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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

4連覇をめざすマン・シティの必須アイテム!左サイドを活性化するグリーリッシュの復活に期待!

プレミアリーグ28節までで、19勝6分3敗。アーセナル&リヴァプールにひとつ及ばない63ポイントで、3位となっているマンチェスター・シティですが、それでも1年前よりは好位置といえるでしょう。昨季は残り10試合で20勝4分4敗。現在より1ポイント多かったものの、首位アーセナルとの差は5ポイントで、直接対決で勝っても引っくり返せないギャップがありました。

今季プレミアリーグの優勝争いについて聞くと、クロップとの競り合いを制してきたペップを本命とするジャーナリストが多いようですが、今季のスタッツを見る限りではライバルに追いつけずに終わる可能性は低くないでしょう。1年前の71ゴールは63ゴールに減り、失点28も2つ増えています。アーセナルとの得失点差は11。今までのマン・シティからは考えられない数字です。

プレミアリーグ3連覇を果たしたチャンピオンが、得点力を落としてしまったのはなぜでしょう。昨シーズンのリーグ戦で8ゴールのギュンドアンの退団が痛かったのは、間違いありません。代役として獲得したコヴァチッチとマテウス・ヌネスは、未だノーゴール。これに加えて、デブライネの長期離脱とハーランドのリタイアも予期せぬアクシデントでした。

2022-23シーズンは、28試合までで26戦28ゴール。2年めを迎えた9番は、12月から7週間の空白があり、23戦18発に留まっています(それでも凄いですけど…)。デブライネの絶妙なフィードから8ゴールを決めていたエースは、最初のシーズンでは1度もなかった4試合連続ノーゴールを記録するなど、存在感を失う試合が増えてしまいました。

主力の不在といえば、ロドリのレッドカードはウルヴス、ニューカッスル、アーセナルと公式戦3連敗を喫する要因となりました。3冠を獲得したシーズンより、苦しい状況に陥る時期が長かったものの、現在は大半の選手が戦える状態になっています。リヴァプール戦で負傷したデブライネとエデルソンも、インターナショナルブレイク明けのアーセナル戦に間に合うかもしれません。

2年連続のトレブルをめざすうえで、忘れてはならない存在がもうひとりいます。度重なる負傷で、停滞しているジャック・グリーリッシュ。昨季プレミアリーグでハーランドに決めさせた4アシストは、デブライネに次ぐ数字です。リーグ戦で14試合3ゴール1アシスト、CLで6戦1アシストと不本意なシーズンを過ごしている10番が復活すれば、得点力を高めることができるはずです。

ジェレミー・ドクは素晴らしいドリブラーですが、11月のボーンマス戦で4アシストを決めた後は、トップリーグのクラブ相手のゴール&アシストがありません。グリーリッシュの多様なプレイ選択、味方を走らせる精度の高いショートパス、ファールを誘う緻密なタッチ、カットインからのシュートは、すべてドクに負けないレベルです。

ペップのチームは、直近のプレミアリーグ7試合のうち4試合が1ゴール。この間はドクもフリアン・アルバレスもノーゴールで、フォーデンとハーランド頼みになっています。今、ほしいのは、左サイドを活性化するアタッカー。ユーロ2024に出場したいグリーリッシュが、最後に爪痕を残してくれれば、前人未到の偉業に手が届くかもしれません。

最初の注目ポイントは、アーセナル戦のスターティングメンバー。必勝のゲームで、名将は誰を前線に配するでしょうか。私の期待は、中盤センターにロドリとジョン・ストーンズを並べ、フォーデン、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、グリーリッシュが2列めに揃う3-2-4-1です。敗れれば首位との差は4ポイント。ダブルで崩れるのを待つとなると、さすがに厳しそうです。


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