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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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度重なる負傷の後、復帰間近にコロナウイルス感染者と濃厚接触…復活するのか、セルヒオ・アグエロ!?

リヴァプールが、「ファン・ダイク抜きで優勝できるのか?」という問いを突き付けられているなかで、マンチェスター・シティにも似たような疑問が湧き上がっています。「セルヒオ・アグエロがこのまま復活しなかったとしたら、プレミアリーグやチャンピオンズリーグのトロフィーを獲得できるのか?」。6月に膝を負傷して出遅れたエースは、10月17日に行われた5節のアーセナル戦が今季の開幕でした。65分までプレイした初戦は不発でしたが、直後のポルト戦でPKを決めて今季初ゴール。その週末のウェストハム戦で、完全復活が期待されたのですが、今度はハムストリングを痛めてしまい、ハーフタイムでピッチを去りました。

プレミアリーグ2試合とチャンピオンズリーグ2試合を欠場した後、11月21日のスパーズ戦でベンチに戻ってきたのですが、65分に2-0と引き離されたため、ペップは無理をさせませんでした。CLのオリンピアコス戦で12分だけプレイしたものの、トップフォームにはほど遠い状態で、またもや4試合連続で「not in squad」。12月9日に開催されたCLのマルセイユ戦で67分に復帰すると、10分後にCKのこぼれ球を押し込んでチームを勝利に導きますが、3日後のマンチェスターダービーはベンチ外となりました。

12月15日のWBA戦は14分、セインツ戦はベンチ、カラバオカップのアーセナル戦は16分、ニューカッスル戦は13分、チェルシー戦はたった4分。負傷明けの選手は、徐々にプレー時間が延びていくのが常ですが、アグエロがピッチにいる時間は少なくなるばかりでした。スタンフォード・ブリッジの決戦の前に、エースの状態について聞かれたペップは、「ニューカッスル戦では、シャープでダイナミックな動きを見せてくれた。朗報だけど、われわれは慎重にならなければならない。復帰してすぐにケガをした過去を繰り返すことはできない」と、完調になるまでに時間がかかることを示唆しました。

ペップとコーチたちは、エティハドにバーミンガムを迎えるFAカップ3回戦が復帰のステージになると考えていたようです。3度めこそはうまくいくはずだったのですが、試合の直前にストップがかかりました。今回の欠場理由は、コロナウイルス感染者との濃厚接触。ゴールが期待されていたアグエロは陰性だったのですが、10日間の隔離を強いられることになり、ブライトン戦とクリスタル・パレス戦の不在が確定しました。

マンチェスター・シティに入団してから、9シーズン連続でプレミアリーグ2ケタゴールを記録しているワールドクラスが、1月になっても5試合ノーゴールとは…。公式戦の出場時間をすべて足しても260分に留まっており、9戦2発は彼のスタッツではありません。6月で契約満了となるアグエロは、不運なシーズンを最後にマンチェスターを去るのでしょうか。半年以上、ベストの状態でピッチに立っておらず、負傷からの立ち直りが遅くなっているのが気になります。

アグエロとともに12個のトロフィーを獲得してきたクラブが、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を達成するためには、完全復活は必須条件。32歳のベテランストライカーは、いつ、どんな形でシティズンを熱狂させるのか。そして来季以降も、プレミアリーグでプレイするのか。昨年の1月12日は、アストン・ヴィラ戦でプレミアリーグ史上最多となる12回めのハットトリックを達成しており、たった1年で急激に衰えるとは思えないのですが…。


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“度重なる負傷の後、復帰間近にコロナウイルス感染者と濃厚接触…復活するのか、セルヒオ・アグエロ!?” への1件のコメント

  1. 加須屋敦樹 より:

    しれ~と戻ってきて、何事もなかったかのように ハットトリックを決める姿が目に浮かぶ

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