モイーズ、エディ・ハウ…現地メディアが「エヴァートンが新監督探しに入った」と報道!
「モイーズは、エヴァートン以降に何をしてきたかで判断されるだろう。彼らはエディ・ハウを望んでいない。マーク・ヒューズという話もある。エヴァートンのボードルームは、ビル・ケンライト会長派と筆頭株主のファルハド・モシリ派に分裂している。これは大きな問題だね。エヴァートンとつながりがあるといえば、ミケル・アルテタも働ける候補のひとりだろう。シティにいる世界一のマネージャーの下でやっている。最近の結果に不満なら、変化を起こしたほうがいいのではないか」
モイーズ復活は、話としてはおもしろいのですが、レアル・ソシエダ、サンダーランド、ウェストハムと、マンチェスター・ユナイテッドで失敗してからのクラブで冴えない戦績しか残せていないのが気になります。アグレッシブなプレッシングが主流となっている現在のプレミアリーグで、オーソドックスなサイドアタックを志向する指揮官が上位進出を成せるとは思えません。モイーズさんは、中小クラブを残留させることはできても、かつてのエヴァートンの隆盛を再現するのは難しいでしょう。
2016年にエヴァートンからの誘いを断ったといわれるエディ・ハウ監督は、「7節から1勝3分3敗とボーンマスで苦しんでいる今なら、オープンに話せる可能性がある」と伝えられていますが、10年率いたクラブをシーズン途中で離れるというハードな選択はしないでしょう。経営陣とペップ・グアルディオラが、他クラブの指揮官になることを容認しているミケル・アルテタは、古巣からのオファー次第。挙がっている名前のなかで、成功の期待値が最も高いのは、マン・シティ仕込みのダイナミクスをもたらしてくれそうなスペイン人コーチなのではないでしょうか。
いずれにしても、新しい指揮官が来てくれるのは年が明けてからでしょう。エヴァートンのスケジュールを見ると、プレミアリーグ14節からレスター、リヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルという厳しい相手が続いており、最悪のタイミングで引き受けてくれる気のいい監督を探すのは至難の業です。クリスマス前に解任となったとしても、しばらくは暫定監督でしのぎ、2020年から新体制という運びになるものと思われます。
2017-18シーズンのワトフォードで、解任直前のプレミアリーグ11試合を1勝2分8敗と泥沼にはまったマルコ・シウヴァ監督は、ひとたび不振に陥ると立て直しに時間がかかるタイプのようです。グディソンパークで18位のノリッジに0-2完敗というショッキングなゲームでは、アウェイサポーターに乗っかって「sacked in the morning」というチャントを浴びせるファンが続出しました。イングランドのクラブで最長の117シーズンをトップリーグで過ごしているエヴァートンは、現在の指揮官とともに窮地を脱することができるでしょうか。
メディアの視線を他クラブの指揮官に移したければ、これから当たる上位クラブを2つは倒さなければなりません。中盤のベストメンバーを固められないマルコ・シウヴァ監督が、厳しい季節を乗り切れるかどうかに注目したいと思います。
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アルテタ、ありますかね。
エヴァートン、アーセナルで言えば、エヴァートンで監督業をスタートした方が良いのかも。アーセナルではプレッシャーが大きすぎるんではないでしょうか。
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エバートンもスカッドには金かかってるし、いい選手も多いはずなんですが。
さすがにこの順位は監督の采配のせいと言われても仕方ないですね。
個人的にはファン・ハールあたりが引き受けてくれれば面白いチームになるんじゃないかなと思っています。