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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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サポーターたちの反応は…!? エヴァートン指揮官の最有力候補は、未だ腹立たしいラファエル・ベニテス!

マルコ・シウヴァ解任の後を継いだ2019-20シーズンは12位、開幕から指揮を執った2020-21シーズンは10位。プレミアリーグ58試合25勝14分19敗という戦績は、欧州5大リーグのすべてで優勝を遂げ、チャンピオンズリーグを3回制した名将としてはもの足りなかったといわざるをえません。エヴァトニアンの大きな期待を背負ったカルロ・アンチェロッティが残したものは、彼を慕って馳せ参じたワールドクラスの選手たちだけでした。古巣のレアル・マドリードからのオファーを受けたイタリア人監督が5月末に辞任した後、古豪のマネージャーの座は空位となっています。

ウルヴスを離れたヌーノ・エスピーリト・サント、かつて長期政権を築き上げたデヴィッド・モイーズなどが後任候補に挙げられておりましたが、マージーサイドのライバルを欧州の頂点に押し上げたあの監督が、就任に近づいていると報じられています。61歳になったラファエル・ベニテス。話がまとまれば、2019年夏にニューカッスルを去って以来、2年ぶりのプレミアリーグ復帰となります。

「中国を選んだのは、一強のリーグではなかったから」とチャレンジの理由を語っていたスペイン人監督は、2021年1月に大連プロフェッショナルと袂を分かち、現在はフリーです。先日、「スカイスポーツ」のインタビューに応じて、「イングランドに行きたいね。プレミアリーグの試合はすべて見ている。この国のスタイルが好きだ」とラブコールを送っており、エヴァートンからのオファーを断る理由は見当たりません。

「BBC」のフィル・マクナルティ記者によると、エヴァートンはベニテスをファーストチョイスとしているものの、ヌーノ招聘の可能性も残しているとのこと。「2007年2月のマージーサイドダービーの際に、彼がスモールクラブと言い放ったことに対して多くのエバートンファンが怒っており、ベニテス就任は議論の的となるだろう」と懸念を示しています。

リヴァプール時代に、「うちのサポーターはプラスティックの旗など必要としない」とチェルシーサポーターを煽ったベニテスは、2012-13シーズンにブルーズをヨーロッパリーグチャンピオンに導きながらも非難を収められず、暫定監督という肩書のままでチームを追われました。エヴァトニアンの怒りはいかばかりか。舌戦のターゲットは監督や戦い方に留めるべきで、クラブとサポーターを侮辱すると後に手痛いしっぺ返しを喰らうと思い知った指揮官は、今回も過去の発言を悔やむ結果になる可能性があるようです。

チェルシー時代の軋轢の再現を回避するか、リヴァプールでの実績とニューカッスルにおける人気を評価するか。チャンピオンシップ優勝以外にトロフィーがないヌーノ・エスピーリト・サントには、「プレミアリーグのTOP4争いに食い込むレベルのチームを創れるのか」という疑問がついてまわります。経営ボードがスペイン人の実績を買えば、マージーサイドの2つのクラブで指揮を執る初めての監督になります。続報を待ちましょう。(ラファエル・ベニテス 写真著作者/Дмитрий Журавель)


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“サポーターたちの反応は…!? エヴァートン指揮官の最有力候補は、未だ腹立たしいラファエル・ベニテス!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。エヴァートンをCLレベルへ引き上げられるかは、やや疑問符がありますが、就任したら10位以内のフィニッシュはあるのではと思います。ただ、経営ボードがラファを選択するのでしょうか、、、。チームの規模感を考えるとヌーノの方があっている感じはするんですよね。

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