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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

争奪戦に参入するのか…リヴァプールのターゲットはファン・ダイクとレオン・ゴレツカ!?

ラザル・マルコヴィッチは1600万ポンド(約23億4000万円)、ママドゥ・サコは3000万ポンド(約43億8000万円)。クロップ監督の構想外とはいえ、リヴァプールに彼らの売り値を下げる気はなく、プレミアリーグの下位クラブが続々と獲得を断念しています。クリスタル・パレスにとっては、サコはクラブを残留に導いてくれた恩人です。たった8試合の出場ながら、チェルシー戦とアーセナル戦勝利を含む5勝1分2敗という好成績を残したCBが「クリスタル・パレスでプレイしたい」といったと聞けば、サウスロンドンは大歓声でしょう。ところが、レッズはレンタルもディスカウントもNG。プレミアリーグの移籍市場において選手の値段が高騰中とはいっても、3000万ポンドは小さなクラブにはなかなか手が出せない金額です。ワトフォードも、マルコヴィッチを諦めたと報じられました。ハル・シティでテクニックが錆びていないことを証明したアタッカーは、フィオレンティーナにいくのではないかといわれています。

バルセロナの7000万ポンド(約102億円)のオファーをクラブが断ったと報じられたフィリペ・コウチーニョは、クロップ監督が「売らない」と公言していますが、移籍金の上乗せで経営陣は翻意するでしょうか。リヴァプール愛が強いコウチーニョが簡単になびくとは思えないのですが、ひとたびスペインでプレイしたいといい出せば、スアレスやスターリングと同じような着地になる可能性が高まります。ここは何としても守り切りたいところ。コウチーニョとエムレ・ジャンが残留すれば、クロップ監督は何の不安もなくプレミアリーグの新シーズンに臨めるでしょう。主力をキープしながら、取り組むべきテーマは背骨の強化。進展がないファン・ダイクと諦めの空気漂うナビ・ケイタをどうするのか、できれば開幕前に決着をつけたいところです。

「デイリー・ミラー」は、クロップ監督がシャルケ04のセントラルMFレオン・ゴレツカにターゲットを変えるかもしれないと報じています。ナビ・ケイタより4日早く生まれた22歳のMFは、コンフェデレーションズカップの活躍で注目度を高めました。189センチの長身ながらテクニックがあり、アンカーでもプレーメイカーとしても機能する器用なタイプ。ミドルシュートとヘディングもうまく、ブンデスリーガ4年めの昨季は29試合5ゴールと納得のシーズンを過ごしています。7000万ポンドを積んでもOKが出ないナビ・ケイタに対して、こちらは2100万ポンド(約30億7000万円)といわれる格安案件。シャルケとの契約は残り1年となっており、移籍は間違いないでしょう。バイエルン・ミュンヘンに加えて、アーセナル、トッテナム、マンチェスター・シティなどプレミアリーグのライバルとの争奪戦となりそうですが、ドイツですので行くとなればクロップ監督にがんばっていただきましょう。

ファン・ダイクを売るとなれば代役を獲らなければならないセインツは、早めにCBの去就に決着をつけるのではないでしょうか。サラーとゴレツカの移籍金をサコ、マルコヴィッチ、ルーカス、アルベルト・モレノの売却益で消せれば、DFとしてプレミアリーグ史上最高額をオランダ代表CBに費やしたとしても、悪くない収支になりそうです。満願回答か、ゼロで終わるか。チェルシーやマンチェスター・シティの姿が見え隠れするディールに油断は禁物。レッズにはスピードが要求されていますが、果たして…!(ヴィルジル・ファン・ダイク 写真著作者/Ailura)

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