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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ピザNG、ポケモンGO禁止、早朝練習…ペップ&モウリーニョの最新動向をチェック!

昨季のプレミアリーグ優勝監督は、「勝ったらピザをおごる」と選手を煽ったイタリア人でしたが、今季プレミアリーグの優勝候補の指揮官は、「勝つためにピザを食べるな」と厳命しています。バルセロナ、バイエルン時代からペップ・グアルディオラ監督の厳しいコンディション管理は有名で、食事、BMI指数(=身長と体重から導き出す肥満判定基準)、フィットネスの状態を常にチェック。バルサ時代にシャビが「ペップの電車に乗り続けたいなら、トップフォームでいなければならない。電車に乗り遅れたら、彼は私たちを置いていってしまうだろう」と語っていますが、今はガエル・クリシーが「こういった制限をかける監督は、キャリアのなかで初めてだ。ピザや脂肪分が多い食べ物はNG。理想体重でなければチーム練習には参加できないとみんながわかっている」と、その徹底度の高さに驚いています。

その昔、「イギリスの食生活は怖ろしい。この国の人々は一日じゅう、ミルク入りの紅茶やコーヒーを飲み、ケーキを食べる。スポーツ選手が食べてはいけないものを集めた夢の国があるとすれば、ここだ」といったのはアーセン・ヴェンゲル監督でした。2年間過ごした日本での食生活が最高だったと語ったアーセナルの指揮官は、チームの食事に日本食を取り入れ、ドリンク類の糖分まで気にしながらコンディション管理をしています。ペップ、ヴェンゲルとも毎年のように大量の負傷者を出すのは皮肉ですが、勝利のためにできることは何でも取り入れ、徹底する姿勢は素晴らしいと思います。グアルディオラ監督は一方で、「コンパニがいない間のキャプテンは、お互いをよく知る選手たちが自ら選ばなければならない」としており、自発性と管理のメリハリをつけたマネジメントでチームをいい状態にもっていこうとしています。ファビアン・デルフが、「彼が実現させようとしているプレーシステムは、今まで想像できなかったものだ。興奮する。グアルディオラとの3週間で学んだことは、キャリアを通じて得てきたものを上回る」とボスをリスペクトしているのを聞くと、マンチェスター・シティのサッカーは革命的に変わるのではないかと期待が高まります。

ライバルクラブのモウリーニョ監督もまた、自らの戦術浸透と選手のコンディショニングに腐心しています。プレミアリーグ、いや、サッカー史上初となる「試合前48時間のポケモンGO禁止令」は、戦術のみに集中してほしいというメッセージ。モンスターボールよりもサッカーボールを正確にヒットすることが大事といわれれば、選手は黙ってスマホを差し出すしかありません。中国遠征におけるマンチェスターダービーでは、試合前数日にわたる集中豪雨で北京国家体育場のピッチが最悪の状態になったのをみて、「私にとって、プレシーズンマッチの結果よりも選手のコンディションが大事だ。唯一の目標は、選手が無事に帰ること」と中止を主張。長時間、体を動かせなかった選手たちを気にして、マンチェスターに戻って間もない朝6時という異例の時間にフィットネスを中心とした練習を行っています。チェルシー時代のモウリーニョさんについて、「毎年、チームを仕上げるのが早いな」と感心していたのですが、貴重なプレシーズンマッチが流れるというアンラッキーな状況に対して、臨機応変に対応しながらチームを創る姿には、心強さを感じます。

初陣のウィガン戦の後、モウリーニョ監督は、「アクセルには、10分もあれば充分だった。ポテンシャルをすぐに確認できた」「アンドレアスはタレントの宝庫だ。信じられないようなビジョンと素晴らしいテクニックがある」とトゥアンゼベとアンドレアス・ペレイラをリスペクト。とかくゴシップになりやすいマタについては、「よく練習している。彼は、私が彼をいい選手だと認識していることを知っている。このチームに彼の居場所はあるのだ。彼はハッピーを感じているだろう」とフォローし、いいムードでプレミアリーグ開幕を迎えられるように配慮しています。トゥアンセベはこの評価を喜んでおり、もっとアピールしたいと意気込んでおり、選手たちの新監督に対する評価は、ペップに負けず上々のようです。なかでもモウリーニョ体制への期待が最も高いのは、この2人でしょう。ひとりめは、相思相愛のウェイン・ルーニーです。

「彼のチームと、ここ数年で何度も対戦した。イージーだったゲームは思い出せない。それが彼の評価だ。彼のチームに勝つのはいつも難しい。戦術的に統率されたチームで、何よりも大事なのは、成功を収めてきたことだ。そういうものをチームにもたらしてくれるだろうし、彼らしいアイデアを持ち込んでくれるはずだ」(ウエイン・ルーニー)

そしてもうひとりは…イブラヒモヴィッチとどちらにしようか迷ったのですが、旬な方を優先しましょう。

「ハッピーだね。いい選択だ。モウリーニョは勝者だ。彼はタイトル獲得に向けてハードワークする。今のマンチェスター・ユナイテッドにはそういうことが必要だ。…まだ連絡はないが、いずれあるはずさ。モウリーニョはオリンピックが終わるのを待っている」

世界一のスピードスター、ウサイン・ボルトは、陸上競技からは引退してもマンチェスター・ユナイテッド入団を諦めていないようです。100メートル走の決勝から移籍市場締め切りまで2週間しかありませんが、うまく話がまとまることを祈っております。閉会式の日に30歳ですよね?以前に5年契約希望とおっしゃってましたが、単年ではダメでしょうか。ラシュフォードやリンガードが台頭してきたので、出場機会はあまりなさそうですが、ユニフォームはバカ売れでしょうね…。

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“ピザNG、ポケモンGO禁止、早朝練習…ペップ&モウリーニョの最新動向をチェック!” への5件のフィードバック

  1. おハム より:

    マンCの選手の発言から、シティは充実していて楽しそうやんけ。
    マンユーもしまってきたし、アーセナルは何してんだー・

  2. yuto より:

    シティの選手は日々の練習の充実感が伝わってきますね。
    ユナイテッドも中国での試合の中止が決まってからモウリーニョ監督によるコンディション管理の徹底がうかがえます。
    少々話題が変わりますがヤヤトゥレは練習にも参加しており移籍話もバッタリなくなりましたが、このまま残留するのでしょうかね?
    いくつか情報を探してみましたがグアルディオラ監督に関するコメントもなく気になっているネタの一つです。

  3. makoto より:

    おハムさん>
    デルフ大興奮ですね。アーセナルは、何しろ主力にお休みとケガ人が多いので、これからでしょう。

    yutoさん>
    ヤヤ・トゥレは何事もなく残りそうですね。うまい移籍先がなかったのでしょうか。

  4. モイモイ より:

    リバプールが好きですがサンダーランドの動向もお願いします!

  5. makoto より:

    モイモイさん>
    承知しました。探ります。

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