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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ファーガソン監督引退!? マンチーニ監督の去就は? 何かと慌しい監督の周辺

イギリスのテレグラフ誌に、「サー・アレックス・ファーガソン監督が引退を考えている」「今週末、発表がある模様」という記事が載ったそうです。5月5日にBBCが「特別なこと、見るべき価値があると信じることから離れるプランは一切ない」というご本人のコメントとともに、引退は考えていないと報じていたのですが、たった2日後に真逆のニュースです。数年前から、ファーガソン監督の勇退話はこの時期の風物詩となっていただけに、今さら驚きはありませんが、実際どうなのでしょう。夏にでん部の手術をすることは決まっているようで、あるとすれば健康問題ですが、いや、この方だけはわかりません。そういえば、年末年始あたりに「モウリーニョ監督とニューヨークで極秘会談をし、モウリーニョは断ったらしい」という話もありました。きなくさい状況ではありますが、私は、願望も込めて「続投」とみます。勇退した場合の後任候補1番人気は、今年で契約がきれるエヴァートンのモイーズ監督だそうで、ブックメーカーに票が集まっているとのことですが、みなさんはこの賭けに乗りますか?

一方、こちらも解任の噂が絶えないマンチェスター・シティのマンチーニ監督。イタリアの専門誌「ガゼッタ・デロ・スポルト」に、「解任話は、イギリスのメディアの作り話。真実ではないし、危険な立場だと思ったこともない。プレミアリーグで2位なのに批判されるが、その理屈でいえば、プレミアリーグで優勝したファーガソン監督とリーグカップで優勝したラウドルップ監督以外は全員辞めなければならない」と語ったようです。うーん。事の本質は「2年連続で年明けを待たずにチャンピオンズリーグで敗退。彼ではヨーロッパで勝てないのではないか」という見方のほうにあるのではないかと思います。同じくチャンピオンズリーグで1次敗退し、世界一を獲れなかったチェルシーもそうですが、投資規模の大きいクラブは、優勝すれば賞金だけで100億円に膨れ上がったチャンピオンズリーグで稼がないと厳しい、ということですね。マンチーニ監督はいい監督ですし、その愛すべきキャラクターはプレミアリーグに必要とすら思いますが、FAカップを獲っても解任の危機は去らないのではないでしょうか。続投があるとすれば「いい監督を招聘できなかったとき」だと見ます。

「モウリーニョ監督のレアル・マドリード退任、プレミアリーグ復帰」というスペイン発のニュースに伴う壮大なパズルに、もうひとつふたつ、大きなパーツが加わるかもしれません。おそらく、すべては5月中に明らかになるでしょう。さあ、どうなることやら。冷静に、続報を待ちましょう。冷静に、ね。

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