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首位奪回でどこまで攻めるか!?錚々たる顔ぶれが並ぶ、リヴァプールの1月補強リスト

アーセナルとチェルシーがつぶし合い、プレミアリーグ17節でついに首位を奪還したリヴァプール。本日のマンチェスター・シティ戦で勝てば、年内の首位が確定しそう…といえないのが彼らの大変なところ。29日、2013年最後の戦いは、何とアウェイのチェルシー戦です。この地獄のアウェイ2連戦をあっさり両方落とすとも考えにくいのですが、勝ち点6は難易度大でしょう。ちなみに、ここ4シーズン、年末に首位だったチームがプレミアリーグを制しているので、リヴァプールが2連勝してトップのまま折り返したら盛り上がりますね。チェルシーとマンチェスター・シティという優勝候補2チームにアウェイ勝利なら…いやいや、今週末が楽しみです。

さて、リヴァプールといえば、もうひとつ話題になり始めているのが冬の補強です。マンチェスター・ユナイテッドがアトレティコ・マドリードのスペイン代表MFコケに興味があると伝えられたり、インテルのコロンビア代表MFフレディ・グアリンがチェルシーと交渉していることを認めるなど、プレミアリーグ上位クラブでもいくつか冬の移籍の話が水面下で進んでいるようですが、はっきり「大物を獲得したい」と公言しているのはブレンダン・ロジャース監督だけ。先日、「今いる選手より明確にいい選手で、チームを助けられる選手だけを獲得したい」というコメントを残しており、スアレス、スタリッジ、コウチーニョを冬に獲得した過去実績も手伝って、彼らが1月の主役になるのではないかと思われます。

イギリスのタブロイド紙を筆頭に、欧州の主要メディアで名前が挙がっているのは、PSVのスウェーデン代表オラ・トイヴォネン、ディナモ・キエフのドリブラーで、スターリングの上をいくと期待されるアンドレイ・ヤルモレンコ、ACミランでくすぶり気味のエル・シャーラウィ、ジェラードの後釜になりうるシャルケ04のユリアン・ドラクスラーなど。なかでもドラクスラーに関しては、ロジャース監督がチャンピオンズリーグのシャルケVSバーゼル戦に足を運んでチェックしており、ドリブルもパスもクオリティが高くて遠めから狙えるという今いないタイプなだけに、ここが獲れれば最高にポジティブです。とはいえ、いくら日頃から「ディフェンスに難がある」といわれるシャルケでも、ドラクスラーだけは万力込めて守りにいくのではないかと思われますが…。チャンピオンズリーグ出場権獲得に必死なクラブのエースを抜くとなると、さすがにハードルは高そうです。

そして、シャルケVSバーゼルといえば、もうひとり話題になっている選手がおり、実はこちらが目下のリヴァプールの本命なのではないかとにらんでいます。彼の名は、モハメド・サラー。チェルシーにダブルを喰らわせ、モウリーニョ監督を慌てさせたのが記憶に新しいバーゼルのエースで、「エジプティアン・メッシ」の異名を持つレフティーです。セカンドトップもサイドもできる選手で、イアゴ・アスパスやモーゼスに物足りなさを感じているロジャース監督にとっては、大満足の1枚でしょう。彼が獲得できるのであれば、ミチュが6週間の負傷で戦列を離れ、穴を埋める選手を物色しているスウォンジーのラウドルップ監督に、イアゴ・アスパスをレンタルするのではないかと思います。コウチーニョやスターリング以上に直接ゴールに迫れるFWがスアレスやスタリッジと組んだら…考えただけでもワクワクしますね。

個人的には、今のリヴァプールはセンターMFが手薄なので、純粋なアタッカーよりそちらが先だと思います。FCポルトの心臓・フェルナンドや、ボルシアMGで視野の広いプレイを見せている、今をときめくスイス代表のグラニド・シャカあたりが獲れれば、現在アレンとヘンダーソンでまかなっているジェラードの穴は完全に埋まります。フェルナンドはイタリアのクラブからも注目されている選手だけにお金はかかりそうですが、いけるとなればサラーを放置してでもいくべし、ではないでしょうか。

というわけで、スアレスを獲得した冬の移籍をうまく決められれば、リヴァプールは相当ドライブがかかりそうですが、スアレスと同時に加入したのがアンディ・キャロルだったことも忘れてはいけません。リヴァプールは、移籍のアタリハズレが大きいんですよね。ロビー・キーンのケースなど、半年かけて札束をノースロンドンにバラ撒いただけ、という痛ーい目もみているので、獲得してプレイを観るまでは油断は禁物です。とはいえ、何かと楽しみですね。ドラクスラー、サラー、フェルナンド、トイヴォネンから2枚抜ければ大成功、といったところでしょうか。いよいよ、1月が目前です。…おっと、その前にプレミアリーグで金持ちクラブとの2連戦でしたね。彼らをのせると後々やっかい。マンチェスター・ユナイテッドの追い上げやすさも加味して、私はここはリヴァプール乗りです。スアレス師匠、ここは2試合で4~5点ほどぶち込んで、モウリーニョ先生をしばらく静かにさせておいてください。

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“首位奪回でどこまで攻めるか!?錚々たる顔ぶれが並ぶ、リヴァプールの1月補強リスト” への2件のフィードバック

  1. 緑黄色野菜 より:

    CMFだとヴェローナのジョルジーニョなんかよく噂に挙がってますね。

  2. makoto より:

    緑黄色野菜さん>
    そうですね。若い選手で、フェルナンド以上にイタリアのクラブからアプローチがあるようなので、記事から外してしまいましたが、獲れたら素晴らしいですね。

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