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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

CL出場禁止回避、クリバリ値下がり、メッシ退団報道…マン・シティに感じる幸運の風の気配。

「リオネル・メッシがロナルド・クーマン新監督と会談を行い、クラブを離れる意向があると伝えた」。スペイン発のニュース(あるいはゴシップ)が、世界を賑わしていますが、これまでのメディアの報道を事実として考えれば、そんな話が実現する可能性は限りなくゼロに近いといわざるをえません。バルセロナとメッシが結んだバイアウト条項は7億ユーロ(約875億円)といわれており、ビッグクラブの年間売上を超える額を払えるオーナーはいないはずです。

唯一の可能性は、話し合いによるお互いの譲歩ですが、バルセロナがジェイドン・サンチョの1億ポンドよりも安い額で退団を認めるという着地は考えにくいでしょう。プレミアリーグ参入という噂があるのは、ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティが史上最高レベルの高額移籍金を払える数少ないクラブと目されているからです。何だかんだで残留と予想しているのですが、世界を驚嘆させるビッグディールは成立するのでしょうか。事件が起こるとしてもしばらく先の話で、マン・シティが次に獲得するニューフェイスはナポリの26番なのではないかと思われます。

「ミラー」によると、カリドゥ・クリバリの移籍金を7200万ポンドに設定していたナポリが、6000万ポンド(約83億円)に値下げしようとしているとのこと。セネガル代表の後継者として白羽の矢を立てているガブリエウ・マガリャンイスの争奪戦で、アーセナルに後れを取っているといわれているクラブは、リールに支払う移籍金の増額で巻き返しを図る意向と伝えられています。プレミアリーグのクラブは早期決着をめざしていると報じられており、クリバリ売却を急がなければ、シャッターは降りてしまいます。劣勢のクラブは、禁断のボタンを押すのでしょうか。ここで下げれば、マン・シティとのディールは一気に決着となりそうです。

ナタン・アケ獲得に4100万ポンド、フェラン・トーレスに2080万ポンドを費やしたマン・シティは、レロイ・サネ、ティエリ・アンブローズ、フェリックス・コレイラを売って6600万ポンドを得ており、ここまでの収支はとんとんです。ワールドクラスのCBを6000万ポンドで手に入れられるチャンスは逃さないでしょう。2年間のCL出場禁止処分が発表された頃は、ペップもデブライネも出ていくのではないかと噂されておりましたが、スポーツ仲介裁判所(CAS)のジャッジによる「逆転勝訴」以降は幸運の風の気配が感じられます。

クリバリを首尾よく押さえ、メッシジャックに成功したら…。来季の布陣を予想してみましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、クリバリ、ラポルテ、ナタン・アケ、中盤はロドリ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、前線にメッシ、アグエロ、スターリング。4-3-3だけだと変化が感じられないですね。オプションも検討してみましょう。GKエデルソン、3バックにクリバリ、ナタン・アケ、ラポルテ、中盤センターはロドリとフェルナンジーニョ、2列めにスターリング、デブライネ、ベルナルド・シウヴァが並び、メッシとアグエロの2トップ。サイドのケアは左右のCBが担当し、フェルナンジーニョが下がって中央を固める3-5-2ですが、いかがでしょうか。

「メッシは結局、残留でしょう」といいながら、いろいろ調べているうちにテンションが上がって、フォーメーションまで組んでしまいました。マン・シティが大満足の補強となり、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドにビッグネームが加わって、アーセナルが最終ラインの強化に成功したら、独走優勝を遂げたリヴァプールは3年連続の同じ顔でプレミアリーグ連覇を達成できるのでしょうか。いや、これを語り出すと長くなりますので、本日はここまでとさせていただきます。メッシ…ないでしょう。ない。たぶん…⁉


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