リヴァプール、ピンチ!アーセナル戦で最大5人を欠くロジャース監督に、救世主は現われるか!?
この試合でアダム・ララナは鼠蹊部を痛めており、ダニエル・スタリッジも負傷でイングランド代表をリタイア。さらに、つま先を痛めているスターリングにまで、イタリアとのフレンドリーマッチを欠場かというニュースが流れてきました。デヤン・ロブレンも、クロアチア代表のコバチ監督が「プレイできない」と明言している状態。インターナショナルマッチウィーク明けに開催されるプレミアリーグ31節、リヴァプールの相手はよりによって3位のアーセナルです。このタイミングで、いちばん当たりたくなかった相手といっていいでしょう。
前半戦、大量の負傷者を出して苦戦していたアーセナルは、年末まで満足に試合に出られなかった選手たちがフレッシュな状態で、目下のところプレミアリーグ6連勝中。エジル、ジルー、ロシツキ、カソルラ、コクラン、ラムジーはフルシーズン戦っておらず、疲れ気味のアレクシス・サンチェスがいなかったとしても、中盤の支配力・攻撃力は脅威です。1月に合流したCBガブリエウ・パウリスタは、ライバルクラブの1月入団組であるクアドラードやボニーが適応に時間がかかっているのを尻目に、すっかりフィットしています。
さらに、戦いの場となるエミレーツでは、アーセナルは今季プレミアリーグでわずか1敗。15戦12勝と最多勝のマンチェスター・ユナイテッド、スタンフォード・ブリッジで無敗のチェルシーに続いて、ホームの勝ち点数は第3位です。数字と顔ぶれを見ると、リヴァプールが勝てる要素はほとんどありません。これまで「負けないレッズ」を支えてきた選手が、大事なシックスポインター続きのタイミングでいなくなるとは…。ロジャース監督は、どんなメンバー、どんなサッカーで勝利をめざすのでしょうか。
まずは並べてみましょう。GKミニョレ、最終ラインはグレン・ジョンソンかコロ・トゥレを入れて、エムレ・ジャン、サコ。中盤は、アルベルト・モレノとヘンダーソンがサイド、ジョー・アレンと復帰したルーカスがアウェイ仕様としてはよさそうです。最前線にはマルコヴィッチ、コウチーニョ…いちばん前は予測不能の大爆発に期待を込めてバロテッリでしょうか。右サイドにグレン・ジョンソン、中にヘンダーソンという形もありそうですが、そうすると後ろの選手がほぼ全員駆り出されてしまうのが不安です。いずれにしても、ロジャース監督にとっては、スタメンで戦っている間にリードを奪えるかどうかが重要となります。うーん、厳しいですね。
スタリッジかスターリング、あるいは両方が間に合ってくれるといいのですが…。私が期待しているのは、序盤戦で苦しんだリヴァプールが復活する足がかりとなったルーカスです。リヴァプールがチャンピオンズリーグ出場権を獲ったとしたら、功労者として名前を挙げたい選手のひとり。ヘンダーソン、エムレ・ジャン、ルーカスの頑張りがなければ、秋に解任の噂が流れたロジャース監督はチームにいなかったかもしれません。今季プレミアリーグは、終盤戦におもしろい上位対決が数多く組まれており、ずっと期待していたのですが、ベストメンバーで戦えないチームがあるのは残念ですね。目いっぱいのメンバーでぶつかり、何とか先に点を奪ってルーカスやアレンが中盤で掃除に励むというのが、レッズ勝利のシナリオでしょうか。
圧倒的有利にみえるアーセナルですが、モナコ戦敗退やお得意様ニューカッスル相手の苦戦がそうだったように、彼らは相手が弱いとみるとトーンダウンすることがあるので、リヴァプールのメンバーが薄くても競り合いになるかもしれません。決戦の日まで10日を切りました。主力はどこまで戻ってくるやら…。
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更新ご苦労様です。
ガナ戦厳しいゲームになりそうですね。
ララーナの代役にマルコヴィッチでしょうか?アイブも間に合えばいいのですが、、、。ルーカスが必要ですね。ジャンはどうも1枚あげると今ひとつな感じなんですよね。彼はDFでいいかと思います。今まで苦しい時面白い采配を見せてきたロジャーズなので、ガナ戦期待してます。
Macki さん>
ロジャース監督は博打が打てる監督なので、驚かせてくれるかもしれませんね。