7年間で休みは20日のみ⁉ 試合があれば出てしまうサディオ・マネの体が心配です…!
2018-19シーズンは、キャリアハイとなる公式戦50試合出場で26ゴール。緊張感が高い1年を終えた後、母国セネガルのためにアフリカネーションズカップで6試合にフル出場しており、7月20日の決勝でアルジェリアに敗れてからバカンスは2週間強しかありませんでした。
さまざまな出来事を「クール」と「クレイジー」でぶった切るユルゲン・クロップにマネのスケジュールについて問うと、もちろんクレイジー。8月はお目にかかれないかもしれないと覚悟していたのですが、ノリッジと戦ったプレミアリーグ開幕戦で後半から登場したのを見てびっくりしました。なぜ、仕上がる⁉ セインツ時代を回想した吉田麻也が、「酒は飲まないし、とにかくマジメ」「チェルシー戦で2ゴールを決めた後もジムで筋トレしていた」とリスペクトしていたマジメなアタッカーは、UEFAスーパーカップのチェルシー戦の試合前会見でも、エンゴロ・カンテについてどう思う?というフランス人記者のムチャ振りに丁寧に対応していました。
「率直にいうけど、あなたは私よりもチェルシーと選手たちについて知っていると思う。彼はチェルシーにとって重要な選手だと思うが、それ以上いえることはないね。われわれは勝つために全力を尽くす。(試合が開催される)イスタンブールが幸運な街であることを願うよ」
準備はできているかと聞かれ、「疲れているとしたら、頭の中かな」とそつなく返したレッズの10番は、多忙なスケジュールについても事もなげに「大丈夫」と語っています。「時間には限りがある。この7年で休んだのは20日ぐらいだろうね。でも慣れているし、ここにいるからにはやるしかないだろう!」。プレミアリーグファンとしては、得点王の素晴らしいパフォーマンスが見られるかもと半分は盛り上がりつつ、クロップ監督が彼を起用しないことを心のどこかで祈っていたりするのです。
「17日しか休んでいない」と、マネの多忙について紹介した「BBC」は、「Do Premier League footballers get a proper break?(プレミアリーグの選手たちは適切な休暇を取っているか)」という記事を配信。マネ以上に出場試合数が多かった選手をリストにしています。アルデルヴァイレルトとジョルジーニョは63試合、ポグバとファン・ダイクは59試合。ソン・フンミンに至っては78試合に出場しており、韓国代表のために11万kmも移動したとも報じています。プレミアリーグとイングリッシュフットボールリーグの標準契約には、「選手には5週間の休みを得る権利がある」とあり、国際プロサッカー選手会はソン・フンミンについて「リスクがある」「強制的に4週間休ませるべき」と警鐘を鳴らしているそうです。
クロップ監督やペップが「選手を殺してしまう」と懸念する過密スケジュールは、いずれ改善されるのでしょうか。やっかいなのはマネのようにマジメでポジティブなキャラで、休む権利があろうとも自主的にオフシーズンを返上して戻ってきてしまう選手に対しては、試合を減らしてオフシーズンを長くする以外に処方箋はありません。
ああ、サディオ・マネ。先ほど確認したのですが、スタメンですね、UEFAスーパーカップ。くれぐれも無理はなさらぬよう、お願いいたします。リヴァプールが悲願のプレミアリーグ制覇を果たすための前提条件は、フロントスリーがシーズンを通じて元気なこと。後半戦に強いマネの存在は、絶対に不可欠なのですから。
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更新ご苦労様です。W杯からリーグ戦、さらに代表選と身体をいたわる余裕がない状況が続いていますね。マネもそうですし他チームの主力陣は多くがこの状況下にあると思います。これを鉄人を片付けてはいけないのですが、、、。特に休みが少ないプレミア、、、選手ファーストで考えて欲しいと思うところです。イスタンブールでの激闘後明後日はリーグ戦ですね、、、。
マフレズは開幕戦スタメンでしたよね。ファンの心情としてはもっと休んでほしいです。