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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ監督解任ニュース!WBAのスティブ・クラークに続き、ついにヴィラス・ボアスも!

プレミアリーグ監督解任第4号が決まりました。サンダーランドを率いていたディ・カーニオ監督、フラムの凋落を止められなかったマルティン・ヨル監督、降格ゾーンから抜けられず見限られたクリスタル・パレスのイアン・ホロウェイ監督と同じ末路を辿ったのは、ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンのスティーブ・クラーク監督です。WBAは、昨季のプレミアリーグではロケットスタートで飛び出し、秋口はチャンピオンズリーグ出場圏内の4位を走る勢いでした。最終的には8位フィニッシュだったものの、3シーズン前にはチャンピオンシップにいたことを思い出せば、トップ10なら上出来です。

WBAを手ごわいクラブに仕立てたクラーク監督は、その手腕を評価されて今季を迎えたのですが、開幕から3試合でわずか勝ち点1。本拠地ザ・ホーソンズでサウサンプトン、スウォンジーに連敗するなど、前途多難を思わせる滑り出しでした。その後、9月末にはアウェイでマンチェスター・ユナイテッドを倒し、一時期盛り返したのですが、11月末からまたもや4連敗です。今季はエヴァートンからアニチェベ、ユヴェントスからアネルカを獲得して攻撃を強化したものの、ふたり合わせてここまで1得点と完全に期待外れ。プレミアリーグ降格ラインまで勝ち点2差というピンチに、これといったテコ入れ策なしでは解任もやむをえません。

と、ここまで書いたところで、プレミアリーグ監督解任第4号の衝撃的なニュースが飛び込んできました。トッテナムのヴィラス・ボアス監督が、ついに解任です。8勝3分け5敗の7位、首位アーセナルまで8勝ち点差という成績は特段悪いわけではありませんが、マンチェスター・シティに6-0、リヴァプールにはホームで0-5と大敗するなど、最近のサッカーの内容が悪すぎましたね。直近、アウェイで勝利を挙げたサンダーランド戦、フラム戦も、それぞれオウンゴールとミドルシュート一発でやっと勝ち越しており、相手のDFラインを崩してのゴールにはしばらくお目にかかっていません。

昨日の本ブログで、「新加入選手が多いからというエクスキュースは、4ヵ月経てばもう期限切れ」「貧弱な攻撃とDFラインの脆弱さが改善せず、マン・ユナイテッドやセインツに再度追い抜かれればレヴィー会長が動き出すかも」と書きましたが、100億円規模の大型投資をした結果がこのサッカーでは、トップがしびれをきらしても仕方がないでしょう。そういえば、マンチェスター・シティ戦の後に解任か?という報道が出たとき、「私はクラブの幹部や選手に信頼されている。数日前に幹部と話をしたが、考えていることは同じだった」と語っていたので、怪しいと思っていたんですよね。チェルシー解任直前と、言っていることがまるで一緒だったので。

後任が誰になるのか気になるところではありますが、その前に、うーん、やはり寂しいですね。「ヴィラス・ボアスみたいな気取ったイケメンは大嫌い!」といいながら、トッテナムが負けそうになったとき、彼のアップ映像を見るのが楽しみだったのですが、それがなくなると思うと…。プレミアリーグのおもしろさは、全体のレベルが高く、上位クラブの力が伯仲しているところにあります。毎週、エキサイティングなゲームを楽しむためにも、すべからくライバルには強くあってほしいです。…いや、寂しい。寂しすぎる。

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