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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ヴァンサン・コンパニが、ペップのマン・シティコーチ就任のオファーを拒否した理由。

Vincent Kompany: Manchester City leave door open for coaching return after Pep Guardiola talks(ヴァンサン・コンパニ:マンチェスター・シティは、ペップ・グアルディオラの申し出の後、コーチとして戻るための扉を開けっぱなしにしている/スカイスポーツ)」
Man City legend Vincent Kompany rejects Etihad return as Pep Guardiola’s No.2(マン・シティのレジェンド、ヴァンサン・コンパニはペップの右腕としてエティハドに戻るのを拒否/ミラー)」

プレミアリーグで11シーズン、265試合18ゴール。リーグ制覇4回、FAカップ優勝2回、リーグカップ優勝4回など12個のトロフィーをマンチェスター・シティにもたらしたレジェンドは、ミケル・アルテタの役割を継ぐ有能な人材を探していたペップ・グアルディオラの誘いを断ったようです。アンデルレヒトのプレーイングマネージャー、ヴァンサン・コンパニ。2019年5月に、プレミアリーグに別れを告げたキャプテンは、プロデビューを果たした古巣に請われ、4位に終わったチームの立て直しに取り組むことになりました。

ペップがリヴァプールにじわじわ引き離され、背中を見失いつつあったとき、ベルギーのコンパニも大苦戦。最初の2ヵ月で1勝3分5敗の13位と出遅れ、順位をひとケタにしたのはクリスマスを過ぎてからでした。その頃、プレミアリーグでは、アーセナルのオファーを受けたアルテタが監督に就任。相棒を失ったペップは、レッズと25ポイント差という絶望的な状況に陥り、悲願のビッグイヤー獲得に照準を絞りながら後任の人選を進めていました。

「ミラー」「ザ・サン」によると、ペップとの話し合いに臨んだコンパニは、マンチェスター・シティのコーチというオファーを拒否したそうです。最大の理由は、現役選手としてサッカーを続けられる環境がほしかったこと。少年時代を過ごしたクラブとの契約が2年残っており、マンチェスター・シティで役割を果たせるイメージを持てなかったことも、辞退に傾いた要因として挙げられています。

マン・シティの元キャプテンは、クラブの強化のために投資までしているそうです。アンデルレヒトを国内トップに復帰させるための長期的なプロジェクトは、2年契約を延長して取り組むべき魅力的なミッション。ベルギーでトップチームの指揮を執る際に必要とされるUEFAのライセンスを持っていなかったため、監督という肩書はフランク・ヴェルコーテレンに引き渡しましたが、チーム作り、選手起用、戦術設計を担う34歳は現在のポジションに満足していると伝えられています。

「スカイスポーツ」が、コンパ二に対してドアをオープンにしていると報じたクラブが、レジェンドを迎え入れる日は来るのでしょうか。ご本人が、監督としてキャリアを積んでいきたいと考えているなら、「ペップとともに」ではなく「ペップの後に」という可能性のほうが高そうです。さて、コンパニがダメなら、次の候補は…?引き続き、マン・シティとペップの動向に注目してまいります。


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