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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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2500万ポンドのバーゲンは今週末まで!アルデルヴァイレルトは出る?残る?

マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル。CBをほしがっているといわれているクラブは、なぜ彼を狙わないのでしょうか。口説かなかったのか、口説けなかったのか。プレミアリーグでトップクラスのCB、トビー・アルデルヴァイレルトのバーゲン期間が終わろうとしています。2500万ポンド(約33億8000万円)という格安のバイアウト条項が有効なのは、今週の金曜日まで。これを過ぎると、売り値4000万ポンド(約54億円)に跳ね上がります。

2014年の夏にアトレティコ・マドリードからサウサンプトンに貸し出され、翌シーズンにトッテナムへ。プレミアリーグ142試合6ゴール2アシスト、5シーズンでイエローカード13枚という少なさが、いかに先読みに長けているかを物語っています。昨季のチャンピオンズリーグでは、緒戦のインテル戦を除くすべての試合にフル出場し、準優勝という素晴らしい成果に貢献。統率力、確実なタックルなど守備における能力の高さだけでなく、前線とサイドに繰り出すロングフィードの精度も定評があります。

マンチェスター・ユナイテッドとローマが興味ありと伝えられておりましたが、オファーには至っていないようです。昨季プレミアリーグ6位、CLベスト8のクラブへの移籍はキャリアアップとはいえませんが、サラリーUPや3年以上の契約を提示すればディールは成立したかもしれません。26歳のハリー・マグワイアが、より魅力的に映るのはわかりますが、8000万ポンドという途方もない要求に背を向けて、1/3の費用で獲れる堅実なベテランを狙うという手もあったのではないかと思います。

4月に「禁断の移籍は成立するか?」と話題になったアーセナルも、2500万ポンドでCBが獲れるなら攻めてもよかったのでは…いや、こちらはアルデルヴァイレルトが嫌がったのかもしれません。ローラン・コシールニーの後釜としてはうってつけですが、本人にしてみれば、サポーターからの強烈なブーイングを覚悟してまでライバルに移る動機はなさそうです。残り3日となりましたが、電光石火の移籍劇が実現する可能性はあるのでしょうか。「スカイスポーツ」が、ユヴェントスとのテストマッチに出場したアルデルヴァイレルトが、試合後に「新しいシーズンもトッテナム」とコメントしたと伝えているのですが…。

「フットボールにフォーカスしているよ。スパーズに集中している。開幕に向かってフィットさせられると思う。監督も僕が献身的に働いているとわかってくれている。ユヴェントス戦は主将だった。信頼を示してくれた」

このコメントはいかにも残留する選手のものなのですが、「物事がスピーディーに動くかもしれない」「フットボールは何が起こるかわからない」と、含む言葉が添えられているのが気になります。アルデルヴァイレルトは、出るのか残るのか。もうしばらくプレミアリーグで観たい選手なので、スパーズ残留と希望的観測を残しておきましょう。答え合わせは、金曜日に。

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