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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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栄冠は絶対的なストライカーとともに…現地記者が「CLで勝ちたいペップが契約延長を決意」と報道!

Pep Guardiola makes decision on Man City future after agonising Champions League exit(激痛のチャンピオンズリーグ敗退の後、ペップ・グアルディオラはマンチェスター・シティにおける将来を決断)」。プレミアリーグを3度制覇しながら、ビッグイヤーを獲り逃し続けている稀代の指揮官は、来季の終わりまでの契約を延長する可能性があると伝えられています。

冒頭の見出しを掲げたのは、「ミラー」のデヴィッド・マクドネル記者。「デイリー・スター」でチーフスポーツライターとして活躍するジェレミー・クロス記者も、ほぼ同じ趣旨の記事を配信しています。

「来季で契約が切れるペップは、クラブにチャンピオンズリーグのトロフィーをもたらすと決意し、2025年まで契約を延長すると決断」「移籍金6300万ポンドで獲得する見通しとなっているアーリング・ブラウト・ハーランドに期待を寄せている」。マンチェスターのフットボールシーンに詳しいジャーナリストたちが口を揃えているということは、既にリアルな話になりつつあるのでしょう。

2016年の夏にマンチェスターにやってきたスペイン人指揮官は、バルセロナで2度も獲得したトロフィーを手に入れることができずにいました。バイエルン・ミュンヘンでは、3年連続でベスト4敗退。レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードと、母国の3強に行く手を阻まれました

マン・シティの初年度は、ラウンド16でモナコに足をすくわれました。ホームで5-3と勝った後、アウェイで3-1。プレミアリーグで32勝4分2敗という無類の強さを誇った2017-18シーズンは、クロップ率いるリヴァプールに3-0、1-2のダブルを喫しています。リーグ連覇を果たした2018-19シーズンも、トッテナムに0-1、4-3。翌シーズンも優勝候補と目されながら、リヨンとの1発勝負を3-1で落とし、3年連続でベスト8に留まりました。

ビッグイヤーに最も近づいた2020-21シーズンは、チェルシーとのファイナルで1-0と競り負け、悔やまれる準優勝。ロドリとフェルナンジーニョを外したスタメンは、今でもミステリーとしかいいようがありません。今季はレアル・マドリードに大逆転を許し、ジョゼ・モウリーニョと並ぶ歴代最多となる6度めのベスト4敗退。プレミアリーグ34試合で21失点の堅守は、残り1分から崩壊してしまいました。

ポゼッションとパスワークだけでは限界があると考え、カウンターをインストール。相手のカウンターに対応できる堅守も構築しました。ハイクロスの放り込み以外、ありとあらゆる手を尽くして勝ちにいった名将は、スペイン時代からの宿敵との対決で、ハイクロスから2失点を喫してしまいました。

国内では優位だったはずのプレミアリーグ勢に3敗、リーグアンに2敗、バイエルン時代に3回やられたラ・リーガのクラブにショッキングな敗戦。負け方は多様で、明快な弱点があるわけではありません。アーリング・ブラウト・ハーランドに期待して、契約を延長しようと考えたとすれば、その胸のうちにあるのは「原点回帰」ではないでしょうか。

あの頃のバルサのようなスペシャルな攻撃力があれば、圧勝の連続でトロフィーに辿り着けるはず。

次なるターゲットは、絶対的なストライカー、個の力で打開できるウインガー、守備力が高いアンカー、ワールドクラスの攻撃力を誇るレフトバックでしょうか。現地記者がレポートした契約延長という話の着地を見届けつつ、来季に向けた補強に注目したいと思います。


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