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ララナは5クラブ争奪戦、シャキリは北へ…リヴァプール担当記者たちのベテラン放出予報!

日本時間では昨日の朝、リヴァプールの2人の選手に関する移籍のニュースが配信されています。6月30日に契約が満了となるアダム・ララナと、今季プレミアリーグで6試合出場に留まったシェルダン・シャキリ。「Adam Lallana transfer race hots up as Burnley join five-club fight for Liverpool star(バーンリーがリヴァプールのスター獲得をめざす5クラブの争いに参入し、アダム・ララナを巡るトランスファーレースが過熱)」と題した「ミラー」の記事は、アンフィールドで6年を過ごした32歳のベテランMFが、プレミアリーグでもうひと花咲かせようとしていると報じています。

バトルにエントリーしている5クラブは、レスター、アーセナル、トッテナム、ウェストハム、バーンリー。トップランナーと目されているのはレスターで、2014年の夏にララナをレッズに引き入れたブレンダン・ロジャース監督が欲しがっているようです。5つのクラブのなかでは、唯一チャンピオンズリーグの出場権圏内におり、キャリアの晩年を飾るにふさわしいステージを用意しできる可能性があります。2019-20シーズンのララナは、プレミアリーグ出場15試合で、残り10分を過ぎてもリードされていたマンチェスター・ユナイテッド戦の貴重な1発が唯一のゴールシーンでした。CLでは出番がなかったプレーメイカーが、指揮官と舞台装置に魅力を感じてミッドランズに居場所を変えるというストーリーに違和感はありません。

中盤に若手が多いノースロンドンの2クラブにとっては、元イングランド代表MFの経験値を移籍金ゼロで手に入れられるとなれば、見過ごすわけにはいかないでしょう。ハマーズとバーンリーが対抗するなら、レギュラーポジションを空けて待つぐらいのインパクトが必要です。ファーストチームに30代が11人もいるバーンリーは、ララナが加入すれば「おっさんず」の色がさらに濃くなります。2017-18シーズンの長期離脱をきっかけに、出番を減らしていった20番が重視するのは、クラブのレベルかポジションか、あるいはサラリーか。5つ巴のバトルは、1ヵ月もしないうちに決着するものと思われます。

以前から退団が噂されていたシャキリの行き先を報じたのは、「デイリー・メール」です。「Shaq attack! Newcastle identify Liverpool winger Xherdan Shaqiri as a major summer transfer target amid potential £300m takeover(3億ポンドの買収というポテンシャルがあるなか、ニューカッスルがリヴァプールのウインガー、シェルダン・シャキリを夏の主要なターゲットに定めている)」という見出しが冠されたレポートは、1月にローマやセヴィージャからローン移籍の打診があったレフティについて、プレミアリーグに残る可能性が高いと主張しています。2018年の夏に1350万ポンドでレッズに移籍したシャキリは、初年度こそ公式戦30試合6ゴール5アシストと結果を出したものの、今季は開幕直後の負傷で出遅れてしまいました。

プレミアリーグ出場は174分、チャンピオンズリーグはたった3分。10試合1ゴールは、彼にふさわしいスタッツではありません。1月の南野拓実の加入は、別れの時がすぐそこに迫っていることを知らしめるようなイベントでした。スイス代表のテクニシャンは、プレミアリーグの後半戦で1分しかピッチに立っておりません。サウジアラビアのPIF(公的投資基金)という強力な後ろ盾を得たニューカッスルは、29歳のウインガーはケガさえなければまだまだやれると確信しているようです。リヴァプールとの契約は3年残っているものの、移籍にハードルはないでしょう。

レッズに関する記事が多いドミニク・キング記者は、「シャキリはニューカッスルの一員となる」「ララナはかつてのマネージャーであるブレンダン・ロジャースと再会する」といい切っています。彼らの行き先が決まれば、クロップ監督とマイケル・エドワーズSDは、いよいよティモ・ヴェルナー獲得に向けて動き出すのではないでしょうか。プレミアリーグが再開される6月は、レッズの前線にまつわる移籍ニュースにも注目しましょう。


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“ララナは5クラブ争奪戦、シャキリは北へ…リヴァプール担当記者たちのベテラン放出予報!” への1件のコメント

  1. ライバー鳥 より:

    数年前のララーナはクロップフットボールの申し子と言われるぐらいの選手だった、、、 
    誰よりも早いプレスと上手いパスコースの切り方、それと細かいエリアでの足技、どれもとっても華がありそして泥臭く闘ってくれた。
    たぶんリバプール去ってしまうだろうけど、どこに行っても永遠に応援し続けます。

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