片や罰金、片やおとがめなし!ピッチ大好きモウリーニョ監督、プレミアリーグ&CLルール違反騒動の顛末
普通に考えたら、チャンピオンズリーグの「指定されたエリア以外での指示出し」のほうが、プレミアリーグでの「プレイが中断している状況で、主審に対話を要求」よりも罪は重そうですよね。ピッチに入ったのは両方ともルール違反だとして、後者はプラスアルファのルール違反はほぼ、ありませんから。ひとつだけ違ったのは、プレミアリーグではフォイ主審からレッドカードをもらい、チャンピオンズリーグでは試合中のペナルティはなかった、ということ。これがその後の裁定に大きく影響したのでしょうね。
FAが、アストン・ヴィラ戦でのモウリーニョ監督の行為に、8000ポンド(約137万円)という結構な額の罰金を科したのに対し、UEFAのジャッジは「おとがめなし。完全無罪」です。おお、そうですか。厳重注意のような処し方も含め、何らかのアクションはあると思ってたのですが、完全スルーですか。びっくりしました。
UEFAが基本ルールを定め、その運用は各国リーグに委ねるという今の欧州サッカー界の仕組みは理解しているので、ジャッジの基準が違うことに目くじらを立てるつもりはないのですが、「ゴールシーンに監督が出張っていって指示出しするのがOK」という前例ができたら、流行りませんかね、このやり口。私が監督だったら、「同点ゴールや勝ち越しゴールのときは、ベンチに近いところでパフォーマンスしてね。守備の確認したいから」などと選手に伝えたくなります。まあ、流行ったら流行ったで次回以降はお咎めがあるのだと思われますが、相変わらずのUEFAの場当たり的な対応に、モヤモヤした次第であります。ルール違反に対して、これほどざっくりした対応をしているとなると、ついついツッコミたくなります。大丈夫ですか?FFPのチェック。
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