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ビリッチ&フランク・デブール。プレミアリーグ3連敗スタートの指揮官に早くも解任の噂!

片や守備が崩壊して10失点一番乗り、もう一方は3試合で未だゴールなし。プレミアリーグ開幕3連敗のウェストハムとクリスタル・パレスに、早くも指揮官解任の噂が流れています。2015-16シーズンにウェストハムを7位にジャンプアップさせたスラヴェン・ビリッチ監督と、昨年の11月に在任85日でインテルから解任を通告されたフランク・デブール監督。より言い訳が難しいのは、10失点の前者です。ジョー・ハート、パブロ・サバレタ、マルコ・アルナウトヴィッチ、チチャリート。ボトム10のクラブのオーナーなら、これだけの戦力を補強した年には、当然躍進を期待するでしょう。ところがウェストハムは、まだ3試合とはいいながらも最下位。初戦はマンチェスター・ユナイテッドに4-0でちぎられ、チチャリートが2発ゲットしたサウサンプトン戦は追加タイムにサバレタが吉田麻也を倒してPKを取られ、チャーリー・オースティンに難なく決められて2-3。プレミアリーグに復帰したばかりのニューカッスルにも3ゴールを許し、いいところなくノーゴールで完敗しました。

「スカイスポーツ」は、1年契約のビリッチ監督について、共同オーナーのデイヴィッド・サリバンとデイヴィッド・ゴールド両氏が解任の検討に入ったと報じました。彼らのお気に入りは、先週末に戦ったばかりのニューカッスル指揮官ラファエル・ベニテス。2年前のビリッチ就任時に、ベニテスがレアル・マドリードからのオファーを受けなかったら招聘されていたといわれています。トランスファーマーケットにおけるクラブのアクションに不満を感じているベニテス監督について、記事は「未来は不透明」としており、500万ポンドのリリース条項があるスペイン人監督が動くかもしれないと報じています。

ウィンストン・リードとアンディ・キャロルの負傷、サウサンプトン戦におけるアルナウトヴィッチの退場など予期せぬアクシデントはあったものの、何しろ失点が止まらない守備を早急に立て直さなければいけません。CBは、リード、フォンテ、コリンズとオグボンナの相棒が変わり、ランジーニとクヤテを欠いていた中盤にはユース上がりの18歳デクラン・ライスが起用されていました。出遅れていた主力の復帰で、状況は改善されるのでしょうか。イギリスメディアは「インターナショナルブレイクの間に、ビリッチ留任か解任かの意志決定がなされるだろう」と伝えていますが、仮に残ったとしても、ハダースフィールド戦とWBA戦で復活の兆しがなければ厳しい決断が下される可能性が高そうです。ビリッチ監督は、9月のプレミアリーグで何としても結果を残さなければなりません。

クリスタル・パレスのフランク・デブール監督も、主力の負傷に泣かされています。昨季のこのチームは、リヴァプールからレンタルしたママドゥ・サコがいた試合は5勝1分2敗、その他の30試合は7勝4分19敗と守備に問題があったのは明らかでした。新指揮官は、古巣アヤックスからヤイロ・リーデヴァルトを連れてきたものの、期待の20歳CBはいきなりリタイア。ザハ、ウィッカム、バカリ・サコ、ロフタス=チーク、トムキンスとケガ人が続出しており、チームの骨格を固めることができない状況に陥っています。ウェストハムの3連敗がすべてアウェイであるのに対して、こちらはハダースフィールドに0-3、スウォンジーに0-2とホームでノーゴールの連敗を喫しており、事態はより深刻です。

「デイリー・メール」は、クラブ首脳陣と指揮官が話し合いの場を持つと報じていますが、プレミアリーグ初体験のオランダ人監督にはどこまで時間が与えられるのでしょうか。6節からマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーと強豪3連戦を控えるフランク・デブール監督は、その手前のバーンリー戦とサウサンプトン戦で結果を出さなければなりません。開幕戦でチェルシーに勝ち、ウェンブリーでトッテナムと引き分けと苦手のアウェイを克服しつつあるバーンリーは守備力があり、1勝2分と未だ負けていないセインツも最終ラインは堅実です。ベンテケ、パンチュン、タウンゼントとポテンシャルの高いアタッカーを持つフランク・デブール監督は、難しい相手からゴールを奪うことができるでしょうか。最も可能性が高いのは、ベンテケにロングボールを当ててこぼれ球を狙う「アラダイス式弱者のサッカー」だと思われますが、アヤックスから来た監督が最も好まない戦術だと思われます。

たった3試合で解任ゴシップとはさすがに早すぎると嘆く向きもありそうですが、問題は勝ち点ゼロという数字よりも、クオリティが低いうえにめざす姿が見えないことでしょう。厳しいスタートとなったビリッチ監督とフランク・デブール監督が、2人とも無事に9月を乗り切る姿はイメージできません。両者とも個性的でエキサイティングなサッカーを見せてくれる監督ゆえ、できれば残ってほしいのですが…。同じく3連敗スタートとなったボーンマスのエディ・ハウ監督も含め、出遅れ指揮官たちの巻き返しに注目したいと思います。

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“ビリッチ&フランク・デブール。プレミアリーグ3連敗スタートの指揮官に早くも解任の噂!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ハマーズの開幕3連敗は想像できませんでした。
    チチャリートやサバレタ、アルナウトビッチらの補強で十分脅威に感じておりました。昨シーズンも序盤は苦しんでおりましたが、解任の話が出るとこちが落ち着かないですね、、、。ゲームをチェックしていても良いところが少なくオーナーサイドは不満でしょうね。9月には早くも2人解任は現実的かもしれませんね。

  2. makoto より:

    怪我人もアクシデントも関係なしにビリッチの戦術は賞味期限切れです。
    全ての試合をあそこまで 綺麗に守られたら、メッシやロナウドがいない限り得点することは不可能だと思います。
    彼は戦術の幅が狭すぎて、初年度は結果を出すが、2年目三年目と結果が残せない 典型的で平凡な監督でした。

    —–
    Mackiさん>
    守備が厳しいんですよね。いやー。

    おはむさん>
    今季負けたら、言い訳のしようがないですね。戦力的には充分ELを狙えると思います。

  3. makoto より:

    Mackiさん>
    守備が厳しいんですよね。いやー。

    おはむさん>
    今季負けたら、言い訳のしようがないですね。戦力的には充分ELを狙えると思います。

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