今のリヴァプールはプレミアリーグ史上最強!?「BBC」が「365日無敗」の足跡をレポート!
今年最初の試合を2-0のクリーンシートで勝利したリヴァプールは、5試合連続のクリーンシートでプレミアリーグ11連勝。1年前にエティハドで開催されたマンチェスター・シティ戦を2-1で落としてから、365日リーグ戦無敗という信じられない戦績を残しています。「BBC」のエムリン・ベグレイ記者は、「Liverpool unbeaten for a year in Premier League – how did they do it?(リヴァプールはプレミアリーグで1年間負けていない。彼らはどうやってそれを成し遂げたのか?)」と題したレポートを配信。アーセン・ヴェンゲル率いるザ・インヴィンシブルズの49試合、ジョゼ・モウリーニョの40試合に次ぐ3位の無敗記録を継続するチームの足跡を辿っています。
プレミアリーグ37戦32勝5分。1試合あたりの勝ち点2.73は、2017-18シーズンに年間100ポイントを達成したマンチェスター・シティの2.63を上回っています。2018-19シーズンを9連勝で終えたレッズは、30勝7分1敗の勝ち点97という強さを見せながら、ペップのチームに1ポイント及ばず、史上最多勝ち点の2位という悔しい着地となりました。
今季の19勝1分は、2年前のマン・シティと並ぶハイペースです。彼らは21試合めにクリスタル・パレスに敗れ、23試合めのレッズ戦で敗れてシーズン無敗をストップされましたが、クロップ監督は次節からのトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドを連破できるでしょうか。ライバルとの激戦をクリアして無敗で優勝すれば、ザ・インヴィンシブルズを超える50試合連続という大記録達成となり、1991年から2年がかりで積み上げたACミランの欧州レコード58試合無敗が見えてきます。
37試合の個人記録にフォーカスしてみましょう。レッズのゴールゲッターといえば、真っ先に顔が浮かぶのはモー・サラーですが、TOPはサディオ・マネの25ゴールです。サラーが19で続き、フィルミーノは10ゴールをゲット。4位が6ゴールのファン・ダイクと当てられるサポーターは、どのくらいいるでしょうか。オリギが5ゴール、ミルナーとワイナルドゥムが4ゴール。トータル89ゴールのうち3トップが54ゴールを占め、13人が挙げた35ゴールを凌駕しています。
アシストが10を超えているのは、世界最高の両SBです。トレント・アレクサンダー=アーノルドが17、アンディ・ロバートソンは13。スタッツを見ると、3トップが絡む速攻とSBからの的確なクロスで無敗を続けているチームだということがよくわかります。昨季のプレミアリーグでDFとして史上最高の12アシストを記録したアーノルドは、今季も既に8アシストをマークしており、自らのレコードを更新するかもしれません。
これだけ素晴らしい数字を残しながら、この間の国内タイトルはゼロ。チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップの3冠を連続で達成したイングランド唯一のクラブの栄光は、FAカップとリーグカップの優先順位を落とすことで成立しています。直近1年で喫した4つの敗戦は、マン・シティに敗れた直後に行われたFAカップ3回戦のウルヴス、チャンピオンズリーグ準決勝のバルセロナ戦、今季CLのナポリ、クラブワールドカップと日程が丸かぶりで二軍仕様だったカラバオカップのアストン・ヴィラ。あらためて1年を振り返ると、トッテナム戦を控えたクロップ監督が、FAカップのマージーサイドダービーで主力をスキップさせる可能性は濃厚といわざるをえません。
2位レスターと13ポイント差と絶対的優位にありながら、レッズサポーターが慎重な姿勢を崩さないのは、「プレミアリーグで勝ったことがない」「2018-19シーズンは97ポイントで2位」「2013-14シーズンは35節まで首位だったのにひっくり返された」「3位のマン・シティがとにかく脅威」といった過去の悔しさとライバルの強さを忘れていないからでしょう。欧州の5大リーグで、365日以上無敗を継続しながらタイトルと無縁だったのは、1978-79シーズンのペルージャと、1979-80シーズンのレアル・ソシエダードのみ。40年ぶりの理不尽は、さすがにないと思いますが…。プレミアリーグ史上最強チームを目の当たりにしているのではないかと酔っている私は、ヴェンゲルの記録を破る無敗優勝で悲願を達成してほしいと願うのみです。
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優勝間違いなし、とは思うんですが、やっぱりまだどこか不安なんですよね。
選手やクロップは、毎試合ただ目の前に集中しているので、まず大丈夫なはずなんですが。
負け慣れてしまっていたせいですが、クロップ就任時のDoubterからBelieverへ、という言葉を今こそ受け止める時ですね。
黄金期のアーセナルを経験したほとんどの人が見ても、現在のリバプールの方がプレミアリーグ史上最強だと思うんじゃないかなぁ?
