長期的な強化をめざすユルゲン・クロップ監督に、共感半分、不安半分…。
ユルゲン・クロップ監督は、「リヴァプール・エコー」の取材に応えてこんなことをいっています。「合理的な資金でチームを改善するのは簡単ではない。クレイジー・マネーを投入すればいけるけどね」。完成度が高い現在のチームに大型補強は必要ないという主張には、多くのサポーターや評論家が納得すると思われます。しかし、「今のままでプレミアリーグ優勝は可能なのか」という問いには、イエスと即答できない方が多いのではないでしょうか。
私も以前に、「まったく使えなかったチェンバレン、チームによりフィットするであろうナビ・ケイタなど、リヴァプールには伸びしろがある」と書いて、補強しないチームを支持しています。ただしこれは、どこまでいっても楽観シナリオ。「3トップとファン・ダイクやアリソンが大きなケガに見舞われない」という前提でのお話です。想定されるリスクに対して、しっかり備えたチームが優勝するというなら、各ポジションにハイレベルの選手を2人ずつ置いているペップが3連覇を達成することになります。レッズに大型補強は必要ないという意見には賛同しますが、「フィルミーノ欠場時に最前線に張る点取り屋」「中盤の得点力」「最終ラインを不安にさせない控えGK」は加えてもいいのではないかと思うのです。
「リヴァプール・エコー」は、クロップ監督はニューフェイスをひとり入れたがっているとレポートしていますが、語られているのはロバートソンのバックアッパーであり、攻撃的なオプションではありません。「すべてのポジションをカバーできるように質の高い選手を配するのではなく、新たなタレントが成長し、入り込む空間があることを好む」。ビッグイヤーを手に入れた指揮官は、今いるメンバーの成長によって弱点をカバーすると考えているようです。
「補強戦略は長期的でなければならない。短期的に問題をカバーすることもできるが、それは解決とはいわない。誰かがケガをして、そのポジションを埋めるために誰かを買うと、3週間後にケガをしたプレイヤーが戻ってきたら、同じポジションでダブルクオリティを保持することになる。高すぎるクオリティは、プレーヤーの能力開発の役に立たない」
素晴らしい監督だな、と思います。しかし…。前線か中盤にもう1枚、ゴールゲッターが必要なのではないか。ブルーノ・フェルナンデスやコウチーニョのようなアタッカーか、純粋なストライカーがいたほうがいいのではないか。「リヴァプール・エコー」の記事を読むと、この夏何度も呑み込んできた疑問を口にしたくなります。
クロップ監督の考え方が好きで、長期的なチームづくりがプレミアリーグ制覇という形で結実するのを観たいと思っているのに、焦燥感が抑えられない理由はわかっています。ペップのマンチェスター・シティが強すぎるから。私たちは、2018-19シーズンをトレースするような1年を過ごすのでしょうか。それとも…。
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更新有難うございます。
現時点での補強状況を見れば、確かにシティがやや有利かもしれませんね。
懸案であったフェルナンジーニョの後継者のロドリがうまく機能してくれれば、フェルナンジーニョ不在で落とした勝ち点をいくつか拾う可能性があります。
また、makotoさんご指摘の通り、昨季のレッズに大きな怪我人が出なかったのが、逆に今季どうなるか?出ずっぱりで勤続疲労から怪我したデ・ブライネのようなケースがレッズでも懸念されます。
実質2チームを抱え、サネやストーンズが出場機会の少なさにストレスを抱えるくらいの緊張状態を保ってこそ長丁場のリーグを制覇できるのかもしれませんね。
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ハリーウィルソン、ライアンケント、リアンブリュースターと若手が育って来てますよ!
