カラバオカップで勝っちゃった欧州王者リヴァプール、「死の12月」の日程を徹底チェック!
4強予想をするなら、まずはマンチェスター勢とレスター。残り1枠はヴィラではないでしょうか。12月18日に、カタールのエデュケーション・シティ・スタジアムでクラブワールドカップの準決勝を戦うリヴァプールは、年末年始の殺人的なスケジュールに悩まされています。11月23日にプレミアリーグ13節のクリスタル・パレス戦、水曜日にはCLのナポリ戦、さらに中2日で14節のブライトン。翌週もミッドウィークに試合が組まれており、12月4日にマージーサイドダービー、週末にボーンマスと厳しい相手が続きます。CLグループステージの最終節は、10日のザルツブルグ戦。14日にアンフィールドでワトフォードと当たり、カタールで準決勝に勝てば中2日でドーハのファイナルです。
イングランドのリーグカップは、11月末にベスト8のゲームが組まれていた時期もありました。リヴァプールがビッグイヤーを制覇した年に、あらかじめカラバオカップを動かしておかなかったのはなぜでしょうか。12月16日の週に準々決勝となると、ヴィラVSレッズは延期となります。さて、どこへ?レッズの選手たちが地元に戻ってくるのは、おそらく22日。ボクシングデイはアウェイでレスター、12月29日にウルヴスと続く年末には隙間がありません。1月2日はプレミアリーグ21節のシェフィールド・ユナイテッド戦。その数日後に、FAカップ3回戦が入ってきます。
カラバオカップの準決勝ファーストレグは1月6日予定となっていますが…⁉もしかして、この大会で2シーズン連続初戦敗退のレッズは、いなくなってる前提のマッチメイクだったとか。それなら、納得です。5-5の乱打戦となったアンフィールドのPK戦で、ダニ・セバージョスのキックをケレハーがストップした瞬間、大会関係者は顔面蒼白だったのかもしれません。勝っちゃいましたリヴァプール。アーセナル戦の後、クロップ監督は大会のあり方について率直にコメントしています。
「クリスマスの午前3時などではなく、適切な日程を見つけることができなければプレイしない。彼らはその決定を下す必要がある。この問題について、よく考えないとね。ひとつのクラブが参加できないフィクスチャーリストがあるなら、検討しなければならない。われわれは被害者ではない。今夜は、勝ちたいと思ってプレイした。もし、適切な日がなければ、相手がどこであろうとそのチームが勝ち進むか、(レッズに敗れた)アーセナルがプレーすることになるね」
「 A lot of people from the Premier League were sitting in front of the television hoping that Arsenal can do it. But – sorry!(テレビの前に座っていた多くのプレミアリーグ関係者が、アーセナルが来ることを望んでいただろう。しかし…残念だね!)」とかました指揮官は、ブリュースターやエリオットを起用するチャンスが増えたと割り切っているのでしょう。4強はヴィラ。決勝はマン・シティVSレスターと予想します!
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リバプールは他のチームよりカップ戦での若手起用に積極的ですから大丈夫でしょう