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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセン・ヴェンゲルが1月始動宣言!プレミアリーグに率いてほしいクラブがあるのですが…!

「充分に休んだ。準備はできている。1月から、また始めると思う」。夏にアーセナルを離れた御大は、やはり現役にこだわるようです。週明けの22日に69歳のバースデーを迎えるアーセン・ヴェンゲルが、ドイツメディアのインタビューに応え、新たなチャレンジをスタートさせると宣言しました。「代表チームからの誘いもある」「日本になるかもしれない」と、いくつかの可能性を示唆したフランス人監督の視野に、プレミアリーグは入っているのでしょうか。1月となると、クリスマス前後に解任となった監督の後釜として契約するしかなく、可能性は限りなくゼロに近いのですが…。

ヴェンゲルさんの去就が話題になり始めた数年前から、「弱小だった名古屋グランパスを天皇杯制覇に導いたように、プレミアリーグの下位クラブを強くする彼を見てみたい」という思いが心の隅に芽生えました。パスワークを看板に掲げたエディ・ハウのボーンマスや、アグレッシブな守備を身上とするショーン・ダイクのバーンリー、ロングカウンターを徹底していたクラウディオ・ラニエリのレスターなどのように、キャラが立った魅力的なチームを増やしてくれるのではないか、と。

現在のプレミアリーグのクラブなら、おもしろいのはフラムです。セセニョン、セリ、アンギッサ、シュールレをフラットに並べてくれれば、平野、デュリックス、浅野、岡山の名古屋を思い出してテンションが上がりそうです。ミトロヴィッチの相棒には、「何でそんな選手がここに⁉」と叫んでしまうピクシーばりの大物を据えたくなります。ドルトムントのマルコ・ロイス、ナポリのドレース・メルテンスなどはいかがでしょうか。プレミアリーグ経験者から選ぶなら、迷うことなくディミトリ・パイェです。

とまあ、今年の夏までは、ときどきそんなことを夢想していたのですが、新シーズンのウルヴスやワトフォードを見て、あらためて思いました。アーセナルで、サイドのタレントや守れるセントラルMFを育てられず、守備の課題を解決できなかったヴァンゲルさんは、今のプレミアリーグでは厳しそうです。アンリやファン・ペルシといった得点力があるウインガーを、ストライカーにコンバートしたのはお手柄ですが、ウォルコットやアル・シャビン、チェンバレンなど、スピード勝負のプレーヤーは活躍できず。アーセナルで活躍したサイドアタッカーは、アレクシス・サンチェスのようにストライカーとしてもやれるタイプか、リュングベリやピレスなどパスワークとインテリジェンスが素晴らしい選手ばかりでした。

カソルラをセントラルにもっていったのも慧眼でしたが、ヴィエラやジウベルト・シウヴァが去った後は、守れるセントラルMFが育たず苦労しました。ポチェッティーノ、クロップ、ペップが次々と参入し、プレスとサイドアタック、長短のカウンターで直線的にゴールに辿り着くフットボールが主流となった今は、インヴィンシブルズぐらいの速いパスワークを再現できなければ、ヴェンゲルスタイルで勝ち続けるのは難しいのではないでしょうか。

ウナイ・エメリ監督のチームづくりを見たグーナーのなかには、晩年のヴェンゲルをくさす向きもあるようですが、ファーガソンやモウリーニョと争っていた2000年代半ばまでは、アーセナルは真の強者だったのです。時代は変わりました。ファーガソンがいたマンチェスター・ユナイテッドや御大が仕切るアーセナルのような属人的な長期政権で勝ち続けるチームは、もう出てこないでしょう。今、ヴェンゲル監督に期待できるのは、AZを優勝させたファン・ハールのようにオランダやフランスで見どころあるクラブを強化するか、仕上がっている選手をうまく動かす代表チームでの采配に限られるような気がします。チャンピオンシップのクラブを率いて得意のFAカップ制覇などというのも、ロマンがあるのですが、やらないでしょうね…。

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“アーセン・ヴェンゲルが1月始動宣言!プレミアリーグに率いてほしいクラブがあるのですが…!” への1件のコメント

  1. サンドバッグ より:

    1月復帰が既に内定しているようなコメント。
    時期的に国代表はないでしょうし、中国や中東系はイヤーン・ダメーンと全力で抗議したい所存でありますので、ヨーロッパに限って言わせてもらうなら。。。

    ベンゲルさんの次の就職先はズバリ『ニューカッスル』でずばー!!

    もはや魔術を行使し尽くして残存MPが底を付いてしまったラファさんに代わって、新たなるベンゲル政権。
    いやいや、これマジでドキムネハートビートが止まりませんわ。
    時代遅れ? はん? そんなの求心力が上回るに決まってんだろうがーっ!!
    そんな熱きソウルの鼓動を、この眼で見たいと俺の邪眼が申しております。

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