25試合で12ゴールではやむなし…ポールランバート監督、遅すぎた解任!
ここまで悪くなってしまえば、これはもう仕方がないとしかいえません。ポール・ランバート監督、解任。地元紙「バーミンガム・メール」に、出て行けという見出しを大々的に打たれ、45歳の若い指揮官には味方がいない状態でした。リーグ1(3部相当)にいたノリッジを2シーズン連続で昇格させてプレミアリーグに引っ張ってきた手腕は評価されるべきですが、アストン・ヴィラを率いたこの2年は、いずれも15位。グザン、フラール、デルフ、ベンテケと、中央のポジションに強豪国の代表選手を擁するクラブがここまで勝てないのは、やはりチームづくりに問題があるといわざるをえません。25試合でたったの12ゴール。先週のチェルシー戦でオコレがゴールを決めるまで、11時間ノーゴール。前線の選手が最後にゴールを決めたのは、12月20日のマンチェスター・ユナイテッド戦のベンテケにまで遡ります。自慢の3トップは、全員足してもバーンリーのダニー・イングスひとりに及ばない8ゴールです。
アストン・ヴィラの対応は遅すぎました。9月に一瞬、プレミアリーグ2位に上り詰めたのを喜びすぎて、ポール・ランバート監督との契約を延長したのが足枷になったのでしょうか。手を打つなら冬の移籍市場が終わる前でした。シンクレアを獲得したのはプラスですが、彼がそれなりに活躍したとしても、状況はさほど大きくは改善しないでしょう。
アストン・ヴィラがプレミアリーグからの降格を回避するために、手っ取り早くて有効な手段はひとつしかないように思います。「引いて引いて引いて、ひたすら縦1本のカウンター」。どんなにつないでも前線にいいパスが出せないなら、中盤を省略するサッカーに徹してはどうでしょうか。球離れが悪い選手が多い今のチームで、ウェストハムのようなパスサッカーを志向するのは時間がかかります。「点が獲れないから、攻撃の枚数と手数を増やす」ではなく、自陣にこもることで相手を吊り出し、「敵の守備の枚数を減らす」としたほうが、ゴールの期待値は高まるでしょう。
私の降格予想などは当たらなくてもいいので、アストン・ヴィラが来季もダークホースとしてプレミアリーグに名前を残してくれることを願っています。何しろ、1982年にはチャンピオンズリーグ(当時の名称はチャンピオンズカップ)を制したほどの名門ですから。(ポール・ランバート 写真著作者/NCFCQ)
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更新ご苦労様です。
ランバート監督にはヴィラは荷が重すぎたんでしょうかね、、、。
ヴィラはオニール時代は良かったですね。
このチームもプレミアに残留しなくてはならない名門です。厳しい状況が続きますが残留は後任の監督次第でしょうかね。
アストンビラは名前だけならバーンリーやレスターとは比べ物にならないほど相当豪華な面子が揃っているように思います
なので指揮官交代によって大きくチーム状況が変化しそうな気もするチームだと思います
マンサーノからシメオネに代わったアトレチコ、ホジソンからダルグリッシュに代わったリバプール(こちらは二年目が残念でしたが)のように
なので誰を選ぶか、ですね
Macki さん こーこさん>
ベンテケやヴァイマン、フラール、デルフ、グザンがいるのに15位、15位、18位ですから、言い訳のしようがないですね。それこそ、先にパーデュー監督やピューリス監督を抱えていれば、今頃真ん中ぐらいにいられたのではないかと思います。残ってほしいですが、厳しいですね…。