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プレミアリーグ内での電撃移籍もある!? マンチェスター・シティの”元主力”放出予告に注目!

FFPペナルティ対策云々ではなく、あくまでも監督のポリシーとコンセプトのお話なのでしょう。 以前に「選手が多過ぎる」とこぼしていたマンチェスター・シティのペジェグリーニ監督が、選手の名前まで挙げてさらに踏み込んだ発言をしています。これから2週間弱の移籍市場で、4人の選手を放出する可能性があるとのこと。そのなかには、アーセナルが狙っていると報じられている、セルビア代表CBナスタシッチの名前もあります。

「マティヤ(=ナスタシッチ)は継続的にプレイしないといけない。私たちはコンパニ、マンガラ、デミチェリス、ボヤタと、4人のCBを抱えている。これからナスタシッチに何が起こるのか見てみよう。彼はチームにとって大事な選手だが、他のクラブからオファーがある。ナスタシッチにとって、いちばん重要なことはプレイすることだろう。マイカ(=リチャーズ)も同じだ。現在はプレイできていないので、機会を求めている。彼は契約延長を望まなかった。シンクレアとグイデッティも大事だが、私は22人の”質の高い集団”で充分だと考えている」

これは衝撃ですね。21歳のナスタシッチは、昨夏は「将来の軸」というポジションにいた選手です。昨季、ケガで長期離脱したこともあって、プレミアリーグでその能力を発揮できなかったとはいえ、たった1年で売却候補となるとは…。イギリスのタブロイド紙が仕立てたストーリーなら、笑って通り過ぎることもできますが、監督自身の重みのある発言となれば、耳を傾けなくてはいけません。それにしても、サッカー界の栄枯盛衰のスピードには、ときどき言葉を失います。

さあ、こうなると、興味は2つです。「ナスタシッチとマイカ・リチャーズを獲得するクラブはどこか」「マンチェスター・シティは、少数精鋭作戦でプレミアリーグ連覇とチャンピオンズリーグ上位進出を果たせるのか」。前者については、チェルシーのモウリーニョさんなら、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなど、CBの選手層が厚くなれば自分たちのポジションを脅かしてくるライバルには出さないでしょう。もし、チェルシーがマタを放出したように、マンチェスター・シティがお隣さんやノースロンドンにナスタシッチを出そうものなら、「絶対的に不要、あるいは相当評価が低い」ということになります。

以前にイギリス紙が報じていた、ナスタシッチを狙っているといわれるクラブは、アーセナルとインテル、ローマ。イタリアなら、CBベナティアに倍額以上の新契約を提示したといわれ、経済的に不安のあるローマより、今季こそは欧州の舞台への足がかりを作りたいインテルのほうが脈ありでしょう。マンチェスター・シティがプレミアリーグ勢には出さないとすれば、ナスタシッチの新シーズンは青黒のシャツを身に纏って、ということになるかもしれません。

マイカ・リチャーズのほうは、契約期間が残り1年で、マンチェスター・シティはさほど高い移籍金を要求することもなさそうなので、プレミアリーグの中堅クラブでも手が届くでしょう。移籍の可能性が報じられるようになった春から候補として名前が出ていたのは、トッテナム、ウエストハム、ニューカッスルなど。バーミンガム生まれで、マンチェスター・シティ一筋でキャリアを積んできた右SBは、海を渡らずプレミアリーグのなかで、はじめての移籍先を決めるのではないかと思います。

2年前まで大量の資金を投入して選手をかき集めてきたマンチェスター・シティが、プレミアリーグ最強の座を手に入れたとたんに「22人でいい」などと、上位クラブをまとめてたしなめるようなことを言われると、俄然ファイティングポーズを取りたくなります。他国を見渡せば、バルセロナやバイエルン・ミュンヘンなども少数精鋭主義。頭数が多ければ多いほどいいわけではないのはわかるのですが、冬休みがないどころか年末年始がいちばん日程が詰まっているという、プレミアリーグのタイトなスケジュールを考えると、22人ではケガ人が出たときに回らなくなりやしないかと心配です。FFPペナルティで、チャンピオンズリーグの登録メンバーは21人まで減らされているマン・シティは、どんなやりくりで今季を乗り切るのでしょうか。ペジェグリーニ監督の手綱さばきも、今季プレミアリーグの注目ポイントのひとつです。

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“プレミアリーグ内での電撃移籍もある!? マンチェスター・シティの”元主力”放出予告に注目!” への6件のフィードバック

  1. パックン より:

    モウリーニョは少数精鋭を好み、フィールドプレイヤーは20人くらい居れば良いと話してましたがペジェグリーニさんも同じような感じなんですね。確かにウィンターブレイクがなく国内カップ戦が2つあり過密ですがフィールドプレイヤーはスタメン10人、ベンチ入り6人、ベンチ外4人で十分だと考えてるんですかね。

    —–
    各ポジション2人ずつと考えれば22人というのは妥当な数だと思いますよ。
    実際それで優勝してますし。
    シティやチェルシーのようなビッグネーム揃いのチームは人数多すぎるとマネジメント難しいですからね。

  2. makoto より:

    本城さん パックンさん>
    そんな按配なのでしょうね。ケガ人が出た時に、ユーティリティのあるプレイヤーをうまく使うなどで穴埋めできればいいのですが、昨季のアーセナルのように大量に離脱者がでたときのことを考えると、各ポジションにもうひとりずつ、25人はいたほうが…と思ったりします。

  3. makoto より:

    本城さん パックンさん>
    そんな按配なのでしょうね。ケガ人が出た時に、ユーティリティのあるプレイヤーをうまく使うなどで穴埋めできればいいのですが、昨季のアーセナルのように大量に離脱者がでたときのことを考えると、各ポジションにもうひとりずつ、25人はいたほうが…と思ったりします。

  4. 青月 より:

    デミチェリスは出場試合が0となって失業寸前というよりは、1ヶ月半でアトレティコマドリーを去ったので、そもそも出場する前にシティが買い取ったって感じですかね

  5. ブルームん より:

    コメント失礼します。
    デミチェリスは失業寸前ではなかったですよ。あくまでも転売されただけです。
    当時色んなサイトでシティに興味がない人も、こんな移籍方法ありなんだ!みたいにビックリしてました。

  6. makoto より:

    初めてコメントさせて頂きます。 毎日楽しく拝見させて頂いてます。

    マンCのホームグロウンはどうなるのでしょうか? マイカ・リチャーズ、シンクレアは共にイングランド。 グイデッティもホームグロウン扱いでしたっけ?

    —–
    ブルームんさん 青月さん>
    「入団即、不必要と判断されて売却」ではなかったんですね。情報ありがとうございました。読者の方に、誤解をさせてしまうと申し訳ないので、訂正させていただきました。

    Akiさん>
    グイデッティも入ってます。現在9人が、MAXまで出すと6人になるので、その場合は22人に下から2~3人足すのでしょうね。

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