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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプール快調!アジアツアー全勝、テストマッチ無失点、アスパス完全にフィット!

確かに、4試合とも親善試合です。しかも、初戦のプレストン・ノースエンドは、1888-89年にイングランドリーグ創設年の栄えある第1回優勝クラブに輝いた古豪中の古豪とはいえ、現在はリーグ1(3部相当)の中位に沈むチーム。アジアツアーで対戦したインドネシア選抜、メルボルン・ヴィクトリー、タイ代表も、東アジアのクラブや代表に比べると、その実力は一段落ちるでしょう。しかしそれでも4-0、2-0、2-0、3-0と、全試合クリーンシート、複数得点での4連勝は順調です。ジェラード、コウチーニョと獲るべき選手が決め、期待のアイビーや新戦力イアゴ・アスパスが着実にゴールを重ねています。あくまでも本番は本番、プレミアリーグではこうはいかないかもしれませんが、少なくとも昨季以上のポジションを期待していいのではないでしょうか。28日に行われたタイ代表とのアジアツアー、ラストマッチは3-0の完勝。スタメンはこちらです。

GK:ミニョレ
DF:ジョンソン、エンリケ、コロ・トゥーレ、アッガー
MF:ジェラード、ルーカス、アレン、コウチーニョ
FW:ボリーニ、イアゴ・アスパス

コウチーニョの巧みなドリブルからの3人抜きゴールも彼らしい爽快な1発でしたが、このゲームもまた、特筆すべきはイアゴ・アスパスでしょう。49分、コウチーニョからのパスを前線でDFを背負いながら受けると、一瞬で体を入れ替えGKと1対1に持ち込み、あとはゴールに流し込むだけの完璧なプレイ。3点めのアシストもアスパスで、右サイドに出たパスを左足でストップすると、そのままノーステップでジェラードに落とし(さりげないけれど、このプレイはすごい)、3点めとなるループシュートのお膳立て。もはや、完全にフィットしています。

コウリーニョ、スターリング、イアゴ・アスパスといった攻撃陣にスタリッジが復帰し、これだけ個人で打開する力のあるタレントが揃っているならば、仮にスアレスが出ていくことになったら、ジルーやジェコのような純粋ストライカータイプがいるといいかもしれません。サッカーサイト「Qoly」が、海外のサイト「caughtoffiside」が掲載している「スアレスの代役候補ベスト10」(基準はわかりませんが)を紹介しており、アヤックスのクリスティアン・エリクセンやデンバ・バ、ロイク・レミーなどの名前が挙がっています。いわれてみれば、プレミアリーグのなかにも交渉余地がありそうな選手がまだまだいますね。そろそろ8月になり、移籍市場も急激活性化しそうですが、いずれにしても、リヴァプールが大きなビハインドを背負ってプレミアリーグで苦しむことはなさそうです。

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