2024.06.01 リヴァプールの話題
前線は期待、後方は不安…スロット率いる新生リヴァプールの補強ポイントとターゲットをチェック!
2023-24シーズンは、24勝10分4敗で3位。最後に力尽き、プレミアリーグ制覇は実現しなかったものの、ユルゲン・クロップのラストシーズンは納得の着地といえるでしょう。「リヴァプール2.0」を標榜した前任者は、モダンなフットボールにシフトし切れず放り出したファーガソンや、下降線を辿っていたヴェンゲルができなかった素晴らしいバトンタッチを見せてくれました。
クロップが遺してくれたのは、アルネ・スロットを称えるチャントだけではありません。欧州を制したサラー、フィルミーノ、マネの最強フロントスリーは、既に次世代モデルにシフトしています。ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、コーディー・ガクポの4枚は、そのままでも充分戦えるでしょう。
契約が残り1年となったモー・サラーは、次が最後のシーズンになるのかもしれません。プレミアリーグのレジェンドとなった絶対的エースとの契約延長が叶わなくても、リチャード・ヒューズSDとスロット監督には後継者を検討する時間が残されています。サラーの残留が決まれば、この夏のマーケットは中盤と最終ラインの強化に集中したほうがよさそうです。
ファビーニョ、ヘンダーソン、ミルナー、チアゴが抜けた中盤も、マック・アリスター、ショボスライ、フラーフェンベルフが加わり、カーティス・ジョーンズとエリオットの成長も期待できます。賛否両論の遠藤航のポジションには、より強力な人材を引き入れるかもしれません。アタランタをEL制覇に導いた「最強のデュエリスト」、24歳のエデルソンを獲れたら文句なしです。
名将の置き土産のなかで最も大きいのは、将来が嘱望されるヤングスターたちです。ブラッドリーとクアンサーは既に主力として活躍しており、ジェイデン・ダンズ、クラーク、マコーネルはカラバオカップを制した瞬間、ピッチにいました。ベン・ドーク、オーウェン・ベック、カイデ・ゴードン…今季は3試合出場に留まったバイチェティッチの巻き返しも楽しみです。
新監督の船出において、最大の懸念は最終ラインでしょう。ペップと優勝を争った2021-22シーズンはクリーンシートが21回、許したシュートは297本だったのですが、昨季のクリーンシートは10回に留まり、414本を打たれています。復活を遂げたファン・ダイクは、今のレベルをキープできるのか。負傷が増えたロバートソンのバックアッパーは、ツィミカスでは不安でしょう。
ジョー・ゴメスはサウジプロリーグの誘いに乗るのか。コナテはフルシーズンのコミットメントを期待できるのか。アーノルドをどこで機能させるのか。ケレハーが移籍するなら、フェイエノールトのジャスティン・ ビジュロウを押さえる必要があります。とはいえ、マティプが去った今、最優先はCBの強化。獲得候補として、リールのCBレニー・ヨロが挙がっています。
18歳のフランスU-21代表は、ビルドアップとデュエルの強さを高く評価されているようです。サリバよりやや低い190㎝は、空中戦で勝つことを求められるプレミアリーグでも気にならないでしょう。1年しか契約が残っていないのに、5000万ポンド超といわれると躊躇しますが、レアル・マドリードやパリとの争奪戦となれば、うなずくしかありません。
補強といえば、ベンフィカのMFオルクン・コクチュもターゲットとされているようです。2023-24シーズンのプリメイラリーガで27試合7ゴール8アシスト。ネクストエジルと称えられる23歳のトルコ代表は、1億2750万ポンド(約255億円)のバイアウト条項があるといわれており、ハードな交渉となりそうです。
若手とベテランのバランスは、U-23が多いチェルシーや高齢化が進むマン・シティをしのぎます。昨季はビハインドを背負ってから奪ったポイントがリーグ最多の28で、あっさり先制を許す悪癖を排除できれば、アルネ・スロット監督は好スタートを切れるのではないでしょうか。新生レッズのチーム作りに注目しましょう。
クロップが遺してくれたのは、アルネ・スロットを称えるチャントだけではありません。欧州を制したサラー、フィルミーノ、マネの最強フロントスリーは、既に次世代モデルにシフトしています。ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、コーディー・ガクポの4枚は、そのままでも充分戦えるでしょう。
契約が残り1年となったモー・サラーは、次が最後のシーズンになるのかもしれません。プレミアリーグのレジェンドとなった絶対的エースとの契約延長が叶わなくても、リチャード・ヒューズSDとスロット監督には後継者を検討する時間が残されています。サラーの残留が決まれば、この夏のマーケットは中盤と最終ラインの強化に集中したほうがよさそうです。
ファビーニョ、ヘンダーソン、ミルナー、チアゴが抜けた中盤も、マック・アリスター、ショボスライ、フラーフェンベルフが加わり、カーティス・ジョーンズとエリオットの成長も期待できます。賛否両論の遠藤航のポジションには、より強力な人材を引き入れるかもしれません。アタランタをEL制覇に導いた「最強のデュエリスト」、24歳のエデルソンを獲れたら文句なしです。
名将の置き土産のなかで最も大きいのは、将来が嘱望されるヤングスターたちです。ブラッドリーとクアンサーは既に主力として活躍しており、ジェイデン・ダンズ、クラーク、マコーネルはカラバオカップを制した瞬間、ピッチにいました。ベン・ドーク、オーウェン・ベック、カイデ・ゴードン…今季は3試合出場に留まったバイチェティッチの巻き返しも楽しみです。
新監督の船出において、最大の懸念は最終ラインでしょう。ペップと優勝を争った2021-22シーズンはクリーンシートが21回、許したシュートは297本だったのですが、昨季のクリーンシートは10回に留まり、414本を打たれています。復活を遂げたファン・ダイクは、今のレベルをキープできるのか。負傷が増えたロバートソンのバックアッパーは、ツィミカスでは不安でしょう。
ジョー・ゴメスはサウジプロリーグの誘いに乗るのか。コナテはフルシーズンのコミットメントを期待できるのか。アーノルドをどこで機能させるのか。ケレハーが移籍するなら、フェイエノールトのジャスティン・ ビジュロウを押さえる必要があります。とはいえ、マティプが去った今、最優先はCBの強化。獲得候補として、リールのCBレニー・ヨロが挙がっています。
18歳のフランスU-21代表は、ビルドアップとデュエルの強さを高く評価されているようです。サリバよりやや低い190㎝は、空中戦で勝つことを求められるプレミアリーグでも気にならないでしょう。1年しか契約が残っていないのに、5000万ポンド超といわれると躊躇しますが、レアル・マドリードやパリとの争奪戦となれば、うなずくしかありません。
補強といえば、ベンフィカのMFオルクン・コクチュもターゲットとされているようです。2023-24シーズンのプリメイラリーガで27試合7ゴール8アシスト。ネクストエジルと称えられる23歳のトルコ代表は、1億2750万ポンド(約255億円)のバイアウト条項があるといわれており、ハードな交渉となりそうです。
若手とベテランのバランスは、U-23が多いチェルシーや高齢化が進むマン・シティをしのぎます。昨季はビハインドを背負ってから奪ったポイントがリーグ最多の28で、あっさり先制を許す悪癖を排除できれば、アルネ・スロット監督は好スタートを切れるのではないでしょうか。新生レッズのチーム作りに注目しましょう。
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