って立つ存在になってほしいので、来季はぜひ、結果を出していただいて、風格のあるインタビューができる選手になっていただきたいと思います。レジェンドといわれる元サッカー選手は、それぞれに味があって人間的にも素敵な人が多いです。