ハル・シティの新監督候補にザッケローニ!?いやいや、国内を見渡せばもっといい選択が…!
レスターがラニエリさんを連れてくる前の指揮官、ナイジェル・ピアソンさんはダービー・カウンティに決まってしまいましたが、ポチェッティーノさんの直前にサウサンプトンを率いていたナイジェル・アドキンスさんは、2ヵ月前にシェフィールド・ユナイテッド監督を解任されたばかりで、今は空いています。ザッケローニさんについては、わが国への大きな愛を以て日本代表監督として尽力していただきありがとうございます、という気持ちはあるものの、プレミアリーグの監督としては推せません。「3-4-3で大成功を収めた1997-98シーズンのウディネーゼ以来、一度も成功していない監督」なのですから。
フリット、ファン・バステン、ライカールト時代からACミランに注目しており、中田英寿のペルージャ入団後は試合を毎週観ていたこともあって、当時のセリエAについてはわかるのですが、ザッケローニ監督の3-4-3は、簡潔にいうと「無理がある戦い方」でした。説明し出すと長くなるので要点だけにしますが、「前の3人が中に集まって攻める」「相手の攻撃時にはサイドのMFが最終ラインに吸収される」システムは、中盤両サイドの2人にとてつもない負荷がかかるもので、ウディネでうまくいったのは、トーマス・ヘルヴェグというどんなに走らせても文句をいわない奇跡的なプレイヤーがいたからです。ザッケローニさんは、1998年にミラン監督に就任した際にヘルヴェグを連れていったのですが、マルディーニ、コスタクルタらCBから「複雑だ」と不満が挙がり、最後は4-3-1-2大好きベルルスコーニさんに切られてしまいました。その後理想的な3バックは実現せず、彼が築く4バックのチームは凡庸です。ラツィオ低迷、インテル微妙、トリノ大失敗、ユーヴェ崩壊、日本代表微妙、直近は中国の北京国安で低迷。ザッケローニさんの引き出しに、プレミアリーグのクラブを成功させるためのアイテムは入っていないのではないかと思います。
選手としてプレミアリーグ優勝13回のレジェンドは、勝利へのこだわりもカリスマ性も疑う余地なし。クリス・コールマン、マーク・ヒューズと3人で、イタリアブームに対抗するウェールズ旋風を巻き起こしていただきましょう。どうです?おもしろさも残留への期待値も、こちらのほうが高くないですか?私が観たいだけなのかもしれませんが。(ジャンフランコ・ゾラ 写真著作者/Hilton1949,derivative work: Sillyfolkboy)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
ハルは降格でしょ、出遅れた感が半端じゃないです
今年は、ハル スウォンジー サンダーランド が落ちると思います。
おハムさん>
私はハル、バーンリー、ボーンマスです。
プレミアは監督陣が面白いメンツが揃ってきましたよね!開幕が待ち遠しいです!
ザックは何というか勝ちを稼ぐ監督じゃ無いイメージなんですよねぇ…頭の中で描く絵は間違わないのですがそれを現場仕様に出来ず、もしくは合わせすぎて陳腐化し崩壊。この二択だと思います。
—–
じぇらーどさん>
ですね。コンテ、ペップ、マッツァーリ、早く観たいですね。
グッチさん>
昔ならまだしも、ゲームの途中のポジションチェンジが当たり前になった今では、「条件が整わないとチームを機能させられない監督」は厳しいのでしょうね。
プレミアで成功するかはわかりませんが、ザックの日本代表がワールドカップで失敗した一番の原因は、コンディション管理と思う。原さんも認めてたので。なので、ザックよりも協会のマネジメントが問題だったので、ザックの失敗例にするのは可哀想な気がします。
プレミアリーグ大好き!さん>
コンディション調整に失敗した、協会のフォローが得られなかったといいたかった監督は、いっぱいいるのではないでしょうか。コンディションさえよければ勝っていた、とはいえないなかで、結果で評価されるのは仕方がないのだと思います。私は、日本代表については「成功していない」「微妙」と、控えめな表現をしていますが、これ以上ポジティブにするのはいよいよ事実に反するでしょう。