アーセナルはけっこう引き分け多かったですし。
きちんと勝ちきる所とか、展開のバリエーションとか、CBのキャプテンがまとめる守備も、現在のリバプールの方が役者が上だと思います。
シティに去年ほどの元気がなく、レスターとの直接対決も圧勝。
怪我人ラッシュでも起こらない限りは、優勝は揺るがないですよ。
でも、無敗優勝したクラブという名誉は、渡したくないんだよなあ(泣)
同じく。無敗優勝、という言葉自体にただならぬ魅力があることは否定しませんが、アーセナルやユベントスのように二桁の引き分けと、一つ二つの敗戦のときにどちらのほうが優れているかと問われれば…?
それにリーグのレベルも現在のほうが厳しく、難易度が違いますからね。
仮に今季1つ負けたとしても、勝ち点100を超えた場合には、そちらをより評価すべきように思います。
それにしても、本当にリバプールは強い。
ポゼッションしても、ショートカウンターしても、ロングカウンターしても、被カウンター時も、後ろに引いたときにも、セットプレーにも。本当に全方位に強い、教科書の1ページに載せたいようなチームです。
タイトルの数こそ及びませんが、ペップバルサと並んで歴代最高チームではないかと。
近年のシティとリバプールは確実にあの頃のアーセナルより数段上でしょう。
シティやスパーズの台頭、更には莫大な資金力により中下位チームの底上げがされた現在のプレミアリーグで勝ち点100なんて尋常じゃ有りません。
まだまだ無敗時代のアーセナルは越えられていないでしょうね。
てかリバプールになんかに越えられたくもないわw
更新ご苦労様です。
レッズサポの私としても無敗優勝はみたいですが、現在のリーグレベルを考えると難しいかなと思うところです。
ガナーズの無敗優勝記録はいつまでも燦然と輝いていても良いのではないでしょうか。
サポとしての気持ちは今度こそリーグ優勝したい!
それだけです。
比較コメントは本質的ではないと思いますが…。
まぁ、単純に言って2分けより、一勝一敗のほうが価値がありますからねぇ。
いまのプレミアには下位チームですら代表クラスがゴロゴロいますし、いつまでも無敗優勝を神格化してるのは現在誇れるものが過去の栄光しかないアーセナルファンくらいよ。
みなさま>
いろいろなコメント、ありがとうございます。今のリヴァプールを見ていると、ぞくぞくしますね。次はアウェイのスパーズ戦。1敗で優勝した経験があるモウリーニョと、いきなり山場です。
無敗優勝の話が出れば、あの頃のアーセナルを思い出し、ビールのジョッキを片手に語りたくなるのは私も同じです。明るく盛り上がるのならいいのですが、互いにこするようなコメントは不粋では?かくいう私も、アーセナルの無敗優勝の話題が出るたびに心に湧いてくる「ふふ。トレブル♡」という過去の栄光的な優越感をいかんいかんと慌てて打ち消し、穏やかに酒と肴とフットボール談義を愉しんでおります。
もとい、ザ・インヴィンシブルズは強かった!しかし一昨年のマンチェスター・シティはさらに強かった気もする!今年のレッズが最強かも?答えはわからない…!? といった感じでいかがでしょうか。何度も同じ話で呑めるのは、幸せなことです。
そもそも無敗ガナーズよりも翌年のモウリーニョチェルシーのほうが強かったけどね
5の人悔しいなあw
ちゃんとフットボール見たことありますか?