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ゴシップかスクープか…ライプツィヒでゴール量産のシェシュコは、アーセナル移籍を熱望?

マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルが獲得をめざしていると伝えられたストライカーは、「エミレーツでプレイしたい」といっているそうです。独占記事と銘打って、ベンヤミン・シェシュコの動向を報じたのは「ミラー」のジョン・クロス記者。本日、21歳のバースデーを迎えたスロベニア代表FWは、イサクやイヴァン・トニーの半額以下で手に入ります。

16歳になったばかりのシェシュコがレッドブル・ザルツブルグとプロ契約を結んだのは、2019年6月でした。出場機会を得るために、クラブのリザーブチームであるリーフェリングにローン移籍した逸材は、2年めの2020-21シーズンに頭角を現しました。オーストリア2部で29試合21ゴール6アシスト。復帰したザルツブルグでも、2年めに30戦16発と得点力を証明しています。

ライプツィヒへの移籍が発表されたのは、2022年8月。2023-24シーズンからドイツでプレイする契約が前倒しで締結されたのは、ビッグクラブとの争奪戦を回避したかったからでしょう。5000万ユーロ(4250万ポンド)のバイアウト条項も、このとき加えられたものと思われます。これによってライプツィヒは、本人を口説き落としたクラブに抵抗できなくなってしまいました。

ブンデスリーガの初年度は、30試合14ゴール2アシスト。開幕からしばらくはチームにフィットせず、前半戦は14試合3ゴールという凡庸なスタッツに留まったのですが、ウインターブレイク明けにレギュラーポジションを奪取すると、すぐさま無双状態に突入しました。後半戦は17試合11ゴール2アシスト。28節のフライブルク戦から、7試合連続ゴールでシーズンを終えています。

194cmの長身ストライカーは、ポストプレーとラインの裏抜けを得意としており、戦術理解度の高さも評価されているようです。未だ完成しておらず、ウーデゴーアのスルーパスやサカ&デクラン・ライスのCKがあれば、プレミアリーグで20発の大台に乗せられるのではないでしょうか。ガブリエウ、ベン・ホワイト、カイ・ハヴェルツ、シェシュコが揃うセットピースは脅威です。

プレミアリーグのライバルに加えて、ミランも獲得をめざしていると伝えられていますが、現在のポールポジションはアーセナルと目されています。代理人のエルヴィス・バサノヴィッチさんは、最終盤のアーセナルの試合を視察していたとのこと。アルテタ監督とエドゥSDが他のストライカーを追わなければ、すんなり決まりそうです。

「ミラー」の記者は、1億ポンド超といわれるイサクやイヴァン・トニーはもはや候補ではないといい切っています。ユーロ2024でイングランドと戦うストライカーを押さえるなら、開幕前に話を詰めておくべきでしょう。独占記事はゴシップか、スクープか。アーセン・ヴェンゲルに関する著書があるチーフライターの過去の記事を見ると、妄想ベースの作文はなさそうですが…?
(ベンヤミン・シェシュコ 写真著作者/Werner100359)


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