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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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シメオネの次はコンテ⁉ イタリアのあの有名紙が「チェルシー指揮官は3月までに決まる」と報道!

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネと伝えているのは悪名高き「ザ・サン」、イタリア代表監督のアントニオ・コンテと主張しているのは誇り高き「ガゼッタ・デロ・スポルト」。どちらを信じるかといわれれば、過去の実績からイタリアのほうに手を挙げたくなってしまいます。「来季からのチェルシー監督就任で大筋合意済み」「3月までに発表される見通し」という迫力のある報道が事実だとすると、チェルシーは一躍、来季プレミアリーグの優勝候補としてその動向が注目されることになるでしょう。2011-12シーズンにユヴェントスと2年契約を結んだコンテ監督は、前年には10敗していた7位のクラブを無敗優勝にもっていった名将なのですから。

ユヴェントスを率いるまでのコンテ監督は、シエナ、アレッツォ、バーリ、アタランタといったプロヴィンチアの指導者経験しかなく、バーリをセリエBで優勝させたのが唯一のタイトルでした。当時のユヴェンティーノは、クラブのレジェンドが指揮官として戻ってくると聞いても、それほど期待していなかったでしょう。ところが、42歳の若い監督は、就任1年めからクラブを劇的に変化させました。私は、プラティニやボニエクの時代からユヴェントスの試合はマメに観ており、コンテは好きな選手のひとりだったのですが、巧みというより情熱的という表現のほうがフィットしていた現役時代のイメージが強く、彼があれほどの戦術家としてトップクラブに君臨するとは想像できませんでした。

3バックと4バックを臨機応変に使い分け、最前線の枚数も試合中にめまぐるしく変え、中にいたピルロがプレスに苦労していると見るや後ろから長いボールをテベスに直接当てさせるなど、自由自在という言葉がぴったりです。彼の就任で生き返ったユヴェントスは、以来3連覇。昨季のチャンピオンズリーグでクラブをファイナルに導いたアレグリ監督が素晴らしいのは確かですが、その前年、38戦33勝で欧州レコードとなる勝ち点102を挙げたコンテ監督が築いたベースあってこその躍進だったのではないかと思います。

シメオネVSコンテ。プレミアリーグファンとしては、どちらが来てくれても盛り上がりますが、アブラモヴィッチさんがより好みそうなのは、コンテ監督でしょう。イタリア代表監督は、秋にチェルシーを訪れて練習施設などを視察し、好感を持っていたと伝えられており、2~3人の新しい選手を獲得すればプレミアリーグで優勝を争えるチームになると確信しているとのこと。うーん、「ザ・サン」とスペインメディアの連合軍と「ガゼッタ・デロ・スポルト」の記事は、どちらも記者の作文の可能性もありますが、より具体性があるイタリアのほうが納得感があります。彼らは、シメオネ監督については候補のひとりとしながらも、「語学力の問題」「アトレティコ・マドリードと蜜月状態」「おそらくお金だけでは動かない」と懐疑的です。

コンテ監督は、2週間ほど前に、地元メディアに対して「現在世界最高のリーグはプレミアリーグだと思う。それにスペイン、ドイツが続く」と語っており、イングランドには並々ならぬ興味を抱いているようです。果たして、彼は来るのでしょうか。トップクラブの対応が冷たく、ストレスが溜まるイタリア代表監督よりも、チームづくりをまかせてもらえるチェルシーのほうが彼にとって魅力的なのは間違いなさそうですが…。(アントニオ・コンテ 写真著作者/Nicola Genati)

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