コラロフ、サニャ、クリシー、ヘスス・ナバス…退団続出で一気に進むペップの世代交代策!
彼らの今季の数字を振り返ってみましょう。プレミアリーグにおける出場試合数は、カバジェロが17、サニャは3月の負傷もあって16に留まり、ヘスス・ナバスは24試合、クリシーは25試合。2月にブラボからレギュラーの座を奪ったカバジェロは、堅実なプレイで13失点に抑え、11勝4分1敗という高い勝率を残しています。5敗のブラボがチェルシー、レスター、エヴァートンに3失点以上を奪われているのに対して、カバジェロのゲームはすべて2失点以内。出場試合数ではバルサから来たGKに劣るものの、数字は明らかに上回っています。
サバレタとサニャの併用でスタートした右SBは、ペップにとって懸案のポジションでした。指揮官のオーダーは、サイドに張るだけでなく中に入って中盤に厚みを築くことだったと思われますが、両サイドのSBでそれができるのは、フェルナンジーニョとコラロフだけでした。峠を過ぎたサバレタと34歳になったサニャ、縦にしかいかないクリシーはペップの眼鏡にかなわなかったのだと思われますが、「ワールドクラスのひとりであるサンチェス相手に素晴らしい仕事をした。彼はいつもベストを尽くす」とアーセナル戦後にほめていたヘスス・ナバスは残すものとばかり思っていました。契約満了が指揮官の意向なのか選手の希望なのかはわかりませんが、彼もまた、サイドアタッカーとしてもSBとしても求めるタイプではないのかもしれません。それにしても、右サイドを守れる選手を一気に3人放出するとまでは想像していませんでした。
主力に30代が12人いたペップのチームは、あっという間に7人まで減りました。残っているのは、ブラボ、コンパニ、コラロフ、フェルナンジーニョ、ヤヤ・トゥレ、ダヴィド・シルヴァ、ノリート。さらに放出があるとすれば、プレミアリーグにフィットしていないブラボ、サネとガブリエウ・ジェズスに押し出されたノリート、そしてヤヤ・トゥレでしょうか。代理人とペップの確執の影響で3ヵ月出番がなかったヤヤ・トゥレは、ギュンドアンの負傷もあってアンカーのポジションをまかせられると、25試合に出場して5ゴールをゲット。技術とパワーは衰えを感じさせないのですが、スピーディなパスワークを生んでいるとはいえず、夏に出ていくという噂が絶えません。
ガブリエウ・ジェズス、サネ、アグエロ、スターリング、イヘアナチョ、ダヴィド・シルヴァ、デブライネと前にはタレントが揃っているマンチェスター・シティが、後ろのポジションの強化に成功すれば、手がつけられなくなりそうです。カスパー・シュマイケル、ケイラー・ナヴァス、ボヌッチ、コラシナツ、ファビーニョ、キミッヒ、チェンバレン…のの夏は、どんな新戦力を補強するのでしょうか。来季は無冠に終わるわけにはいかないペップの改革に注目したいと思います。(ヘスス・ナバス 写真著作者/joshjdss)
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1度にこんなに退団発表があるとは!!
すでに1人くらい獲得が決まってる選手がいてもおかしくなさそう
前線が若返りしたので次は後ろですね
ジェズスは予想以上に早くフィットしましたがサネは結構時間がかかりました
来季こそタイトルを取って欲しいですが不安が大きいですね
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シティふぁんさん>
裏でがんがん動いてるでしょうね。来季はまったく別のチームになるのではないかと思います。