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プレミアリーグ初制覇を祝う感動的なセレモニーに触れて、リヴァプールの2019-20シーズンを振り返る。

22日に開催されたプレミアリーグ37節のチェルシー戦は、アンフィールドで戦う今季最後のゲーム。ナビ・ケイタ、アーノルド、ワイナルドゥム、フィルミーノ、チェンバレンのゴールショーを盛り上げるかのように、夜空には色とりどりの花火が舞っていました。ホーム最終戦のタイムアップの後、30年ぶりのトップリーグ制覇を祝うセレモニーがスタート。レッズサポーターの入場が許されていれば、感動的な雰囲気になっていたことでしょう。

ジョーダン・ヘンダーソンが、プレミアリーグ創設以来初めて手にしたトロフィーを掲げると、その脇でファン・ダイクが天を仰いで喜びを爆発させています。感無量の表情を浮かべるアレクサンダー=アーノルド、照れくさそうにトロフィーを抱えてカメラに向けるジョー・ゴメス、メダルをくわえてはしゃぐチェンバレン。スタンドには、コロナウイルスに感染しながら大事に至らず聖地に還ってきたケニー・ダルグリッシュの姿もあります。赤いシャツを纏ったユルゲン・クロップ。2015年の秋にアンフィールドに降臨し、「疑うものから信じるものへと変わろう」と呼びかけた指揮官は、4年半を費やしてサポーターとの約束を果たしました。

「われわれはイングランド、ヨーロッパ、そして世界のチャンピオンになった。これらがどのような意味かはわかっている。これこそが真実だ。われわれはとても大きな4つのトロフィーを獲得した」
「これが人生だ。手に入れられる最高の結果を得ることができた。ファンがいればすべてが叶ったのだけど、この先6ヵ月は無理だろう。しかし、数ヵ月前はこんなことはできないと思っていたのだから、喜ぶべきだ」
「みんなが優勝させてくれたのだと思う。とても感謝している。われわれは一緒に家で祝うべきだね。好きなものを飲もう。いつになるかわからないけれど、パーティの準備をしておいてほしい。ウイルスがなくなったら、祝いたい」(ユルゲン・クロップ/スカイスポーツより)

「試合の前にも話したように、われわれはこの時を長い間待っていた。トロフィーを掲げ、歩くのは格別だった。選手たちは今夜の時間に値した。家族が見守ってくれたのも大きかった。素晴らしいシーン。タイトルを飾るのは特別なことだ。昨シーズンは、97ポイントを獲得したのに優勝できなかった。数週間後にリアクションして、チャンピオンズリーグを制覇したのだけど。シーズンが始まる前に、まだ成していないことがあるのはわかっていた。このクラブの一員であることを感謝している。30年ぶりにプレミアリーグ優勝を勝ち取ったチームのメンバーになれたことを」(ジョーダン・ヘンダーソン/スカイスポーツより)

「われわれは、ついにプレミアリーグのトロフィーを手に入れた。全員の夢が叶った。世界中のすべてのリヴァプールファンと、私たち自身が待ち望んでいたことだ。 昨シーズンの最後のゲームを、ウルヴスと戦ったのはここだった。ブライトンがシティに敗れ、われわれは失望した。来季は絶対に勝つ…それが全員の思いだった」
「選手たちが持ち続けているのは、グループのメンタリティだ。日々のトレーニングにおいてハードワークを繰り返し、特別なグループになれた。 ピッチでは助け合い、お互いのために戦いたいと思っている。リヴァプールのファンが観たがっていること、われわれ全員が自らに求めているものがそこにある」(ヴィルジル・ファン・ダイク/スカイスポーツより)

プレミアリーグ史上最高のチームプレーヤーが10人、卓越したゴールセンスを誇るレフティがひとりのコンセプチュアルなチーム。18勝1分という完璧な戦績でライバルたちを引き離した前半戦は、半分の9勝が1点差でした。70分のワイナルドゥムの決勝点までオンターゲットがなかったシェフィールド・ユナイテッド戦、95分にマネが得たPKで何とか勝ち越したレスター戦、75分のサラーのPKで優位に立ったスパーズ戦、87分にロバートソンが決めたヴィラ戦、82分にザハの同点ゴールを喰らった後、3分でフィルミーノが突き放したクリスタル・パレス戦…。苦しい試合をすべて勝利で終われたのは、全員がクロップ戦術を信じ、勝利への執念と集中力を失わなかったからにほかなりません。

3トップの破壊力も、アリソンとファン・ダイクを中心とした鉄壁の守備も、2018-19シーズンのほうが高いクオリティをキープできていたと思います。前年のプレミアリーグで勝てなかった理由を問われれば、史上最強が2つも存在した悲劇のシーズンだったと返すしかありません。ライバルよりも12ヵ月長く勝利への飢餓感を抱き続けたチームは、絶対的守護神やレギュラーCBの負傷離脱というアクシデントをチームの総合力で乗り越えました。2月のウインターブレイクでコンディショニングに失敗してワトフォード戦とCLを失い、再開後のプレミアリーグではモチベーションの維持に苦労して4勝2分2敗とペースダウン。直近の彼らを見ると、類稀なる集中力と徹底度で勝ち続けてきたチームだったのだとあらためて感じます。

マンチェスター勢の停滞、ノースロンドンのショッキングな監督解任劇、アンチェロッティとモウリーニョの復活、ランパードとアルテタの台頭、シェフィールド・ユナイテッドの欧州チャレンジ、ロジャース率いるレスターの快進撃、コロナウイルスの蔓延による前代未聞の中断…あまりにもいろいろなことが起こった2019-20シーズンにおいて、最も確かだったのは、リヴァプールの圧倒的な強さでした。

レッズサポーターのみなさん、何度でもいわせてください。プレミアリーグ初制覇おめでとうございます。素晴らしいチームでした。来季のマンチェスター・ユナイテッドは強くなるはずですので、必ずそこで、そのままの強さで待っていてください。王者の自滅でおもしろくなるシーズンではなく、最強チームをいかにして倒すかとライバルが鎬を削るハイレベルなプレミアリーグが観たいと思います。できることなら、サポーターが熱狂するスタジアムで。


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“プレミアリーグ初制覇を祝う感動的なセレモニーに触れて、リヴァプールの2019-20シーズンを振り返る。” への1件のコメント

  1. まさやん より:

    ありがとうございます。
    やっと待ちに待った優勝なのですがコロナの中断や無観客試合などで、仕方ないですが物足りなさでいっぱいです。
    来季の終わりには通常通りの開催になってる事を願って、是非来期も優勝して次こそは大歓声の中でのセレモニーが見たいです。

    来季はシティはもちろんチェルシーとユナイテッドと4チームの争いになりそうですね。
    特にチェルシーは積極的に補強してますし、今の若いチームと上手く噛み合えば強いチームになりそうで怖いです。

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