ブルーノフェルナンデスは魅力的ですが
更新ご苦労様です。
いやーご指摘の通り懸念いっぱい不安いっぱいでございます。若手が育っているのは喜ばしい事ですが、まだレベル差も感じる所です。
更新お疲れさまです。
できれば即戦力のアタッカーとミッドフィルダーを獲得して欲しいと思ってますがなさそうですね。
特に前線は欲しいけどブリュースターの成長を妨げかねないし、CLで活躍したオリギも契約更新しましたから、まだまだ成長の余地はあるとクロップは判断したんでしょう。
レッズファンとしてはクロップを信じるしかありませんね。
去年はとりあえず結果も出ましたし、今年は若手の成長や連携をより深めながら、上手くいけばプレミアのタイトルを狙うという一年になりそうです。
補強を渋っているようではペップがいるシティにはどこのチームも勝てないと思いますけど
正直、シティの3連覇は本当に見たくないですが既に覚悟しています
更新ありがとうございます。
確かにおっしゃる通り、期待(共感)半分、不安半分ですね。
プレミアだけ見ても、アーノルドにジョー・ゴメス、サネもプリシッチもマディソンもワンビサカもラッシュフォードだって20代前半で第一線の活躍してるわけなので、早すぎるという事はないですし、ケント、ウィルソン、ウッドバーン、カーティス・ジョーンズあたりにの誰か1人でも化けてくれるかもと想像するとワクワクしてきます。
だだ、前はブリュースター、オリギがトップチームに残るでしょうから、残れるとするとケントかウィルソンのどちらかしか難しいと思います。
オリギが左もやること多いので、そうなるとウィルソンの方が可能性が高いのかも?
そうなると次もローンなら移籍する!って言ってたケントはレンジャースへ行くのか?それはそれで残念です。
クラブとしても言われているような事は当然わかっているでしょうし、即戦力も考えているが(裏で交渉はしつつ)若手も育っているのでプレシーズンでじっくり見てから考えようかってとこなんですかね。
レッズに限らず全体的におとなしいですよね。この夏。
ブリュースターの成長、オリギの覚醒、シャキリの復調、ナビケイタ、チェンボのフィット感が戻れば、サイドバック問題以外解決しそうですが、フロントスリー+アリソン、ファンダイクの怪我なしってのがやはり優勝の必須条件になりますね。冷静に考えると青いチームの現戦力が異様に高すぎるだけで、リバプールは至って普通かと。
ベンチのマフレズに週給20万ポンドを出せるクラブと、2年連続得点王のサラーに対して同額の週給を払っているクラブが比較されてるので、戦力の差は仕方がないと思います。
更新おつかれさまです。
全くの同意見です。
長期的視野でみれば正解でしょう。
現スタッツを信じて
若手にもチャンスを与え可能性にかける。
チームの数年先を見ているのでしょう。
しかしリーグ優勝を目指すなら
相手のことがすっぽり抜けてます。
弱点を補強し選手層も豊富、
最大の補強デプライネの復帰、
長年の中心選手シルバの集大成、
それを率いるのが選手のマネージメントに
長けたヘップなのですから相手が悪いです。
投稿おつかれさまです。
個人的な見解としては下部組織からトップで活躍できる選手を育てる方針には強く賛成してます。育成組織にいる選手のモチベーションにもなるし、持続可能なチーム作りはクロップが就任当初から言っていたことですし、多くの選手が育てばいい選手が育成段階から集まってきますし。
かつてのバルセロナみたいなサイクルを作って欲しいというのはいささか夢みがちかもしれませんが、夢があるのがリバプールの魅力だとも思うので、、、。
天才少年、期待の若手がブレイクしないまま普通の選手になっていった例を数々見てきたので、チーム躍進の鍵にするのは厳しいかなと個人的に思います
。アーノルドの成長もかなり忍耐は必要だったはずなので。
やはり是が非でもフィルミーノの控え、可能であれば得点力のあるMFの獲得を熱望しますね。
いやー悩ましい。復活を賭けていたはずのクラインが長期離脱、左だけでなく右サイドもクオリティのあるローテーションプレイヤーが欲しいってのが本音です。
(*ジョー・ゴメスはもちろん頼れる存在ですが、やはりCBかな、と)
そんな中、先日のスポルティング・リスボン戦観戦しまして、ブルーノ・フェルナンデスに一目惚れしちゃいました。
現時点で中盤の層は既に分厚さがあるのでプライオリティのポジションじゃないかと思いつつ、Box To Boxのスタイルに加えて周りの選手と比較して明らかに何枚も上手な創造性の高さ。
マンU移籍話もありますが、是非欲しい。
レッズのデ・ブライネになれる器です。
殿、ご決断を!!!