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話題の数ならプレミアリーグNo.1!マンチェスター・ユナイテッドの来季を巡る4つの噂

イギリス紙「デイリー・ミラー」が、ドルトムントのユルゲン・クロップ監督のプレミアリーグ参入を報じています。クロップ監督がドルトムントを出たがっているという噂は、以前からまことしやかに語られており、スペイン紙はマルティーノ監督の退任が決定的なバルセロナが契約という記事を掲載。「プレミアリーグで監督をやりたい」と公言しているオランダ代表監督のルイス・ファン・ハール氏と並んで、夏の決断が注目される監督です。

マンチェスター・ユナイテッド幹部の評価は、「攻撃的なサッカーを構築できて、キャラが立っているクロップはマンチェスター・ユナイテッドに合っている」だそうです。バルセロナの哲学の継承だの、どんな試合にも出たがるメッシをなだめろだの、何かと外野からのツッコミが多くて調整が大変そうなスペインより、権限が広くてまかせてもらえるプレミアリーグの方が、クロップ監督の性分には合っているでしょう。この話が決まれば、香川真司は喜んで残留するでしょうね。攻撃センスだけでなく、「トップ下における香川真司の守備はクオリティが高い」とまで評価している監督ですから。

さて、モイーズ監督の去就が何かと話題になるマンチェスター・ユナイテッドにまつわる噂は、これだけには留まりません。今季のプレミアリーグ開幕前に獲得するといわれていたのはエヴァートンのSB、レイトン・ベインズでしたが、「エヴラの後継者問題」は喫緊の課題です。直近で報じられているのは、セインツのルーク・ショー獲得。ご本人は、以前からのファンだというチェルシーに行きたいという意向を示しているようですが、3000万ポンド(約52億5000万円)という若手DFにしては高額な移籍金を払ってでも、マンチェスター・ユナイテッドはイングランド代表を10年は支えるであろうSBを獲りたがっていると伝えられています。

そしてお次は、複数のイギリスメディアで記事になっている、ナポリMFマレク・ハムシク。こちらは、香川真司とのトレード説が有力とされています。これは、どうなんでしょうか。マタ、香川真司、ウェルベック、さらにはルーニーと、いちばん駒が揃っているトップ下やサイドMFの選手獲得のために現有戦力を切り崩すのか、という疑問があります。こちらはやるにしても、香川真司より今季貢献度が低かったナニやアシュリー・ヤングの整理が先でしょう。

これよりも先に進めていただきたいのは、明らかに補強が必要なセンターMFとCBです。バイエルン・ミュンヘンの経営陣とグアルディオラ監督が必死に残留を勧めても、一向に新しい契約がまとまらないトニ・クロース獲得の話が現実になれば、マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては最高ですね。週給26万ポンド(約4400万円)で、既に本人にオファーがいっているというイギリス紙記事がある一方で、「代理人が何も具体的なオファーはないと発言」という報道もあり、飛ばし記事が跋扈している状況。彼がマンチェスター・ユナイテッドにくれば、4-3-3や4-3-1-2など、相手に応じたさまざまなフォーメーションで戦えるベースができるでしょう。

そしていま一つの懸案は、ただでさえ弱体化しているのに、ヴィディッチがいなくなるCBの強化。こちらについては、先日、フィル・ジョーンズが「新しい選手獲得にムダなお金を使わないで、今いる選手たちを活用してほしい」とコメントしておりましたが、来季はジョニー・エヴァンスが戻ってくるとしても、ぜひ再構築を進めてほしいと思います。クロップ監督を獲得すれば合わせ技でフンメルスがついてくる、などとなればうれしいのですが…。

というわけで、あまりの不振に、早くも来季にまつわる噂が飛び交うマンチェスター・ユナイテッドですが、監督をどうするのかが決まらないと、大物選手獲得の話も進みませんね。いやー、クロップ監督が来たら泣いて喜んでしまいそうです。ぜひ、実現していただきたいのは、「欧州で勝てるサッカー、勝てる監督」。プレミアリーグが終われば、移籍にまつわる話はさらにヒートアップしそうですが、ニュースがあれば随時お伝えします。それにしても、いいですね、クロップ監督…。

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“話題の数ならプレミアリーグNo.1!マンチェスター・ユナイテッドの来季を巡る4つの噂” への6件のフィードバック

  1. londres nord より:

    こんにちは。
    アーセナルもユナイテッドも、オーナーが米国人で、其々NFLやMLSなどのチームを所有している投資家で、チェルシーなどのオーナーと違って、長期的な視点でクラブ経営を考えているのではないでしょうか。EL出場権を獲れれば複数年契約のモイーズを1年で解雇はないのでは?
    ガナーズがFA杯獲れば、7位でもEL出場権獲れると思いますので、ユナイテッドにはエバートン戦を頑張ってほしいです。

  2. makoto より:

    londres nordさん>
    「EL出場権を獲れるかどうか」が基準ではないのではないかと思います。モイーズ監督に将来のビジョンが見えなければ、監督交代の可能性もあるのではないでしょうか。私も規模は小さいながらも経験がありますが、投資家は資金の回収に関してはむしろうるさいので。

  3. より:

    アーセナルがFAカップとってもELにでるのはハルですよね?

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    あ さん>
    FAカップ=準優勝が繰り上がり キャピタルワンカップ=繰り上がりなし
    なので、おっしゃるとおりです。

    —–
    クロップのかサッカープレミアリーグで出来んと思うけど

  5. スパーズ推し より:

    マンUにクロップが来て、香川も使われれば願ったりだな、と思いました
    (スパーズファンとしては怖いですけどww)
    ただ、クロップのサッカー、つまりはGプレスをプレミアでやる、というのはかなり厳しいと思いました
    試合数の少ないドイツに対して、プレミアにはウィンターブレイクもなければカップ戦も多く、と体力的に崩壊することが懸念されますね……

    で、スパーズひというと、ファンハールの他に、なんとアッレグリの名前が挙がってましたwww
    これはどうなるんでしょうね……
    個人的には、今のメンツにはオランダ式の方が向いていると思いますけど
    (そもそもチームにカルチョを知る選手がいない)

    とりあえず、シャーウッドは今季限りでご退任は確定のようです

  6. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん スパーズ推しさん>
    ドルトムントで今季、あれだけ選手が壊れたことを考えれば、プレミアリーグで同じサッカーをするとなると、選手層を相当厚くしなければならず、現実的ではありませんね。どう折り合いをつけるのかも含めて、クロップ監督のイングランド参入には興味があります。

    スパーズは、ファン・ハールのほうがよさそうですけど…。アレグリが成功するイメージは湧きませんね。

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