ポロリとこぼして罰金1000万円弱…モウリーニョ監督に、FAからのきつーい制裁!
いかにも「モウリーニョ的処分」でした。10月3日のプレミアリーグ第8節、サウサンプトン戦で、57分にペナルティエリアでファルカオが転倒したシーンについて「あれはPKだった。しかしまたしても、私たちにPKは与えられなかった。1-1という非常に重要な場面だった」と発言。チェルシーサポーターのみならず、プレミアリーグを観続けている方の多くが、「やっちゃった!」と思ったでしょう。自分たちへの批判的な物言いに、FAは敏感です。ベンチ入り禁止ではなく、「スタジアム入場禁止」としたところに、彼らのほとばしる怒りを感じたのは私だけでしょうか。
一方で、「モウリーニョ監督はPKを欲しがっていたが、スタンフォード・ブリッジでの前半は、私たちに2つのPKが与えられるべきだった」と語ったサウサンプトンのクーマン監督はお咎めなしです。このコメントは敵将に向けられたもので、レフェリー批判ではないという理屈なのでしょうが、論理的にいえば「PK2つ発言」は、モウリーニョ監督の2倍の非難とも取れます。プレミアリーグ名物「基準曖昧気分的制裁」に対抗すべく、僭越ながらモウリーニョ監督にアドバイスさせていただきますが、今後は語尾に「かもねぇ。どう思う?」とつけてみてはいかがでしょうか。
「あれはPKだった…かもねぇ。どう思う?」「FAは他の監督を罰しないが、私を罰する、かもねぇ。どう思う?」
これなら、罰金50ポンドぐらいで…失礼しました。冗談はさておき、モウリーニョ監督なき試合で、チェルシーの選手たちがどちらに転ぶのかに注目しております。「自分たちがしっかりしないと」と奮起するのか、監督の指示が入らないハーフタイムに困惑し、崩れてしまうのか。イヴァノヴィッチとマティッチの負傷など、チェルシーにとっては踏んだり蹴ったりなニュースが続いておりますが、新しい選手の起用や監督の不在といった「いつもと違う景色」が、選手をリフレッシュするきっかけになるといいなと思います。今の彼らに必要なのは、「気分転換」「開き直り」でしょう。アストン・ヴィラ、ウェストハム、ストークと続く中堅クラブとの対戦で勝利の味を思い出せば、プレミアリーグ王者は本来のポテンシャルを発揮できるようになるのではないでしょうか。
それにしても、不満を表明しただけで罰金1000万円弱という制裁にはびっくりします。年棒14億円以上といわれるモウリーニョ監督にとっての1000万円は、われわれにとっての3万円ぐらいの感覚なのでしょうが、年棒1億円の監督にも同じような額の制裁が科せられるのでしょうか。ネット広告業ならともかく、物を売る商売をしている企業にとっては、1000万円の純利益を得るには1億円~3億円の売上が必要です。この数字にドン引きしているプレミアリーグファンも多いと思われますので、FAのみなさん、こういうお金は「チケットプレゼント」などにまわしてみてはいかがでしょう。そうすれば、今まで以上にモウリーニョ人気が高まると思われますが…失礼しました。冗談はさておき…。
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更新お疲れ様です。文句で1000万ですか、管理人さんの言われる様に他の管理人さんでも同じ金額じゃ無いでしょうね。FAらしいと言えばFAらしいです(笑)ところでスタジアム入り禁止は執行猶予中じゃありませんでしたか?1年間で違反を犯したら即執行でしたよね。先日の記事で書かれてました様に、セルビアコンビは良い機会なんでコンディションを整える事に専念して貰い、新たしいスカッドで快勝して貰いたいです。
ペドロさん>
おっしゃるとおり、執行猶予付き処分のようですね。「次戦ベンチ入り禁止」とするより、実は抑止力が高いのではないかと思いました。モウリーニョさんは、次節の対戦相手を考えながら、やや守備的にぎりぎり発言をしないといけませんね。